10年に渡ってVIA TechnologiesのCPU…CyrixIII/C3を集め続け、日本国内で流通していたモデルを一通り揃えることができた。

電解コンデンサを全換装したマザーボードと共に完全動態保存。一時間程度の準備時間で、いつでも使用可能。VIA純正のマザーボードだけに、写真に掲載している15個全てのCPUは完全に動作確認が取れている。
x86互換CPUで、最大周波数は1.2GHz。もっと言うと、デュアルコアなんて豪華なモノはなく、シングルコア。10年前はこれが当たり前。CyrixIIIに至っては、L2キャッシュを持たないという潔さ。この設計のおかげで発熱が少なく、公式にファンレス運用が可能だった。周波数と性能が上がっても、10W程(ピーク時で20W以下)の消費電力。今となっては驚くような数字ではないが、80W、90Wがザラだった時代に、10W、20Wは好成績だ。かつてサーバとして使っていた際は、この低消費電力にかなり助けられた。徹底した低発熱、低消費電力対策の経験は、現在に至るまで役に立っている。
その代わり、性能が低い。とにかく低い。浮動小数点演算能力は閉口するほど悪く、同じ周波数のintel Celeronよりも低い成績を叩き出す。OSにWindowsを選んだ場合、どこかのんびりした使い心地になる。少し重たい作業をさせると、待ち時間がいい具合に長くなることが多い。低い性能をカバーするために、チューニングに知恵を絞る。しっかり煮詰めていけば、かなり快適に扱うことができた。
いくつか入手できていないモデルがあるけど、海外メインだけにいつゲットできるかは分からない。時間がかかっても、じっくり探し続けるしかない。