今日から技能教習だが、すぐに運転できるわけではない。スタンド教習と名付けられた今回は、バイクのサイドスタンドの扱い、倒れたバイクを起こす練習、取り回しの練習、そしてセンタースタンドを扱い、シフトチェンジの練習となる。
私を含め、このスタンド教習の参加は6人。ライダーブーツとグローブを装備、傷めてもいい服装を揃えていたのは私だけ。残る5人は、記録簿に記載されている必要最低限の格好そのもの。遅れて入室してくる、免許証を忘れる、軍手すら用意していないとは恐れ入る。そのキレイなスニーカー、シフトチェンジで一発で汚れるが覚悟しているのだろうか。
・サイドスタンドの扱い
教習車は約200kgあるそうだが、重心の位置を掴むと指一本で支えられる。そんな安定性があるため、サイドスタンドを扱う際も重心位置を見極めれば車体を振らすことはない。なるほどなーと思いつつ、センタースタンドを出し入れしているといきなり「ガシャッ」と金属音が。さっそく倒してしまう教習生が出て、これが教習一発目に倒す人が必ずいるという、あるあるの光景か。
・倒れたバイクを起こす練習
さっそく倒した人が出たので、続けざまに倒れたバイクを起こす練習に入る。燃料タンクの下に太股を突っ込んで、腰を使うと確かに持ち上がる。腰痛の気がある私でも起こすことができた。左側に倒れた状態、右側に倒れた状態の両方を起こして…え?1回だけ?もう2~3回はやりたかったが。
・取り回しの練習
今度は取り回し。200kgとなればそれなりの重量のものを転がすことになるが、こっちは1tの車両を押したり引いたりしているので、ある意味では慣れたもの。特に苦労することなくグルリと回る。
・センタースタンドの扱い
センタースタンドを使えば、後輪を浮かした状態にすることができる。こちらはセンタースタンドに全体重をかけて、車体を後方に持っていくような感覚で扱うと、思った以上に簡単に持ち上がる。
・シフトチェンジの練習
センタースタンドが正しく扱えれば、エンジンを掛けてシフトチェンジの練習に入る。ハンドル周りのスイッチ類の解説が入り、このあたりは見慣れているので迷いはない。さっそくエンジンを掛けて、軽くスロットルを捻る。車と違った軽快な吹けは気持ちがいい。ゾッキーのように手首のスナップを効かせてワンワンと吹かし、やはりホンダだなと堪能していたら「もういいですからねー!」と注意が入る。ふむ。
あとは1速から6速までのシフトアップ、6速から1速までのシフトダウンの練習。バイクのMT車は2018年1月、CRFいじりの時以来だが、しっかりと覚えているもの。回転を合わせればクラッチを切らなくてもシフトチェンジできてしまうが、教習中はやらないほうがいいだろう。
以上が、この1時間の内容。過去にクローズドなところで二輪で走り回っていた経験が活きており、まるで復習のような感覚で臨んでいた。他の教習生はついていくので精一杯だったらしく、教官の指示を苦も無くヒョイヒョイとこなしていく私に、「え?どうやるんです?」と言いたげな視線が続くことになった。
教習車両はホンダCB400スーフォア。スーパーカブやCRFといったバイクばかり乗っていた身からすれば、CB400は大きく感じるもの。

▲画像はBikeBrosのHONDA CB400スーパーフォア 教習車仕様(CB400SF)のカタログページより引用。
跨ってみると、どういうわけか体にぴったりになるから不思議なもの。しっかりと足が地面につき、太股の位置と燃料タンクの形状が一致し、ニーグリップがとても行いやすい。
燃料タンクがボコボコで、サイドガードは多数の擦り傷とサビ、サイドミラーに至っては左右で違うものが装着されている。かなりの苦労を重ねているバイクのようだ。