シビック大破、事故報告書

EK4シビックSiRII

生存時のシビック、平塚駅付近にて。

事故から一夜が明け、レッカー屋に一時保管されていたシビックSiRIIと対面。感傷にひたることなく、冷静に調査を開始。

EK4破損状況全体像

車体は弓なりに曲がったが、室内への波及は最低限で、生存空間はしっかり残っている。フロントセクションとリアシート部分はかなりの破損だが、奇跡的にも運転席側部分はほぼ無傷。

フロントセクション損傷具合

左カーブでリアから滑り、半時計回りにスピンし始める。

反射的にブレーキを踏んで、ハンドルを右に切ってカウンターを当てる。

フロントタイヤのグリップが一気に回復し、今度は時計回りにスピン、助手席側から壁に衝突。同時に、フロントバンパーがブーメランのように高速回転し、左車線の壁にまで飛んでいった。

リアセクション損傷具合

かなりの速度で壁に突っ込み、最初の衝突でスピンは止まることなく、今度はリアテールランプ部分が壁に激突。衝撃がリアセクションに伝わってリアガラスは粉々に砕け、破片は慣性の法則に従って大粒の雨の如く、前席側まで飛び込んできた。リアサスアームを含めて、リアタイヤがフロア側に押し込まれている。

ボンネット内

ボンネットを開く。衝突によりエンジンが押され、バルクヘッド側にズレていた。ヘッドライトの透明樹脂レンズはなくなって、パワステフルードタンクからパワステフルードが噴出、フレームはしわくしゃになっている。

割れたフロントブレーキローター

右フロントタイヤを除き、残り3本のタイヤとホイールにダメージがあった。最も酷かったのが、この左フロントタイヤ。ブレーキローターが割れていた。

左側面から圧迫された車内

一通りの検証を終え、最後に室内を見る。横方向から押し込まれているのでシートバックが傾き、内装パーツが外れかけていた。古い設計の車でも側面衝突に対応していたことで、生存空間がしっかり維持されることを体感することになった。


・現場:首都高11号台場線有明JCT、東行き方面
・日時:2005年12月9日0時ごろ
・天候:晴れ、気温は低く、無風
・路面:完全ドライ
・損害:車両全損。首が腫れ、数日に渡っていわゆるむち打ち症が続く。

事故発生から12時間が経過した昼の12時に、廃車の手続きが完了し、解体屋送りとなった。5月26日に登録したときは78,800km、この廃車のときは96,000kmを超えていて、半年で18,000kmほど乗ったことになる。

シートベルトは絶対に装着しましょう!!万一のときは、身動きが取れなくなるほどガッチリとシートに体を固定して、衝撃から守ってくれます!!