車検のご案内

整備工場から一枚のハガキが来て、今年はEK9シビックRの車検だったことを思い出す。納車されて以来、車検と法定12ヶ月点検における重要整備(ブレーキマスターシリンダー/ブレーキキャリパーのオーバーホール、ブレーキホースとデスビキャップ・ローターの交換)の施工周期を構築した結果、ようやく四年毎のサイクルを回せるようになった。

【作業周期】
2015年12月:ホースとローター×
2016年12月:マスターシリンダー、キャリパーOH
2017年12月:なし
2018年12月:なし
四年で一サイクルとなり、2019年になれば一行目に戻り、二年掛けて重要整備を行うように設定した。このサイクルパターンにおいては、純正パーツが欠品になっても問題が起きないようにしている。

2017年の車検、2018年の法定12ヶ月点検は何も行わない予定なので、これまでのようなウン十万円もの整備費用は抑制できる。その代わり、見た目を整える作業を依頼するとか、ストック部品代に回すといったことが考えられる。となると、わざわざ遠くの整備工場まで行く理由はあまり見当たらず、近所のホンダディーラーで間に合う。近々オイル交換でディーラーに行くし、そのときに車検ネタを話に振ってみるのもありか。

「車いじりが好きなら、ユーザー車検のほうが安く済む」とか「ディーラーは高い。ガソリンスタンドで安くやってくれる」と金を使わないことこそ正義のように言われたことがあるが、旧い車を現役で乗り回していると、少々事情が異なってくる。個人で対処できることは限界があり、何かしらのバックアップを持っておかなければならない。これが整備業との縁というもので、早い話が金を使うことで成り立ってくる。安く済ませようと何もしない一見さんと、多くの整備を依頼してきて金をたくさん払う常連さんは、整備業にとってどちらがおいしいか。縁だけでなく、場に出向いて顔を突き合わせて相談する、コミュニティ能力も必須。

警告ステッカーの貼付

いつの間にかフューエルリッドの内側には細かいステッカーが貼られており、ガソリン蒸気に晒されることから汚れが溜まりやすい。

清掃前のフューエルリッド

給油はENEOSがメインとなっているからか、ヴィーゴのステッカーが貼られ、Dr.DriveのMマークは洗車サイズの表記だ。薄汚れているので、まずは剥がしてしまい、ついでにブレーキクリーナーで油分を落としておく。

フューエルフィラーコーションラベル

先日、EK9シビックRの部品購入に併せて、こんなステッカーを買っておいた。17669-PRC-000 ラベル,フューエルフィラーコーション、1枚140円。無鉛プレミアムガソリンが指定燃料がハッキリ記載され、ついでにガソリン以外の給油に対する、故障や火災に対する警告文が今時の世の中(=軽自動車だから軽油を入れる、一番安かったから軽油を入れるようなアレ)を反映しているような気がする。

清掃後のフューエルリッド

警告ステッカーを貼り付ける。汚かったフューエルリッドの内側がきれいになり、存在感のある警告ステッカーのおかげからか、ずいぶんと引き締まった。ちなみに、本来貼られていたオレンジ色の無鉛プレミアムのステッカーは、あまりに強力に貼りついていたことから、剥がすことなく上から警告ステッカーを貼り付けた。

きれいになっているのは今だけのことで、しばらくすればENEOSのステッカーが貼られることになるだろう。

快適号のパーツ移植その1

レカロシートの残骸をゴミ捨て場に運び出し、引き続き部屋の環境を元に戻しているところだ。

さて、BRZで快適生活さんから送られてきたMail BOXには、たくさんの部品だけでなく、緩衝材としてシートカバーだけでなく、フェルトシートが含まれていた。防音や遮音に効果があるようで、トランクの底板に敷くとカタカタ音や騒音低減が期待できるという。調べてみると『ニードルフェルト』という名称で、ロール状になったものが販売されている。

テールランプユニットのパッキンを交換し、ルーフモールのクラックを埋めたところで、大雨に見舞われるとスペアタイヤ置き場が相変わらず金魚池になるという、EK系シビックならではの持病を抱えている。そんな状態でフェルトシートを敷くと水気を長らく含んでしまい、錆やカビの原因になってしまう。その一方で、フェルトシートの騒音低減効果は知っておきたいわけで、雨漏りの悪影響を受けにくい方法を考えて、試用してみることになった。

EK系3DHのスペアタイヤリッド

トランク内に設置されている、スペアタイヤリッド。コルクボードで湿気に弱く、雨漏りのシミが広範囲に広がっている。幸いにもカビは発生しておらず、状態はそこそこいいはず。カーボン製のスペアタイヤリッドなんてあれば、購入を考えそうだ。

フェルトシートから型を取る

フェルトシートにスペアタイヤリッドを敷いて、型を取る。厚めのシートなのでカッターナイフが役に立たず、裁縫用の大きなハサミでないと切断することができなかった。

防音効果を探る準備、完了

加工完了。横部分を少し短めにすることで、コルクボードが先に浸水するように配慮してみた。スペアタイヤリッド、加工したフェルトシート、トランクフロアマットという順番で設置し、さっそく試走してみる。

トランク部分から侵入してくる騒音は、排気音、風切り音、タイヤからの音だろうか。それらの音が混ざって、キンキンとした高い耳障りな音がけっこう大きかったのだが、フェルトシートを敷いてからはずいぶんと低くなっている。防音効果は確かにあるようだ。今回は一般道での短距離テストに留まったが、近いうちに高速道路でのテストを行ってみたい。

Mail BOX

1970年4月、アメリカで行われた三度目の有人月飛行となるアポロ13号は、酸素タンクの爆発により月面着陸ミッションを中止、数々の危機を乗り越えながら無事に帰還した。

船内環境を維持する電力、生きるための水といった物資が足りない一方で、二酸化炭素が増え続けて困るという問題が起きていた。

救命ボートとして避難していた月着陸船は、本来は船長と月着陸船パイロットの二人が過ごすように設計されていたが、そこに司令船パイロットが追加されたことで船内フィルターが二酸化炭素をろ過しきれず、次第に濃度が上昇して二酸化炭素中毒の恐れが出てきていた。予備のフィルターは用意されていたが、形状が異なりそのままでは装着できなった。

アポロ宇宙船の空気清浄機実物

2014年の幕張で行われた宇宙博において、展示されていたアポロ宇宙船の二酸化炭素除去装置。右側の四角いフィルターを左側の円筒形のブラケットに装着しなければならないが、物理的に無理な話。

どうにかして接続しないと、二酸化炭素の濃度が上昇し続けていることから、このままでは三人の宇宙飛行士が窒息死してしまう。そこで接続方法を考えることになり、しかも使える材料は船内にあるものだけ…という条件だった。

NASAのミッションコントロールセンターで対策検討

NASAのミッションコントロールセンターで、完成した応急用フィルターを手にする管制官たち。地球上では出来上がったものの、宇宙に持っていけるはずがない。そこで、NASAから三人の宇宙飛行士に対して作成手順を声で一つひとつ指示し、船内で組み立ててもらうことになった。

月着陸船内での組立作業

船内の備品を流用して、応急用フィルターを組み立てているところ。材料は司令船用のフィルター本体、ビニール袋、粘着テープ、靴下、宇宙服用のホース、フライトマニュアルのボール紙など。写真の人物はジャック・スワイガート司令船操縦士で、危機的状況の中でも、どこか楽しそうなのが興味深い。実際、完成した際はドヤ顔で「わが日曜大工的、水酸化リチウムカートリッジ、完成」と報告を入れたそうだ。

月着陸船に装着されたフィルター『メールボックス』

月着陸船の壁に装着された、応急用フィルター。出来上がったフィルターを、宇宙飛行士たちは「メールボックス」と呼んだ。映画アポロ13内での再現では、帰還中に突如発生した問題の一つとして扱われていたが、実際はトラブルが起きて月着陸船に避難した時点で、ある程度予測されていたようで、慌てて準備する様子は映画上の演出とのこと。

2017年4月後半、あるEK9シビックRが、余命宣告を受けた。EK9関係のブログでは大手の一つ「EK9で快適生活(現、BRZで快適生活)」のシビックで、フロアパネルの錆でサスアームが外れる寸前にまで陥っていた。この一件はEK9乗りではかなりの反響があったようで、私も慌てて再チェックを行ったほど。錆びた部分はEK系シビックでは弱点の一つで、現車でも錆が発生していた。防錆剤を塗布しても安心できず、常にチェックし続けなければならない部分だ。

私はEK9で快適生活の読者だったし、そしてEK9で快適生活の管理者様も当サイトの読者だったわけで、この一件からメールのやり取りが始まる。その中で、EK9で希望するパーツがあれば譲りたく、有効利用してもらえないか?という流れが起きた。ネジ一本すら扱いが難しくなりつつあるEK9だけに、この提案を万々歳で受け入れた。

メールボックスその1

届いた巨大な箱には、大小様々なパーツがぎっしりと収められていた。ここのところのレカロシートネタを心配して、シートカバーまで送ってくれたのはありがたい。

メールボックスその2

二つ目の箱には、僅か5万キロで外されたという純正脚。既に現車のリアショックは防音ゴムが失われて異音が発生しているし、フロントショックに至ってはラインオフから19年25万キロに渡って使い続けているため、いい加減リフレッシュしたいと思っていた。部品の性格上、後々一旦バラして、抜けや損傷がないか再チェックだ。

月を目指している中で、部品問題を少しでも解決するための重要な『メールボックス』となった。アポロ13号のような帰還中のことではないが、月絡みで遠方からの解決策がやってくるなんて、似たような出来事が起きてびっくりしたし、本当に助けられた気分だ。ボックスに詰まった一つひとつのパーツをチェックして、有効活用していきたい。

ありがとうございました!>BRZで快適生活管理人様

セルモーター、リビルト品入手

合計三年ほど掛けて集めた、リビルト用のコアたち。中でも現車に装着されているセルモーターは、ときどき弱々しい回り方になることがあり、この先の猶予はあまり残されていないような感じだった。記事をアップしてから物事はあっという間に進み、リビルト品に入れ替えることができた。

リビルト前のセルモーター

リビルト前のセルモーターがこんな具合だった。油汚れや粉塵まみれで汚い。現車のセルモーターがダメになったとして、この予備品に交換したところで、どうせ長くは持たない。前所有者のEK9シビックRにおいても、長期間に渡って酷使されたことは間違いないためだ。

リビルト後のセルモーター

そして、リビルト後のセルモーターがここまで変貌。汚れは完全に落とされて、装着するのがもったいないほどの美しさ。自動車部品に限らず、きれいな機械部品は単体で飾っても絵になり、まさに当てはまる。

先の記事で書いた「対個人でも販売してくれるリビルト業者」とは、有限会社大光サービスだ。メールだけでのやり取りながらも、返信がとても早く、時間を要することなくリビルト品を購入することができた。製品情報を見ると、B型エンジン乗りとして特に目を引くのがデスビ。もちろんEK9シビックR用もラインナップされており、ウィークポイントをカバーできる強力な味方そのもの。

購入したリビルトセルモーターは、予備品として転がさずに装着する。ただ、少し間が空いて11月以降の見込み。というのも、月まで残り1/3(ODO:256,266km以上)となったところでの交換はキリがいいし、10月の休日はシビック関連以外の予定が全部入っているので…。

というわけで、到着して開封チェック完了!ありがとうございました。>T様、M様

カバー手配

引き続き、崩壊してしまった運転席のシートをリフレッシュするため、準備を続けているところだ。内部ウレタンの崩壊以上に困っていたのが、布地の消耗。乗り降りの度に布地と服と擦れ続けて19年、布地は摩耗して薄くなってしまい、縫い目は切れてくるし、そりゃ穴も開くか…。ただ、中古車として入手した2007年の時点で、多少ばかり毛羽立っていた印象があり、消耗そのものは、早いタイミングで始まっていたのかもしれない。

ドナーとして入手したシートは布地がしっかりしており、なるべく長く持たせたいのは当然のこと。となると、シートプロテクターやシートカバーといった、上から被せるタイプのものが思い浮かぶ。シートバックや座面のサイドサポートはセミバケットシートという構造上から摺れやすく、例えばブリッドではプロテクターパッドが純正オプションとして販売されている。ではレカロはどうか。どうもレカロ純正オプションはフルバケットシート向けが中心らしく、代わりによく見つかるのが社外品で、ピンからキリまで大量に売られているようだ。

これは良さそうだ?と思って、製品情報をよく読んでみると「タイプR不可」と注意書きがあったりして、選定は地味に困難だった。それでも探せば見つかるもので、ようやく目処がついて発注し、到着。

座面用サイドサポートカバー

座面用のサイドサポートカバーだ。赤いカバーなので、後付感がなく見た目の印象は変わらず。ちょうど部屋内でドナー用のシートがバラバラになっているので、予め装着してスタンバイしておく。もちろんシートバック用のサイドサポートカバーも入手しているが、こちらはシートの組み立て作業が進まないと装着できないので後回し。

具合が良さそうなら、同じく崩壊が始まりそうな助手席側用にも購入することになるが、安価ではないのが辛いところ。

清掃作業

現在、EK9シビックRの運転席には大きな穴が開いており、ついでに度重なる乗り降りで、レッグサポートのウレタンが崩壊している。見た目だけでなく、超長距離運転の時には腰への負担が増していることから、なんとかリフレッシュしていきたいのは山々だが。

まず左右のシートの統一性を保ちたい。運転席側だけ別のシートに入れ替えるまでは踏み切れず、かといって両席を同時に交換すると、非常に金が掛かってしまう。アフターパーツとしてのレカロシートを装着すると、シートレールから交換となり、しかも車体外側に向かって若干オフセットされ、これがどうも気に食わない。そして何より、初代タイプRは純正レカロシートが売り文句の一つだったことから、なるべく純正状態を維持したいというのがある。これらの背景から、今回もまた解体された車体をドナーとして扱い、ニコイチ、移植ネタになるのだった。

EK9用レカロシートの分解

取り寄せたレカロシートは比較的具合が良く、ウレタンの型崩れは無く、悪臭は感じられなかった。それでもどういう扱いをされていたかは分からないため、ひとまず分解して洗浄することに。座面とシートバックを切り離し、ついでにウレタンを覆う布地を分離し、プレデターのワンシーンのようにする。そしてひたすら、布地の拭き掃除だ。あっという間に黄色く変色した雑巾から察するに、喫煙車だったのかもしれない。

作業としては、現車の運転席を分解し、損傷したウレタンや布地を交換、元に戻すという流れ。シビックR純正の運転席用シートは状態の良くないものが多いのに、高値安定。新車外し級になると、恐ろしく高価になってしまう。多少の手間隙を掛けることで、費用を抑え込む方法を採った。

コア集め

経過年数と総走行距離が重なり続けながらも、シビックRは毎日の通勤買出し車として使っている。突然の故障で走行不能に陥ると、生活サイクルが全く成り立たなくなる。それを避けるために、日ごろの整備やパーツのストックは過剰に行ってきたところだが、エンジン補機類…オルタネーターやセルモーターになると事情は少々複雑になってくる。

補機類はリビルト品が存在し、新品純正に比べて安価に購入できるが、入手は厄介な代物だったりする。よくあるのが、整備工場やディーラーといった法人取引オンリーで、対個人の取引は行っていないところだ。いわゆるプロ向けリビルト品になると、整備先に入庫してから、トラブルの状況調査、リビルト会社への部品在庫確認、発送、整備という流れで、復帰までは最短でも一週間レベルになってしまう。先述したように、車は毎日使うものなので、突然の入庫でタイミングよく代車があるとは限らないし、あったとしてもレンタル料は高額になりがちなので、なるべく避けたいところ。

探してみれば、対個人のリビルト品販売を受け付けているところもしっかりあり、こういう企業は本当にありがたい。しかし、トラブルが起きてから、慌てて在庫を問い合わせても希望のタイプがあるとは限らず、あったとしても購入から交換まで、やはり数日は要する。予め手元に余分な補機類を揃えておき、資金に余裕があるときにリビルト品を購入、ストックは返却用コアとして即返送してしまえば、万全な備えになる。そんな背景から、コツコツとコア集めを続けて三年経過。

リビルト用の返却コア

ようやく揃った。左から、デスビ、セルモーター、クーラー用コンプレッサー、オルタネーター。このうち、デスビはタイミングライトと共に純正新品を靴箱に置いて、いつでも持ち出せるようにスタンバイしており、オルタネーターは2015年1月の200,000kmでのタイミングベルトの交換の際、一緒に交換している。未交換なのがセルモーターとクーラー用コンプレッサーで、特にセルモーターは弱々しい回り方をすることがあり、なるべく早いタイミングでリビルト品を手配したほうがよさそう。まずは在庫状況と見積もりの問い合わせからだ。

エコタイヤで低燃費?

昨日のドライブは、総合燃費が17.2km/Lと上々の数値だった。意図せずに出た、17.2という数字にマジか…!と驚いたほど。

まず4時前の出発の時点で、外は28℃の気温とジメジメとした熱帯夜だ。じっとしてても汗が出てくるほどなので、シビックRを駐車場から動かし始めた時点で、エアコンをON。そのまま首都高、外環道、関越道を走り抜けていく。R299に入ってからは、今度は雨に見舞われ、窓が曇るのでやはりエアコンは入れたまま。エアコンなしの窓全開で走ったのは、清里高原周辺だけ。

昔なら総合燃費を少しでも良くしようと、長距離走行のときはどんなに暑くてもエアコンは使わなかった。ただし、その代償として熱中症に陥ってしまった経験から、体調を崩してまで目指す数値ではないわけで、以後は積極的にエアコンを使うようになる。しかもその後の追跡調査により、エアコンを使ったところで燃費の悪化は-2km/L程度に留まることも判明しており、価格的な差は僅か100円少々。暑さと脱水から逃れようと水分を購入してしまえば、その時点で相殺されてしまう。

殆どエアコンを入れっぱなしにしたまま、高原や峠に向かっていくつもの坂を上り下りし、エンジンの回転数を上げてワインディングも楽しんだ。中央道の渋滞にはまり、合流区間では強い加速を行った。燃費を良くすることを全く考えていなかったところに、17.2km/Lの数値は驚愕だ。燃費が良くなっている要因は、やはりYH ADVAN FLEVA V701…エコタイヤの特性によるものかもしれない。

エコタイヤは転がり抵抗が低い。高速道路ではアクセルを緩めても、スピードを保ったままスルスルと長く走れてしまうし、エアコンを使ったままの街乗りでも、軽々と動き出すのでゼロ発進がかなりラクになっている。そういえば、山の下り坂ではエンジンブレーキとフットブレーキをしっかり扱わないと、減速が間に合わなくなっていた。

こうなってくると、涼しくなってくる秋口以降のドライブが楽しみになってくる。夢の20km/L台に突入できるか、あえて狙ってみるのも面白そう。ちょっとした工夫で、大きく異なる結果を出してくるEK9シビックR、まだまだ飽きることはない。

20th Anniversary

TRY!
HONDA RACING SPIRIT
CIVIC TYPE R

今から20年前の1997年8月22日、Hondaはクルマ作りの原点でもあるシビックに、エンジン、ブレーキ、サスペンションをブラッシュアップし、ボディの補強と軽量化を行ったタイプRを設定。より多くの人に、身近な価格でレーシングスポーツを味わい、走る歓びを存分に楽しめるようなコンセプトを持って、販売がスタートした。

EK9 CIVIC TYPE R

スポーティーグレードのSiR系をベースに、サーキットで存分に走り回れるよう、ボディ鋼板の板厚をアップし、サスペンション取り付け部分の強化を行い、ねじり剛性を35%向上させている。鋼板の板厚アップは、大きな開口部となるリアハッチ周辺を中心に行われ、最低でも1mm厚、最も厚いところで1.6mmとなった。

B16B

1600ccで185ps、リッター当たり116psを発揮するB16Bエンジン。DC2インテグラタイプRが1800ccでリッター当たり112psだったことを踏まえても、さらに高出力化されている。ちなみに、1600ccを維持したままでも200ps台が狙えたそうだが、シビック=誰でも走らせやすいという性格を持たせることから、高出力を目指しつつ下のトルク太らせるという難関なチューニングを施していた。

走行会モード

私のEK9シビックRの場合、初度登録年月は1998年5月になるので、車齢20年を迎えるのは来年。とはいえ、初代シビック タイプRとしてデビューから20年が経過し、とうとうネオクラシックカーの仲間入りを果たした。現役で走り回っていることから古さを感じさせないが、現実は0歳児が20歳の成人を迎えるのと同じ時間が流れている。

費用を無視し、過剰ともいえるリフレッシュ作業を繰り返したことで、二代目オーナーとなった2007年当時と比べても上々のコンディションを実現することができた。それでも月(=384,400km)に到着するまでは、四半世紀を越えても走り続けなければならない。

「部品が無い」と言われて久しいが、余裕を持って月に達するには、なんとかなっている今がチャンスだ。コンディションが良くても浮かれることなく、僅かな前兆でも早めの対処を行い、部品の継続的なストックを心がけたい。