カーテン代わりの障子を開けっ放しで寝ていたので、明るい日差しが部屋を照らす。日光で起きるのは動物ならではの特性からか、6時台に目覚めてしまった。しばらくすれば食事の時間。昨夜の夕食といい、今朝の朝食といい、かなりの量を食べている気がする。「クルーズに出かけると体重が増える」と言われるのが、何となく理解できる。

寄港便だったこともあり、一旦秋田港に入港する。ここでかなりの貨物車が下船していったようだ。
フェリーの強みは、甲板を自由に歩けるので、暇つぶしが容易であること。船に乗ることは当分の間無いだろうし、カメラ片手に船内を探索。外に出ようとしても、大抵の扉は「閉鎖中」と鍵をかけられているが、一箇所だけ出れるようになっていた。閉鎖方法も実に中途半端で、甲板を上り下りするため階段に鎖が掛けられて封鎖されていると思ったら、別の部分から移動できるようになっていたりする。これはわざとやっているのか、気付いていないだけなのかはわからない。ただ、このおかげでかなり探索できたのも事実だが。

きれいな海だ!と思って、海面をよーく見てみると、時折キラキラ輝く物体が流れていく。明らかに泡立ちや波しぶきとは違っていて、目を凝らすとその正体は空き缶やペットボトルだった。陸からは相当離れているのに、まさかこんなところまで流れているとは思っていなかった。

新潟港に着いたのは15時30分の定刻。新潟から自宅まで、300kmほどの距離しかない。関越道に入ってしまえば、都心まではあっという間。渋滞は一切無く、スムーズに走りきることができた。都心に近づくにつれて、ネオンが目立つようになり、いつの間にか高いビルの合間を走り抜けている。夜も眠らない街とはよく言ったもので、北海道の暗闇に比べると、都心は本当に明るい。ETCの割引制度を考慮してペース配分を組み立てていたので、自宅に着いたのは22時30分だった。
北海道を一周する夢は、中学時代まで遡る。当時は自転車を趣味にしていたこともあり、自転車で北海道を回るのが夢であり、そして最終目標でもあった。趣味が自転車から自動車に変化しても、北海道を回る夢は変わらなかった。自動車による一周を達成したことで、手段を除けば北海道を一周する夢を実現できたことになる。
北海道は本当に広く、6日間では短すぎだ。関東の往復日をを除外すると、北海道本土にいたのは4日間だけ。観光などは一切抜きにして、漠然と走り続けるドライブで、何とか一周を達成したようなもの。沿岸道路だけでなく、内陸側だって行ってみたい。攻め込むポイントは、まだまだ多い。北海道の攻略は始まったばかり。いつか再び、北海道に向かうことになるだろう。
・走行データ

赤:初日 青:2日目 黄緑:3日目 紫:4日目 橙:5日目 黒:最終日
総走行距離は2,998kmだった。3,000km到達まで、僅か2km不足していた。このドライブ旅行の最終日の首都高を走行中、130,000kmを達成。
総給油量は200.07Lで、総合的な燃費は14.98km/L。小数点以下を片付けてしまえば、15km/Lまで伸ばせたりする。一番良かったのが、岩手山SAから青森市街までの17.53km/L。逆に悪かったのが、青森市街から青函フェリー経由、深川までの13.18km/L。




























