残念だったなぁ、トリックだよ。(コマンドーより)
義務教育課程での理科で使われる、各種標本教材。それら教材を扱う専門店で石炭が売られていることに気付き、さっそく取り寄せてみる。
石炭の類は購入して、実際に届けられるまでどのような種類(性質)かは分からないことが殆どで、産地はもちろんのこと。一口に石炭と括っても無煙炭や歴青炭と分類があり、個人的な感覚では無煙炭は特有の艶が強くて破片が出にくく、扱いやすい石という認識がある。
さて、発注していた石炭が届く。100gでの販売になので、小さい石炭の詰め合わせ。小学校や中学校向けの教材として、ベストサイズなのかもしれない。

今回は歴青炭となった。無煙炭に見られる艶は少なく、石炭の破片がパッケージ内で大量に積もっている。Bituminous Coalと英名も表記しているので、教材でありながら石炭標本としての性格も併せ持っていそうだ。
採掘地なのか、LOC.(location)には福岡県の三池鉱山の名前が記載されている。どういう鉱山なのか調べてみると、1997年3月30日付けで閉山しており、現在は炭鉱の坑口跡等が世界遺産として登録されているとのこと。
購入した石炭について、閉山しているはずの炭鉱の名前が出てくることは、初めてではない。採掘地を追ってみると、北海道や九州といった各炭鉱がヒットするが、いずれも閉山済み。それがなぜ現代でも買えるのか。単純な長期在庫なのか、試料や研究目的で細々と採取されているとか。まさかリマークでもあるまいし、なかなかのナゾ。
石炭は手や指が汚れやすい石なのかもしれないが、その正体は植物化石であり、数千万年~数億年前から現代にやってきた存在。さらには石炭とダイヤモンドは同じ元素となれば、少しは見方が変わってくるかもしれない。





