青森から帰る日。起床時間は4時30分と早く設定していたが、昨夜は20時過ぎには消灯したことで8時間ほどは寝ることができた。身支度や前日に買い込んでいたパンで朝食を済ましたら、5時ちょうどにホテルを出発。あと30分もすれば日の出時刻になり、完全な暗闇の中を走ることは避けられる。

都心の汚染された上空の空気では、ここまでキレイな空の色は出ないなと思いつつ、秋特有の高い雲と鮮やかな空を見ながら、東北道の南下を開始する。

秋田県側は何かと天気が悪くなりやすい…というのが私の中のイメージで、今回は強烈な濃霧。しかも小坂ICから十和田ICに掛けてはリニューアル工事による終日対面通行規制が行われており、このドライブにおける唯一の悪条件走行となった。
街中では必要の無いフォグランプを点灯させて走っているのに、濃霧では一切点灯しない車ばかり。ドライバー自身が前方を見えているか否かではなく、相手方に自車を気づかせるために点灯する。このあたりを理解していないのが、サンデードライバーかつ地元住民らしいところか。規制は7kmほどの距離があり、通過に10分も掛からない時間がとても長く感じられた。

気温は8℃。暑い環境に慣れている身ゆえ、いきなりの低気温は骨身に沁みる。冷えで脚や腰が痛くならないように、足元への温風をコントロールしながら走り続ける。

出発から2時間ほど経過。安代JCTを越えて、岩手山を望む区間に到達。今日は「裏側」から岩手山を眺めることになって、稜線がはっきり見えて美しい。

何かの工事の結果からなのか、S字区間が設置されていた。アスファルトはまだ真新しく、雨が降れば油が浮き出て滑りやすくなると直感するほど、浮いた感触がある。下り線に至っては、スピンしてガードレールに衝突した痕跡があった。

上り線の中間地点を越える。メーター読み90km/hのペースを保って流し続けているので、疲労感はない。
東京青森日帰り弾丸ツアーの場合、ここを越えるのが17時から18時に掛けてで、日没に差し掛かって視界が悪くなり始めるタイミングだった。家までは400km近くあるので、これだけの距離を暗い中を走り続ければ、酷く疲れるのも仕方ない。

2時間毎の休憩を繰り返しながら、宇都宮ICを通過したのが正午あたり。長らく2車線区間に留まっていたからか、3車線の広々とした道路は走りやすい。首都高内も渋滞することなくスムーズに通過し、家に到着したのが14時30分、合計9時間半の走行時間となった。総走行距離1,493km、総合燃費は18km/Lだった。
東北道を走り終えるあたりで295,000kmに達し、帰宅してもまだ日が高く、今日はもう動きたくないという疲れもない。荷物を片付けたら、工具を持ち出してもう一度車に戻って、ドライブ後の後始末を始める。
津軽平野区間はトンボが多く飛び交っており、バンパーのグリルメッシュには運悪く衝突して砕けてしまったトンボがあちこちに引っかかっていた。メッシュが防御壁になっていることで、ラジエターやコンデンサまで到達した虫は一切なく、羽や足の破片が少し付着しているくらいだ。ブラシで掻き落として除去。

さらにタイヤローテーション、サスアームのブッシュへのシリコンスプレーを噴射する定例作業も行って、後始末作業は終了。青森港で潮風を浴びて、虫の衝突で汚くなったボディの洗浄は、また明日。