いつものように、EK9シビックRの部品探しでオークションを覗いていたら。

後期用センターパネルの出品ページに辿り着く。8年前に2DIN化した際、このパネル部分は安価ではないが超高価ではなく、現存数の減少に応じた希少価値が出始めた価格だった。
2DIN化したレポートにも記載しているが、EK9後期用の純正パネルが20,000円、さらに部品取りとしてEK3後期用も入手しており、こちらは8,500円。
それが2023年現在では30,000円だとか、40,000円、50,000円というけっこうな落札額が記録されている。8年前の作業後、EK3用の純正パネル等の残った部品は全て普通ゴミとして処分しているが、再出品しておけば少しはリカバーできたかな?と。いや、8年でこの程度の値上げでは投資効率としては悪く、入手した純正部品の再放流しない方針なので、どうでもいいが。
続いて商品説明を読む。

『EKシビック前期を2DIN化するために必要』…?なるほど、トドメの一言。
このトドメの一言で検索させ、恐らくウチで公開している2DIN化のレポートページを読ませるか、既に当レポートを読んでいて、自分の前期型も2DIN化したい!というそれぞれの需要に応じ、入札されやすくするための、一種の工夫かもしれない。
前期型のEKシビックを2DIN化する、文としては極めて短いが、その実態は当レポートページのような流れになり、基本は「面倒」「難しい」という第一印象らしい。単純にパネルを入れ替えるだけの見た目カスタムならともかく、エアコンからオーディオまで全てを完璧に機能させるには、工数が非常に多い。
しかもこの出品されているパネルの写真をよく見ると、エアコンの操作部分にAUTOの文字がある。後期型ではオートエアコンが設定されたことから、本当にこのパネルを使って2DIN化するなら、オートエアコン用のハーネスを別途探さなければならない。オートエアコン機能付きの後期型パネルを入手し、当レポートを参照しても、ハーネスが微妙に合わずに計画中断の危険性すら漂うという、非常に厄介な罠となってしまう。
引き続き、落札ログを眺めてみると、これまた興味深い部品が出品されていたようだ。

エアコン関係のパーツ一式。これなら、エバポレーター内の温度センサー、使用する各種ハーネスとブロアモーターの回転数を切り替えるトランジスタ、吹き出し口を切り替えるモードモーターと313リンクアームが全てまとめて入手できた。これだけ揃っていながら安価に落札されていたのだから、本当の掘り出し物だ。

ここにも『前期の車を後期化する場合に必要』という一文がある。出品名と商品説明欄には、エアコンのコントロールユニット用ハーネスの部品番号まで記載されている。

レポート内にも該当する部品番号を記載しており、ついでに入手するまでに苦労したことを少々書き加えていた。そんなレアな部品が付属しているから入札求むという、出品者側の狙いだろう。
車種メーカー問わず、維持の参考にしていると連絡が入ることがあり、なぜか整備業界や自動車会社というプロまで定期チェックしているようだ。いわゆる個人のホームページであることは間違いないが、少なからず世間に影響を及ぼしているのかもしれない。
前期EK9の2DIN化及び、純正後期マニュアルエアコン仕様車においては、パーツリストと回路図から必要な部品を割り出すことで、オートエアコン機能を付与できる可能性がある。とはいっても、そもそもクーラーの効きは微妙であり、一方でヒーターは強烈、そして室内温度が変わりやすい環境ゆえ、オートエアコン機能はあまり役立たないかもしれないが。
以上、電装関係やパネルを揃えたところで、まだ足りない。ダッシュボード裏側に装着するダクト、ダッシュボード内部のフレームも必要になってくる。これらは後期用ダッシュボード一式で出てくることがあり、これがあれば難易度は大きく変わる。