荷物が国内にやってきた

29日にオンタリオ国際空港に運び込まれた荷物は、経由地となるオークランド国際空港にやってきていた。FedExはオークランド国際空港が拠点空港の一つで、ここから日本の成田空港への直通便もある。

アメリカ国内ではゆっくりとした動きだったが、国際航空便となれば一日毎にけっこうな動きがあった。追跡ログには経由した地域が次々記載され、日本国内では見慣れた成田市や江東区といった市区名が出てきて、ようやく日本国内に到着したことが確認できた。

アメリカから日本までのFedExの追跡ログ

今朝、成田空港に到着。通関手続きを終えて昼過ぎに正式に輸入、夕方の18時前に業者に最終配達委託となった。ここまでくれば、到着まであと少しだろう。

さて、オークランド国際空港から成田空港までどのような経路を使ったのか、ヒコーキ趣味としては最も気になるところ。オークランド国際空港を出発した時間が残されているので、ここから調査すればいい。

FedExの貨物便で成田空港といえば、ぱっと思いつくのが三発機、MD-11F。しかもアラスカ州のアンカレッジ経由という、太平洋横断の伝統的路線なのかな?とイメージしてみるが。

FedEx MD-11F N615FE

垂直尾翼の根本にもエンジンを装備した三発機のMD-11F。いまどきの整ったデザインの機体にはない、旧世代特有のゴツゴツした印象がかっこいい。もともと三発機が好きなので、どうしても贔屓目で見る。

オークランド国際空港の出発時刻と成田空港の到着時刻から、FlightAwareで調べてみると、確かにアラスカ州を飛行していることを確認できた。

太平洋横断ルート

但し、アンカレッジ空港に降り立つことなく、上空を通過。ベーリング海を眼下に、ノンストップで日本へ飛んできていることが分かった。

FedEx N855FD 777-200LRF

使用機は双発機、ボーイング777Fだった。これなら重量はなくても、容積と数が多い小包系貨物の輸送にぴったり、燃費のも良さで長い航続距離を活かすことができる。

江東区に一時保管されている状態から、最終配達のためにさらに移動が行われる。よって手元に到着するまでは、もう少し時間が掛かりそう。注文したシビックR部品は、どのような梱包で送られてくるのだろうか。

NEXT→ウェザーストリップ、到着

誤報だったらしいが

午前9時38分、業務用の携帯電話と各個人のスマホが、一斉に緊急地震速報が鳴る。騒々しい事務所内でもブイブイとアラーム音が鳴り響くので、「地震かっ!?」と体が防御態勢に切り替わる。

運がいいのか悪いのか、今日は現場ではなくデスクワーク、しかもビルの中。忘れもしない2011年3月11日、本震以降の余震でジェンガのように右に左に揺れ続けていたビルが、今日の業務部署。本当に地震だった場合に備えて、頭上を見上げて蛍光灯の位置を確認、続いて背後に書棚があるので素早く逃げられるよう構えておく。速報を耳にしてから危険回避モード態勢まで、5秒程度だったと思う。

想定震源地域は千葉南方沖、一分程度しか猶予はない。足元がムズムズするようなP波の着弾に備えるが、揺れる様子はなく。問題は無さそう?と通常業務に戻る。緊急地震速報による営業路線の自動停止措置の復旧作業を横目に、止まっていた時間と区間を記録しておく。

後の調査で誤報だったようだが、構いやしない。むしろ、東日本大震災から9年近くも経過して記憶が薄れてきており、本当の事態であればどう身を守るか、改めて考え直す機会になった。今回の場合、頭上と背後の危険物を咄嗟に把握できたが、手の届くところにヘルメットがあっても、それを素早く被って防御力を上げることができなかった。いつどこで地震が起きるか分からない。緊急地震速報が出ないまま、突然大きな揺れを食らう可能性もある。手持ちのもので、どう命を守るか。

本格的に動き始めた荷物

朝っぱらからスマホがブルブルと振えるので、遅延や天候に関する情報だろうと思っていたら、SMSだった。誰から?だと思いつつ発信者を見るとFedEx。HondaPartsNow.comで購入手続き時にスマホの電話番号を入力しており、これでSMSによるメッセージの送信が成り立ったようだ。

FedExからのSMS

SMS上に表示されたURLから追跡が可能になったが、スマホ上では配達予定日と配達先住所が文字情報として表示されるだけなので、情報としてはいまいち。ただ、一昨日までのアメリカ東海岸から西海岸に横断し、ロサンゼルスの街を動き回っていた状態から、何か変わることが期待される。

荷物の所在地は空港近く

Googleマップ上のログ情報では、ついに空港近くで止まった。オンタリオ国際空港が目の前。ここから航空便で太平洋の横断になるのだろうか。スマホ上では詳細な情報が何も分からないので、帰宅後に改めて調べ直してみることになった。

FedExのWebサイトで追跡番号を入力

FedExからのメッセージ上には追跡番号が表示されていたので、その番号をFedExのWebサイト上から入力する。

配達予定日確定

追跡番号から、このように表示される。出荷元はフォンタナ、オンタリオから輸送処理が行われているとの情報。仕向け地はこちらの居住地区とJPが表示される。続いて、詳細表示をクリックする。

詳細データも把握できる

輸送している荷物の詳細が表示される。配達予定日だけでなく、輸送ケースの寸法と重量等も表示されている。ウェザーストリップ一本なので、1kgも満たない重量。これ以上の情報はなく、荷物の現在地は相変わらず最初のメールで案内されたGoogleマップでの表示に頼ることになる。

太平洋の横断に向けて準備に入ったことは間違いないようで、少し安心した。というのも、今までの追跡情報では個人の住宅にログが残り「カリフォルニア州の個人宅に配達された」と表示され、もしかしてロストか?と身構えていた。

NEXT→荷物が国内にやってきた

仕事猫

もともとは「現場猫」だったが、コラ画像から本来の作者が逆輸入するカタチで「仕事猫」になる。現場で働く人間として、その仕事猫で描かれた『労災に至る1秒前』『慣れた作業だから』といった類のイラストは、どれもあるあるネタばかりで馴染み深い。そのガチャフィギュアまで出回るようになり、デスク上で展開されたのが、この二種(二匹?)。

純正状態の仕事猫

缶コーヒーで一息ついている猫、「ヨシ!」と指差喚呼する猫。右側の指差喚呼猫については、ヘルメットをよく見ると緑線が入っており、これは現場での監督(班長や管理者)担当となっていることが多い。実際の現場をコントロールしながら、その一方で上層部からあれこれ言われることがあり、まさに典型的中間管理職。そのあたりの苦労はどこも似たようなものだと思うので、それは除外して。

この二匹を眺めていて、なんとなく違和感というか、実際とは違うんじゃね?と思うところが出てきた。そこで吹き出しを付け替えてみる。

実際はこう

「ハァ~」とため息しつつ、対象物か空に向けて指だけは差している監督猫。そして休憩時間だけは「ヨシ!」と元気になる猫。こうすると妙に生々しくなって、こちらのほうが把握しやすいとの感想だった。

中央労働災害防止協会(中災防)にも仕事猫の安全ポスターがあって、事業所だろうが個人だろうが購入することができる。ああそれで…。他の部署では実際に壁に掲載されており、さっそく持ち込まれたらしい。この手のポスターを貼り付ける許可が出るくらいなので、時代も大きく変わっているようだ。

注文から一週間が経過して

これまでのあらすじ。

工場生産当時から未交換で、雨漏りが疑われるようになった運転席側ドアのウェザーストリップ。日本国内では購入できなくなっているが、その一方で海外では販売されており、アメリカのHondaPartsNow.comというホンダ部品の通販サイトで、必要な部品を発見。さっそく購入手続きをして、本当に届くのか。待ち続けているところ。

注文したのが7月21日なので、今日でちょうど一週間。注文を受け付けた、あとは追跡サイトで確認してくれというメールが一通届いただけで、今のところ音沙汰はなし。国内であれば「手続きしました」「発送しました」「到着予定日は…」と事細かに来るが、何事も事細かに報告するか、あとは自分で確認しろと半ば放置されるか。文化の違いを実感しているところだ。

2020年07月21日はマサチューセッツ州

現地7月21日の時点では、マサチューセッツ州に追跡ログが記録されている。マサチューセッツ州で知っていることといえば、アポロ誘導コンピュータを開発、製造したMIT/マサチューセッツ工科大学があるくらい。アメリカの東海岸な地域。

2020年07月24日はカリフォルニア州

それが現地7月24日になると、アメリカ西海岸はカリフォルニア州、サンディエゴ付近で記録されているので、いきなりアメリカを横断したことになる。

24日は移動継続中

この日はよく動いており、サンディエゴのエルカホンから少し北上、パウェイ(Google Map上ではパウウェイ)で記録されたと思ったら…。

さらに移動継続中

今度はフォンタナで西に移動している。この一週間での動きはここまで。ログとしてはあまり正確ではないようで、記録された地点はごく普通の住宅地。物流センター的なものがあるわけではなく、近くに空港等があるわけでもなく。

このとき、Googleマップのストリートビュー機能でログ付近を調べていたら、日本車が次々見つかることに気づく。ホンダ車に限ってもシビックは当然のこと、アコード、プレリュード、インテグラといった馴染みのある車がたくさん見つかる。

シルバーのEKシビック

シルバーのEKシビックも発見することができた。乾燥しながら、それでいて雨が降る土地柄、どういう錆具合なのか。

クレジットカードには請求が記録

注文したパーツが売られていて、しっかりと移動していることから、買うことはできたようだ。クレジットカードにも請求額が出ており、その額は20,000円でようやく釣り銭が出るレベル。ドル購入ではなく円購入となったが、本来なら5,000円少々のパーツがこの金額。これだけでも海外注文はなるべく回避したくなる手段で、こうならないためにも病的ともいえるリフレッシュ作業を繰り返していて正解だったと実感。

無事に到着したときには、このブログ記事から維持レポートに書き直したほうがいいだろうか。「ブログ上だと追うのが面倒」「htmlのレポート記事のほうが一気に読める」という声がけっこう多いので。

NEXT→本格的に動き始めた荷物

その消耗品、前回交換日失念につき

交換した部品の走行距離や日付は細かく記録し、油脂類についても定期的に交換しているところだが、ワイパーに関しては全くノーチェック。前回の交換がいつだったか、全く覚えていない。拭き残しが目立つようになって、それじゃ交換すっべというレベル。寿命は一年が目安とされるが、その去年度に交換したかどうも怪しい。

拭き残しだらけの、視界が悪い状態を放置するわけにいかず。そこで昨日、キーパー施工後の最終点検中に「ついでにワイパーもあります?」と、その場で購入。近所のホームセンターまで行けば、もう少し安い製品があるのかもしれないが、そこまでのガス代や雨の暗い夜道を走るリスクを考えれば、ここで買うのがベストと判断した。

ガラスに反射する夏の空

今日の天気は、晴れていたと思ったら大雨が降って「狐の嫁入り」。車外に出たら急に晴れて、夏の空が広がっていた。雨が降ってくることを待ち、フロントガラスの拭き残しが無くなっていることを確認する。前方の視界がまるで違うことに少々驚いたが、今まではかなり酷い状態で走り回っていた。今年は雨が多く、このまま放置し続けていれば危険度が増していた。来年からは、梅雨シーズンに入ったら忘れずに新ワイパーを購入、定期的に交換しないと…。

ボディコーティング

洗車すると雨が降るというマーフィーの法則に、シルバーの塗装で汚れが目立ちにくいというモノグサ体質にはピッタリなカラーリングから、シビックRのボディ表面は基本的には汚いまま。

それでも年一回はクリスタルキーパーの施工を依頼している。春夏秋冬、しっかりとコーティング剤が定着し続けて、劣化した塗装のクリア層が少しでも保護できれば…という期待が大きい。

コーティングしてスッキリ

施工が終わり、皮膜が塗り直されてずいぶんと艶々した銀色になっている。日頃洗車しておけば、この艶をいつでも楽しめるのかもしれないが、今夜からまた雨で、明日も雨。キレイな車体を楽しめるのは、車体が返却される今だけのこと。

同時オプションに設定したヘッドライトプロテクト。使用する薬剤が今シーズンから変更されたそうで、詳しくは聞かなかったが、効果はより優れているとか。ヘッドライトはもう後がないので、仕様変更で防御力がアップするならいくらでも歓迎。

自分で壊していたレリーズベアリング

BRZで快適生活さんのところの記事、クラッチ修理完了直後の珍事を読んでいて、

EK9に乗っていた当時、約5万キロ周期くらいでレリーズベアリングが劣化・交換してまして

この一文に、ん?そういえば?と過去を次々と思い出していった。今日はそんな昔話から。

まず2014年9月(196,064km)にミッションのオーバーホールを行っており、クラッチ周辺も同時にリフレッシュしている。当然、レリーズベアリングやレリーズフォークといったクラッチカバーの操作系部品は純正新品に交換した。

それから4年半が経過しようとしている2019年3月(283,277km)にレリーズベアリングからの異音で、SPOONのレリーズベアリングに交換している。作業レポートにも書いてあるが、ミッションオーバーホールから3年、60,000kmが経過したあたりから、鈴虫の鳴き声のような金属音が聞こえていた。単純計算上、2年近くに渡って異音を放置していたりする。

そこにBRZで快適生活さんの記事を読んで、クラッチペダルを踏むと件のキュルキュル音だけでなく、ギーギー…ギシギシ…と鳴っていた記憶が蘇る。しかも快適生活さんのEK9では約50,000km、こちらでは60,000km。走行環境やクラッチワークといった違いはあれど、僅か10,000kmの差。

かつて乗っていたDC2インテRでも、クラッチ操作でギーギーと音が鳴っていた。法定12ヶ月点検では「クラッチの異音が凄いんで、グリス塗っておきました」と旧ベルノ店のディーラーから告げられていた。

クラッチスレーブシリンダーを見る

計3件もの異音事例となって、構造的な問題か?と現車を眺めて考え直してみる。ミッションケースを貫通するようにクラッチスレーブシリンダーが装着されており、しかも進行方向を向いている。ゴムブーツで覆われているとはいえ、完全な防水構造ではなく、内部に少なからず水が入ることは想定されているようで、すぐに外へ排水されるような構造になっている。

もう一つ、2016年はラジエターの交換を繰り返しており、最終的な水温対策は「内外共に清掃され、整列されたフィンを維持する」こと。フィンに付着した虫の死骸、挟まった小石や砂を押し流すため、高圧洗浄機でフィンを洗うことが多かった。

損傷したレリーズベアリング

これらの観点から想定される答えとして、高圧洗浄機によるストレスで、レリーズベアリングを壊した。ラジエターのフィン清掃で、高圧で大量の水がラジエターを通過し、クラッチスレーブシリンダーを伝って内部に次々と浸入。レリーズベアリングやレリーズフォークのグリスを流失させてしまい、異音の発生に至ると考えられる。良かれと思っていた冷却対策が、一方では損傷を与えていた。

レリーズフォークの油切れによるギシギシ音なら、グリスや潤滑スプレーの塗布で鳴り止むことが多い。快適生活さんのEK9やDC2インテRでの事例に該当する。クラッチペダルの操作による異音は複数の原因があり、発生個所も異なる。ギシギシ音ならレリーズフォークの操作系、キュルキュル音ならレリーズベアリング本体といったところか。

レリーズベアリングを交換してからは、ラジエターのフィン清掃も変更している。基本はナイロンブラシでフィンを払う乾式清掃で、水洗いは最後の仕上げ程度に留めている。社外品の装着や清掃方法の変更で、330,000km台に入ったときに異音が出るか否か。引き続き観察事項としている。

異音は「様子見」として後回し、または放置されることが少なからずあるが、何かしらの異常があって音が出ている。部品を交換して解決するだけでなく、どうしてそうなったのか。状況から想定される原因を考え、方針を決めて次の対策に着手する。PDCAサイクルよりもOODAループに近いものがある。

海の日なので

連休初日で雨、世間の状況を考えれば遊びに行くわけにはいかず、Stay Homeとなる。

北海道ドライブでフェリーに乗るようになってから、船に興味を持つようになった。乗船するしない問わず、船の写真を撮るようになっており、しっかりしたカメラでキレイに撮影したく、これがミラーレス機にチェンジした理由の一つに含まれている。んが、大手を振って遊びに行ける状況ではないので、もうしばらくは我慢が続きそうか。

太平洋フェリー きたかみ(初代)

太平洋フェリーのきたかみ(初代)。撮影当時は2016年で、それから現在はどうなっているのか調べてみたら、2019年1月に引退しており、その後解体されたとのこと。撮影したときも、船体がずいぶんと傷んでいると感じていたが、その時点で進水から27年が経過。長期に渡る運用のストレスが船体に出てきていたようだ。

SCF PIONEER

SCF PIONEER、原油タンカー。全長は228mで国内のフェリーに多い200m級から少し伸びた全長だが、全幅や喫水がアップするために、スペック以上に大きく感じる。荷物となる原油を積んでいないため、バルバスバウや舵が見えている。狭い港の中で接岸するため、船体の向こう側ではタグボートがピッタリと寄り添っていた。

裕洋丸の船橋

港に訪れていたタンカーの写真を間近で撮っていると、「キレイに撮れたか?」と乗組員が声を掛けてくることもある。

海の日は、1876年(明治9年)に明治天皇が青森から横浜までの航路に座乗され、7月20日にご帰着されたことを記念して制定された「海の記念日」が由来。その後、ハッピーマンデー制度で7月の第3月曜日となり、今年は東京オリンピックの都合で7月23日に変更されているが、大会が延期されても休みは変わらず。翌日はスポーツの日となって、これで7月の4連休となった。

最高120km/h引き上げとか

警察庁は、高速道路の一部区間で最高速度を100km/hから120km/hに引き上げることを容認する見通しとなったそうだ。新東名と東北道では既に120km/hが試行されており、このまま継続。さらに東北道の浦和IC-佐野スマートIC(約53km)、常磐道の柏-水戸IC(約71km)、東関東道の千葉北IC-成田JCT(約26km)が引き上げ対象区間となる。

新東名の新静岡ICから森掛川IC間の最高速度が、試験的に120km/hに引き上げられたのが2019年3月1日。この変更を受けて、さっそく試走している。その後、何度も同区間は通過しているところだが、わざわざペースアップするようなことはせず、いつもどおりの90km/h弱で流している。当時の記事にも書いているが、一時的にペースアップしても稼げる時間は数分程度。PA/SAで休憩すれば、ローペースの車に巻き返されるからだ。

最初から120km/h(担保速度は140km/h!)で設計されている新東名はともかく、既存の東北道や常磐道、東関東道は道幅が狭く、それでいて120km/h運転はけっこうスリリング。青森までの走行では花巻南IC-盛岡南IC間の約27kmが120km/h試行区間となっているが、交通量の多さと道幅の狭さ、区間の短さも関係して、わざわざペースを変える必要は無かった。

計算上、27kmの区間を90km/hで走ると18分、同じく120km/hで走ると13分半。僅か4分少々の稼ぎを出すために燃料を多く使ったところで、一度の休憩で相殺されてしまう。早く着きたいなら、ハイペースで走るのではなく減速する機会を抑えることが重要。よって、今回の引き上げ対象区間が増えたところで、個人的には影響や恩恵は殆どないだろう。

高速道路の最高速度が100km/hに制定されたのが、1963年(昭和38年)。それから長らく100km/hが上限となっていて、これは警察庁の「スピードを出さなければ事故は少ない」という脳筋的な思考があった。

そんな凝り固まった昭和脳からすれば、最高110km/hを試行するようになった2017年、120km/hになった2019年の出来事は大きな変化。先行試行期間中の2区間では、死傷事故の件数や発生率に大きな変化はなかったそうだ。そもそも、120km/h化する前から100km/hを上回る速度で流れている実勢を知っていたわけで、これから先も状況に応じた柔軟な変更を期待したい。

最高速度が原因となる変な事故を起こしてしまえば、それみたことかと警察屋を喜ばせる結果になる。まして、1990年代の旧い車に乗る以上、安全装備や物理的な事故対応力ではイマ車とは比べ物にならないほど不利。最高速度が上がったからといって、120km/hで走らなければならないわけではなく、今までと変わらず慎重な運転を求められる。