MT車を運転するなかで、追求し続ける永遠のテーマは「シフトチェンジする際、相乗りしている者の頭を振らせない」「同乗者が気づかぬうちにシフトチェンジする」といったものがある。MT車の運転は、EK4シビックSiRから数えればもう少しで15年になるところだが、ふとした拍子にしくじることがある。
究極のシフトチェンジは、タクシードライバーだろうか。近年はMT仕様のタクシーが減り、丁寧なシフトチェンジを実感しながら乗る楽しみがなくなった。それでも地方へ行けばまだMT車のタクシーが走り回っており、そんなときには総走行距離や車体の耐久性、維持方法を訪ねることも少なくない。
真岡市から帰ってくるときに、強めの加速を繰り返した結果、ボロボロになっていたリアエンジンマウントにとどめを刺したことを記事にした。
エンジンとミッションの重量を支えるエンジンマウントは計三ヶ所だが、リアマウントが失われている状態なので、残り二ヶ所。これのせいで、エンジン回転数が変化すると、前後に振られやすくなっている。特にシフトチェンジのシーンでは、アクセルワークに応じて短時間でエンジン回転数が大きく増減し、エンジンが大きく傾くことになる。
エンジンマウントを切れていることを発見した後、残る二ヶ所に余計な負担をかけまいとより慎重なアクセルワークを行っているところだが、ドライバーたる私自身でさえ頭が振られることがあり、非常に運転しづらい。丁寧にクラッチミートしてアクセルをジワリと踏み込んでも、その衝撃はエンジンを揺らし、さらに車体、最後にドライバーや同乗者の頭を振ることになる。
ここまで不快な操縦感覚に変わることは、むしろ大きな発見と言える。社外(SPOON)の強化エンジンマウントセットに変わった直後は、若干の振動増加がありながら、その振れの少ない操縦感覚は今もハッキリ覚えている。経年劣化の対処で少しずつ純正品に戻しており、切れたリアエンジンマウントが交換されれば、全て純正エンジンマウントになる。
このとき、強化エンジンマウントに匹敵する操縦感覚が取り戻せるのか。アクセルワークの度に発生する振れが収まるのか。まだまだ探るネタは多い。










