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飛行機でも乗りに空港まで行くべーという軽い気持ちは、シビックRを乗りにどこかドライブへ行く、フェリーを乗りに港へ行く…といった感覚と全く同じ。今回は岡山空港に設定して、搭乗券を買って座席指定はいつも通り、主翼のちょっと後ろ側。

ボーイング737-800 JA322J

今回は初のボーイング737-800、JA322J。地方空港へのフライトは旧日本エアシステムから引き継いだMD-80シリーズ、MD-90シリーズが多かったが、時代の流れであちこちにボーイング737‐800が設定されるようになっていた。

いつもなら晴れでのフライトになるが、搭乗時点の羽田は大雨。事前に自前で天気図を見ても、雲の様子はあまり良くない。こりゃ揺れるぞー?と思っていたら、機内でも「揺れが予想されます」と、ある意味では当たり。

大雨の中プッシュバック

時間になっても動く様子はなく、遅れ気味にプッシュバック開始。

朝ラッシュ時間帯

朝ラッシュ時間帯だけに、前方の便ではすぐに離陸許可が出なかったらしく、しばし待機を強いられる。ようやく離陸許可が出て、待機中にすっかり水浸しになった滑走路上の雨水を派手に巻き上げながら、一気に加速していった。

次いで、こちらの便も離陸に向けて滑走路に入る。

ようやく離陸開始

軽やかに加速して、羽田から出発。上空の風は乱れ気味で、浮いた途端によく揺れる。

眼下に風の塔

東京湾アクアラインの風の塔を見ながら、岡山空港のある西方面へ進路を変えていく。この後、視界は長らく雲に覆われることになり、ようやく晴れて視界が広がったのは、名古屋付近に近づいてから。

着陸降下中の全日空機

ちょうど視界が広がったあたりで、現在地を判定しようと地上を見ていると、着陸のために高度を下げている飛行機を発見。カラーリングからしてANAで、ここまで高度を下げているということは。

中部国際空港セントレア

中部国際空港、セントレアが見えてきた。先ほどのANA機は、この空港に向けて最終段階だった。これでフライトしている位置を掴むことができて、乗っている身としても楽しくなってくる。

伊勢湾岸道上空

伊勢湾岸道上空をパス。前日からの大雨で、濁った川の水が湾内に流れ込んでいるらしく、茶色の海に変わっていた。

坂越湾上空

坂越湾を遠くに見る。やはり大雨が川に流れ込んだ影響から、海の色が茶色になっていた。

岡山空港に向けて降下

岡山空港が近づいてきて、高度を下げつつ段階的にフラップダウン。しかし視界に広がるのは山や丘ばかりで、それどころかゴルフ場がすぐ下に広がってくる。岡山空港はすぐ近くにあるが、山と丘、ゴルフ場といった空港周辺環境とは似つかわしくない風景に「どういうこと?」と疑問ばかり。

岡山空港に着陸

するといきなり滑走路が真下にあって、そのままドスンと着陸。いつもの緩やかな減速…とは全く大違いで、まるでフルブレーキを掛けたかのような急減速。スラストリバーサーは必要最小限に抑えつつ、車輪側のブレーキを強めに掛けての減速だった。

後に調べてみると、岡山空港は山林を切り開いて建設されたそうで、着陸ギリギリまで視界に広がる森林具合はこの都合によるものだった。空港のすぐ隣には『岡山空港ゴルフコース』があり、着陸寸前だけあってコース内に止められているゴルフカートの状況が一目で分かるくらいの高度で、ゴルフコース上空を飛んでいたことになる。

これでボーイング737シリーズに乗ることができた。このテの小型機は、エアバスA320シリーズのほうがラクかな?という印象を抱く。山中にある空港だけあって、市街地までのリムジンバスは基本的に下り坂が続く。

ラスボス:沖縄

車で遠出することが趣味の一つなので、全国の都道府県は通過でもいいから、一応は全国をシビックRで立ち入ったことがある…という野望を抱いてみる。

フェリーを使うことは何ら特別なことではなくなり、過去には北海道をドライブコースとして組み込んでいたことで、立ち入ったことのある都道府県の一つとしてカウントできている。そうやって一つひとつクリアしていくと、ラスボス的存在は沖縄県だろうか。

そもそも車を伴って沖縄(沖縄本島)へ上陸するには、マルエーフェリーで鹿児島港からのアクセスになり、まず鹿児島までの自走となる。自宅から鹿児島港までは1,300kmオーバーで、さすがに2日は欲しくなる。鹿児島港から那覇港まではさらに2日キッチリ。つまり、自走とフェリーの組み合わせでは、片道合計4日間は必要となる計算。往復だと8日間になってしまい、移動だけで有休が大きく削られてしまう。

無人搬送が現実的か。車が車なので、全く見知らぬ人間に運転させたくはないのだが、こればかりは仕方がない。やはりマルエーフェリーの貨物RO-RO航路を利用すれば、東京の若洲埠頭から那覇港まで先に車を輸送しておき、入港タイミングに併せて人間が飛行機で一気に追いかけるカタチになる。東京港はアクセスが良好で、東京那覇間の航空便は過去に利用したことがある点も大きい。関東に戻ってくる時はこの逆パターンで、先に人間が帰ってきて、後から車が輸送されて東京港で回収する。

そういったプランを考えているのが地味に楽しい時間。ここで思い出したのが、航空便。以前にスバル車だったか、JAL機で輸送したというネット記事を読んだことがあって、そもそもどういう状況だろうと調べ直してみる。記述が国際便メインなのかと読んでいたら、『国内線にも搭載可能!』という文字。あれ?

JAL CARGOでの車輸送

▲画像はJAL CARGO自動車専用輸送サービスより引用。

『国際線の弊社就航空港への輸送のみならず、国内線にも搭載可能です!』ということで読んでみると、まず輸送できる車のサイズは限度がある。5ナンバー規格のシビックRであれば全く問題ない。燃料はギリギリまで減らしておくことが地味に難しいが、給油調整しながら走れば対応できる。自分の車が航空用パレットに載せられて、貨物室の中に収められていくのだから、これだけでも大興奮間違いなしだろう。キレイに撮影して写真に残せば、一生忘れない思い出になる。

A350XWBの貨物搭載作業

国内線の就航空港なら輸送できるのだろうか。搭載可能機材がボーイング777/787の二機種で、写真のエアバスA350 XWBは今のところ対応していない。

船便と違って一種の速達便になり、その輸送費用は3桁クラスかもしれないが、可能性はゼロではないと期待が膨らむ。クリア困難なラスボス「沖縄県」をどう攻略しようか、少しずつ考えてみようか。

ブラッシュアップを体感

「そこに軽自動車からバン、小型車があるから好きなの使っていいよ」と言われ、それならばとスズキを代表するコンパクトカー、スイフトを選ぶ。ちょうど先日、スズキ歴史館に出かけていたこともあり、低コスト化を極めた車両に触れられることになるとは、なかなか都合がいい。

スイフトカットモデルその1

カットモデル上では、隙間だらけのエンジンルーム。補機類や余計なホース、ハーネスがないためにスカスカな印象になっているのだろうと、この時点では思っていた。

選んだスイフトは5BA-ZC83Sという現行型。グレードはXGでハイブリッド無し、1200ccの純粋なガソリン車。ついでにCVT仕様。どんな具合なのか?とボンネットフードを開けてみる。

スズキK12C

スズキK12C型エンジン。馴染みのある後方吸気、前方排気の構造。随分スッキリした構造であちこちに隙間があり、手を突っ込めるスペースが非常に多い。先のカットモデルと大差ないほどのスカスカ具合だった。

見慣れたスイフトのエンジンルームといえば、シャブ(会社自動車部)におけるY氏のZC33Sスイフトスポーツ。こちらは1400ccのターボ仕様となるので、タービンやインタークーラーがエンジン前方を占めている。よってスイフトスポーツがある意味では基準視点になっていたこともあり、比較されるNAのスイフトのエンジンルームに驚くことになった。

副変速機付きCVT

以前もスイフトは借りていて、このときは2代目。同じくCVT仕様だったが、みゃーみゃーと鳴くだけでトロトロとした加速制御が続き、エンジンブレーキも全く頼りにならない。スズキのCVTはキツいものがある…とネガティブな感想を抱いていた。

現行型ではブラッシュアップが進み、ダルさがなく走りやすくなっている。信号発進では、エンジンの回転を抑えたままスルスルと加速してくれる。もう一段階上の加速が欲しければ、単純にアクセルを踏むか、シフトレバー横のSボタンを操作して意図的にエンジンの回転数を上げる。このSボタンのおかげでエンジンブレーキが使いやすくなり、MT車ほどではないにしても、軽い減速による速度調整がやりやすい。高速道路の上り勾配や首都高湾岸線といったパワーがモノをいう区間でも、意外とそつなく走ってくれた。

買い物や日常のユースに最適なゲタ車。普段が旧い車に乗っているおかげで、車体のコンディションを気にすることなく乗り回せる点はイマ車ならでは。

ただ、車格に対するタイヤサイズのバランスがあまり良くないのか、100kmhに近づくとバタバタバタバタ…と足回りからの異音と振動が響くようになり、強烈な恐怖感を抱くことになった。せいぜい80kmhが限度らしく、私なりの使い方ではスイフトではスペック不足らしい。

カシオ修理受付センターから戻ってくる

突然預けられたカシオPROTREK PRW-3500Y-1。旧モデルながら現在でも修理対応となっていて、それならばと傷んだバンド交換と内部清掃をカシオに依頼したのが5月上旬のこと。

カシオ修理受付センターではバンド交換と清掃で終わるかと思っていたら、まさかの錆の発覚。プラスして構成部品の不良も次々に提示されて、この際だから不具合箇所は全てリフレッシュしたれとGOサインを出す。

修理終了連絡と返却のために発送連絡が入ったのが27日。カシオ修理受付センターは近隣なので翌日配送が可能、到着は本日28日。さっそく開封して、状況調査となる。

風防裏側の汚れ、ケースに付着した錆

裏蓋から生じた錆がケース側に付着している。使い込みながら、洗浄していなかったG-SHOCKではよくある光景。ウレタンケースは錆ないが、裏蓋からの錆が膨らんでケースを歪ませてしまい、密封性が悪くなり、ネジ穴が壊れていく…という悪循環が待っている。

カシオ修理受付センターからは、ガラス内側は清掃不可能判定とされ、ケース一式交換となった。汚れが取れなくても、錆で歪んでいる可能性がある以上は交換しか対処できない。ソーラーパネルが組み込まれ、細部までの清掃が行き届かないためだろうか。

どのような汚れ具合からチェックするために指先で触れてみると、汚れを拭い去ることができた。ガラス中央の一部で色が変わっているのが拭い去った跡、周囲の灰色部分が全て汚れ。黒い紙の上に載せると、汚れによる変色具合がよく分かる。

裏蓋の錆

裏蓋の錆。汗が隙間に入り、水分と塩分が長らく残り続けたことによる影響だろう。時計をしながら汗をかいたら、使用後に拭き清掃、ヘビーデューティーに使える時計なら真水で洗浄。最終的には、定期的にオーバーホールするのが錆を防ぐ手段となる。

リフレッシュされたケース全体

外装部分は全て交換されたので、見た目は新品に戻った。ガラス内側の汚れが無くなり、液晶も見やすくなった。

ガラス内側の汚れ

修理前と比べると一目瞭然。

交換部位一覧

錆はモジュール本体にも影響を及ぼしており、やはり交換されている。再使用されている部分よりも交換された部分のほうが多く、補修用部品から一本の時計として組み上げられている。裏蓋交換によりシリアル番号も変わっており、実質的には別個体の時計になった。

時計本体、返却された部品、修理明細

交換され返却された部品、時計本体、修理明細書。預かっているものなので、基本は腕に装着することなく時計置き場に並べて、飾っておくことが主体になる。

大量生産に都合のいい構造と販売方法で、その後のサポートをあまり考慮されていない時計。極端な表現として、使い捨てとなる時計に対して、メーカーに修理を依頼してみると、どういう扱いになるのか。いろいろと知ることができた。

381系の乗り収め、写真データ収集

JR西日本の伯備線、特急「やくも」用として長らく活躍している381系の置き換えが発表された(JR西日本ニュースリリース/PDF)。新型車は273系となるそうで、営業開始は2024年春以降とのこと。

引退となれば、相応の混雑や大混乱は確実。まだ注目度が低く閑散としているうちに、改めて381系を見にいくことにして、いきなり岡山駅にいたりする。

岡山駅での381系

今回乗車することになった381系。国鉄の特急電車の血筋、電気釜スタイル。ただの国鉄型電車ではなく、こいつの足回りは非常に特殊な機構を持っていることでも有名。

振り子台車DT42形・TR224形

その特殊な機構とは、台車に『振り子装置』が組み込まれているのが最大の特徴。

曲線区間にハイスピードのまま進入すると、遠心力によって乗り心地が悪くなり、カーブの外側へ横転する危険性が生じる。そこで線路を予め内側に傾けて遠心力の影響を小さくするとか、曲線がキツい区間では速度を抑えて走ることになる。

いちいち曲線で減速していては時間が掛かってしまう。そこで遠心力をキャンセルする仕組みを足回りに組み込めば、減速せずに曲線を通過できるので、時間短縮に繋がる。様々な試験と試行錯誤を繰り返して、1973年に381系が投入された。

曲線の遠心力によって車体が外側に引っ張られる力を利用して、車体を傾斜させている。実際に乗車していると曲線区間では航空機の旋回時のように、窓から見える景色は上下方向の視界が大きく動く。

左カーブでの景色

左カーブ通過中は、車体が左側に大きく傾いているので地面が迫ってくる。

右カーブでの景色

今度は右カーブを通過。右側に傾いていることから、窓から見える風景は空の割合が大きくなる。実際、減速せずに一定の速度を保ったまま、山間の急カーブを駆け抜けていた。

速度を落とすことなく、曲線を通過できるなんてメリットしかないじゃん?と思うところだが、そううまく纏まらないのが世の中。遠心力を打ち消す代わりに、上下方向の揺れが増えることになり、遠心力による問題とは違った乗り心地の悪さが生じることになった。

分からない方向からの揺れを食らい続けると人間はどうなるか。それが乗り物酔いで、嘔吐や頭痛といった症状に陥ることがある。

振り子装置によって、スピードを保ったまま曲線に入ることができるようになり、所要時間の短縮に成功した。しかし、遠心力を受けて『から』車体が曲線内側に向かって傾き、直線に入って遠心力が消えた『あと』に傾斜が収まる独特の挙動が続いてしまう。これで乗っている人間は揺れ具合が予測できず、乗り物酔いとなってしまう。このデメリットは、381系の話題となれば必ず出てくるキーワードとなった。

現在でも振り子装置を組み込んだ車両は存在する。現行の振り子式車両は、車載のコンピュータに曲線区間のデータを収めていて、さらに走行地点を常に把握し続けている。コンピュータ内のデータと走行位置を照合し、曲線に入る前から少しずつ車体を傾けさせ、曲線から出るときには傾斜を緩やかに戻す制御が行われており、余計な振動を抑えるようになっている。

すっかり乗り物酔い電車になってしまった381系。かつては乗務員が乗り物酔いになった乗客のために酔い止め薬を携行していたとか、各座席にエチケット袋が備わっていたという逸話がある。現在でもエチケット袋は搭載されていて、洗面所。

381系の洗面所

便所の対面にある洗面所。壁面をよく見ると。

381系のエチケット袋置き場

このように、エチケット袋のホルダーがあって、万一に備えられている。エチケット袋のサイズは航空機の各座席に備わっているものと殆ど同じで、内容物に備えて防水加工も施されている。

381系の便所

381系のトイレは一般的な洋式。便器を抱えて吐くには少しサイズは小さいが、間に合うようであれば、吐き気を感じたらエチケット袋よりもトイレに駆け込むがベストだろう。

乗り物酔いの話はここくらいにして、車内設備とか。

車体裾の絞り込み

車体が傾斜することに対応して、車体下部の裾絞りは大きい。かといって、車幅の小ささによる車内空間の狭さは感じられるか?といえば、全くなし。

381系の普通車座席

普通車座席。普通車の基本は通路を挟んだ2-2の4アブレストとなるが、一部は1人用座席となっている。

381系普通車の一人用座席

これが1人用座席。空調装置が床下にあり、天井へ繋がる送風用ダクトが車内空間に出てしまっている都合によるもの。

そんなこんなで、岡山駅から出雲駅へ。右左上下全てに3時間以上揺られ続け、すっかり乗り物酔いに陥ってしまい、側頭部が締め付けられるようにして痛い。それでも吐き気を感じるほどではないので、駅停車中に引き続き写真を撮っておく。

上りのやくもが入線

上り特急列車としての381系が入線したところ。ここから3時間以上かけて、山陰と山陽を分ける山越えとなる。

PS16I形パンタグラフ

久しぶりに見た菱形のパンタグラフ。

中間車の次に先頭車が連結

上りのやくもでは、中間車の次に電気釜な先頭車が連結されていた。まるで鉄道模型みたいな組み方。連結部分は貫通しているので、運転台がある先頭車から中間車を通り抜けることができる。

中間車と先頭車の連結

反対側からも撮っておく。運転士の後方確認用となる小さな窓に、これまた小さなワイパーが装着されている。ヘッドライトは点灯したままになっており、明るくして目立たせておき、一種の転落防止対策だとか。

貫通路を歩く

電気釜先頭車から中間車への連結部分を歩いてみる。車内は通り抜けが可能となっていて、このようなトンネル風。個室状になっている運転台へはアクセスできないよう、しっかり施錠されている。

やくものヘッドマーク

先頭車として使えるように特急マークとヘッドマークは健在。中間車と連結されていても、ヘッドマークはやくも表示になっていた。上りやくもの出発時刻になり、ここで撮影は終わり。

相変わらず乗り物酔いの頭痛が続いており、駅前にあるドラッグストアにて鎮痛剤を購入。すぐに服用して、頭痛を抑え込んでおくことになった。381系の独特の乗り心地を十分堪能し、撮りたかった写真データも得られたので満足することができた。

不思議な行動

バスや電車の到着待ちで行列ができていることは、いつもの光景。乗り込んで席を確保できて、腰を落ち着かせる。すると、手に持っていた買い物袋やバッグをひたすらガサガサゴソゴソ…。降りる駅ギリギリまでずっと袋やバッグの中を掻きまわしていて、降りてベンチで改めてガサガサするわけではなく、一直線に改札へ向かっていたりする。中年以降の男女問わずの行動が多い気がする。

単純に落ち着きがないだけ、手持ち無沙汰、忘れ物が無いか再確認…といった感じなのか。忘れ物再確認については「なぜ家でやらないのか」と聞いたことがある。加齢で記憶力の低下に伴い、家から離れると急に不安感を抱く。そんなときに中身を見ておけば、安心することができる。ついでに整理したりして、長らくガサガサすることになってしまう…という一定の結論を得た。

落ち着きが無い点では、会社にいる人間をサンプルにしてみると納得がいく部分がある。このサンプルとして取り上げる人間もまた、バスや電車に乗るとひたすら袋をガサガサしている。バスや電車ではない職場内でも、落ち着きなくウロウロしたり、手帳やデスクの引き出しを何度も開け閉めして中を見ている。常に何かしらの動作が続いていて、黙って動かずにいることができていない。

手持ち無沙汰で…となれば、気を紛らわせるための回避行動とも?先述した落ち着きの無さと関連してくるが、黙って座っていることができないので、袋をガサガサして整理するなり中を見るなりして、気を紛らわせているのかもしれない。

車内で延々と袋をガサガサし続ける人は、記憶や行動に何かしらの問題を抱えている可能性があると自分なりの結論に至る。そういう性質を持っていて、今更修正は不可能だろうと割り切って、関わらないのがベスト。通勤路線なので、乗っている時間はそこまで長くはなく、すぐに車内環境は変わるのだから。

混合接着剤

部品が外れたという申告で、打ち合わせの後に接着剤を使った修復を指示。アクリル系二液混合接着剤をコネコネしていると、独特のにおいが周囲に広がる。すると、すかさず「歯医者のにおいだ!」という声が。このあたりまでは良くあることなので何も気にしないが、さらに「いいニオイなんですよ、たまんねぇ」と。いやいや、これは危ないニオイだが?

虫歯の治療等で、詰め物に使われる通称『セメント』の香りそのものだが、いいニオイというヤツは初めて見た。鼻を突く刺激臭そのもので、データシートを読めば一種の危険物であることを示すマークや警告文が溢れている。それをいいニオイと捉えるとは、嗅覚は人それぞれであることを改めて認識させられた。

さて、この混合接着剤。A剤とB剤に分かれていて、混合することで成分が反応。混合比の基本は1対1だが、接着時間を短くするために比率を微妙に変えることがあり、その倍率の言い方が「●倍界王拳」。漫画ドラゴンボールにおける界王拳は戦闘力を高めることができて、●には2以上の整数が入る。転じて混合型接着剤における界王拳は、A剤に対するB剤の比率を上げれば、接着スピードが速まることを示すようになった。

ドラゴンボールでは、体の限界を越えた倍率の界王拳を使ってしまい、全身の苦痛に襲われる悟空が描写されている。混合接着剤での界王拳でも、比率を上げすぎてしまうと強烈に発熱する。混合用のトレーを溶かし、接着までの時間が一瞬で終わり、さらに変な色の煙まで出る。何事も限度があって、その範囲内で使うことが最も効果的となってくる。

板金や建築構造物向けの接着剤だけに、プライベートで買ってシビックRの補修用に使ってみようかな?と思ったことは何度もある。ただ、業務用だけにキロ単位での販売になり、価格も1万円オーバー。使う量はせいぜい数十グラム程度なので、プライベートでは異常なほどの高コストになってしまう。

減かなこれは

早くも冬のあることが、気になり始めていたりする。それは冬のボーナス。

少しずつとはいえ、旅行客はジワリジワリと戻ってきてはいるが、完全には戻ったわけではない。今年のゴールデンウィークの利用速報では、前年比274%というスカウターがボンッと破裂しそうな記録。それでも新型コロナウィルスが大流行する前のピーク時だった2018年に比べれば80%だから、完全回復には程遠い。

世間で新規感染者数が増えれば、乗客数は減少に転じる反比例状態が長く続いている。今年のゴールデンウィークでウィルスを貰い、連休明けに感染が爆発するだろうな?とは覚悟していた。確かに一時的な増加は見られたものの、過去のような急激な傾向にはなっていない。応じて、乗客数が落ち込むようなことはなっていないようで、詳細な解析データは受け取り待ち。データよろしく>S15オーナー

日々の業績悪化が収入に直結するわけで、真っ先に削られるものといえばボーナスが筆頭。ついでに、余計なコストを発生させないだけでも、随分と変わってくる。いつもは楽観的に捉えている面々も、さすがに「一日一日の業務を疎かにできねぇよ」と覚悟している。そうとなれば、慎重な業務態度を心掛けるしかない。

純正戻しなのに練習用素材

2013年9月。当時の計画では日本精機(Defi)の水温計を装着しようとして、その準備段階として水温センサーを先に装着していた。よくあるラジエターのアッパーホースを切断してアダプターを介するのではなく、ラジエターホースの接続部分にセンサーを埋め込む方法とした。

AUTO AQU アウトレットアダプター

センサー装着当時の写真。その後の水温計は、当初の計画から大幅に変更となり、テクトムCMX-100H1を装着。もう必要ない!と未使用だった水温センサーはケーブルを切断、冷却水が漏れださないようにセンサーは栓代わりになっている。

さらに今後の維持パターンから、この部分は本来の純正仕様に戻さなければならないかも…と、ストックケースをひっくり返して、取り外していたアウトレットパーツを探し出す。

パーツリスト上の位置

そもそもどういう装着方法なのか?とパーツリストを見直す。図中6番がアウトレット部分で、水漏れ防止用のパッキン類は特になし。液状ガスケットを薄く塗布して、乾かないうちにボルトで締め付ける構造のようだ。

再装着となれば冷却水は抜かなければならず、さらに液状ガスケットの扱いとなれば、一日で終わる作業なのかと疑問点が多くなる。車検のときに任せてもいいのかな?と丸投げすることも視野に入れつつ。

アウトレットカバー内部その1

エンジンブロックに向く部分。内側をよく見ると、段差ができている。アルミ合金の鋳造品ゆえに仕方ない仕上がりだが、シリンダーヘッドのポート加工の真似事、いや練習台になるのではないか?という変な考えがすぐに浮かび上がる。

アウトレットカバー内部その2

こちらはホースと接続する部分。こちらでも段差が生じており、ついでにバリも残っている。こちらも削って滑らかに仕上げてみたい。

保管してあったアウトレット部分は、アルミ部品の研磨加工の練習台として使うことになりそう。純正戻しの部品なので失敗は許されず、一発で納得できる仕上がりにしなければならないが。仕事上では、研磨作業は少なからずやっているので、ぶっつけ本番ではないことが救い。

GUESSの腕時計、電池交換

「電池切れっぽいんですが」と止まった腕時計が持ち込まれた。それでは診てみようかということで、まずは外観から。

GUESSの腕時計

GUESSの腕時計、レディースモデル。写真では全くキレイに撮れていないが、現物はステンレスの輝きと文字板のパール加工が施されており、全く違った印象になる。

クロノグラフ仕様で、裏蓋には「JAPAN MOV’T」の文字が刻まれている。この点から、セイコーからシチズンの汎用クォーツクロノグラフだろうと予想がつく。

慎重に裏蓋を開けて、ムーブメント本体をチェックする。

SII VD54

SII…セイコーインスルツ VD54と判明。使用されている電池はSR920SWで、既にマクセル製のものが組み込まれていたことから、どこかで電池交換を行っていたのだろうか。

新しい電池を組み込むと、すぐにザッ…ザッ…と1秒毎の駆動音が響き、正常動作を確認。裏蓋に記載されている指示に従い、電池のプラス極とリセット端子をショートさせ、リセットする。続いて、クロノグラフの0秒位置を再セットしてから、カウントとリセット動作の確認を行う。各カウンタはしっかり計測しており、リセット動作で60秒計と60分計は逆回転して元に戻る。

全て異常なく、停止の原因は電池切れ。Oリングにはシリコングリスを忘れずに塗布し、裏蓋を閉じて作業完了。

テクニカルガイド上に記載された電池寿命は約2年。クロノグラフを動作させれば、それだけ電池消耗が激しくなることがあり、若干の注意を要する部分。ご依頼ありがとうございました。