ディーラーのピットへ入庫すると「では準備できましたので、こちらへどうぞ」と案内される。そこには二脚リフトで持ち上げられたEK9シビックRが。
今回に限らず、状況説明や部品流用時の加工方法について、ピット内に案内されてその場でこうしましょと指示することや、代替案を提示することは少なくない。「たぶん、ウチより部品事情は詳しい」とは専属メカニック氏の一言だが、そうでもないっすよ?と答えておく。
「いやー、ちゃんと見たんですが」
「実はっすね、この付いていたブーツ、社外品なんすよ。ココで5年前に取り寄せてもらったやつについていたもので」
と、取り外された社外品のステアリングラックブーツと純正品を見せる。
「え?マジ?うーーわーー!全然ちげぇ!んだよこれぇ!」
「ひっひっひ、こりゃ分かりませんぜ?自分も持ち帰ったやつ見比べて、初めて気づいたレベルっすよ」
雑談チックかつ、笑い声を上げながらの修正に向けての打ち合わせが続く。

クリップが外れているステアリングラックブーツ。こんな状況で、脳裏に浮かんでいたのはISO9001:2015における「10.2 不適合及び是正処置」だったりする。完全に職業病、業務モードで内部監査状態に切り替わっていた。
どういう状況であれ、不適合事象が生じているため、修正処置を行わなければならない。次に原因の明確化、再発防止策の確認、処置を文書化して保管。いやISOとは何ら関係ないので、求めているのは修正処置までだが。
いずれにせよ、今日中に直せる状況ではないため再入庫が確定。日々の通勤や買い出し用としての足車運用は昨日付けで終わっており、入庫日にある程度の自由が利くようになっている。今回はディーラーの都合次第で決まる。






