なんだかんだで、二ヶ月近くに渡り、厳しい業務条件が揃っている現場監督が続いていた。上司からしてみれば、私がこのポジションに納まっているほうが何かと好都合らしく、別ポジションの現場監督を眺めていれば納得できてしまうのが少々アレ。
「報告」「連絡」「相談」(ホウレンソウ)は重要かもしれないが、私個人としてはあまり考慮していない。というのも、現場監督ということで、一応は担当している箇所の責任者だからだ。何かが起きれば自分で考え、自分の判断で決める。いちいち上司にお伺いを立てていては、現場監督というより、ただの取次ぎ屋、電話交換手みたいなものだ。状況が全くつかめない修繕業務だからこそ、常に考え続け、柔軟な対応力が求められている。それができず、突発的なトラブルが発生すると、パニックに陥る名ばかり現場監督がゴロゴロいるから情けない。何もかもホウレンソウをやっていては、責任を上層にどんどん丸投げしているようなもの。トラブルが起きても「いや、ワタシは報告しました」と言ってしまえば、報告を受けた方が叩かれるし、とりあえずは逃げることができる。
ここ最近、ホウレンソウを徹底しすぎて、途中で内容が立ち消えになってしまう例が増えてしまい、物事の決定がスピーディーではなくなってしまった。結局は責任を取りたくないから決められない人があまりにも多く、限られた時間がどんどん減る、効率的に仕事ができない…とネガティブな条件が揃い過ぎている。脱個性かつ、社員には思考を持たせることなくロボットのように働かせるのが組織の方針らしいが、その一方で、貴重な技術力や問題の解決策を大きく失っていることに気付いているのだろうか。
現場監督という立場ながら、現場の人間に対してアレコレ指示を出すことはやっていない。基本的には現場任せで、何か相談されても、拒否はしないようにしている。相談してくる人は大抵自分なりの答えを持っており、最終決断の一押しを待っている状態だからだ。ミスを見つけても注意に留めるし、説教なんてまずしない。そんな方針で、現場からの私の評価は不明だが、トラブルや問題が起きることはなく、概ねスムーズに業務が遂行しているのは確かだ。










