作業日としては昨日、11月21日の午後。
経年によるゴム系部品、樹脂製部品の割れや損傷、部品の欠品に備え、予防保全としてあちこちのリフレッシュが続いているS15シルビア。今回は吸気系部品を一括で交換する。

エアクリ周辺のパイプ類は全て外し、パイプ内部の損傷やブローバイ等の汚損状況を調べつつ、ゴムホース類は新品に交換して組み立てていく。

インタークーラーと繋がる90度ホース。製造の都合か保管状況の関係は不明だが、新品ホースなのになぜか緑色の粉が大量に付着しており、いくら払っても除去できないという、謎のコンディションだった。

コンプレッサーの入口と出口に繋がるチューブを装着し、インタークーラーまでの金属パイプを接続する。高温高圧の圧縮空気が高速で流れる部分となるので、硬い金属パイプが使用されていた。
エアクリーナーからコンプレッサーに繋がるインテークチューブ…パワステタンクのすぐ左側にあるチューブは、注文した時点で「金型が損傷して製造できず、納期がいつになるか分からない」と遠まわしに断られた部品。「急ぎの注文ではないし、納品できるまで幾らでも待つ」と、こちらも「金型を修復して製造しろ」と遠まわしに圧力を掛ける。こうして製造された新品のインテークチューブだが、外されたものと比べても、金型のどこがダメになって修復したのか、一切分からなかった。
取り外したインテークチューブを調べたところ、コンプレッサーからのリターン経路との合流部分においてひび割れ、ブローバイガス由来の滲みがあった。経年によるストレスで、樹脂系部品の損傷は確実に進んでいることが分かった。

スロットル前の極太インテークホースも新品になった。脱着を繰り返して表面が傷だらけになり、ボロボロになっていた部分がこうして傷一つないキレイな状態に戻り、エンジンルーム内のくたびれ感が無くなっていく。

エアクリーナーボックスを元に戻す…だけでなく、エアフロは純正新品に交換。電装系のトラブルを回避し、今後の長期運用に備えた究極の対策。作業日の朝、月まで半分の距離(192,200km)を越えているのだから。実はクランク角センサーも交換済み。新品のアルミ特有の輝きは今も残っている。

取り外したエアフロは分解し、中の基板を見ながら自習の時間。基板上の電子部品は集積化と小型化が進み、万一の故障でも交換して対応することはできなくなっている。基板はシリコン製の緩衝材に包まれており、振動や熱のストレスから守られる構造になっていた。
午前午後共に、一日を通して車いじりが続くことになった。お疲れさまでした。>S15オーナー
「なんかシルビアがニュース記事出てた」
「どんなん?」
「15の中古価格が高騰してきたとか、経年で部品の劣化が始まっているとか」
「そんなんで記事になるんか。イマ車と同じ感覚で乗ろうとする方が間違ってんじゃん」
「エアフロセンサー、クランク角センサー、O2センサーとかのセンサー系。イグニッションコイル…全部やった(笑」
「そーすっと『高い純正品じゃなくても社外品があるからとか、中古品で対処』なんてさ。今度は金で嫉妬してくるし(笑」
「よそはよそ、うちはうちってね。ケチつけないとやってられないんだ」