帰り際、所属組織の副社長と取り引きがあった。コロナ禍かつ油断ならない環境下ゆえ、会合までは行えず。「ブツはこれだわ」「うわ重たいな」で物資を受け取って、持ち帰る。
その重たい物資とは、営団02系電車…現在で言うところの東京メトロ02系で使われていた、運転室用の扇風機だ。

業務用装置の一種だけあって、家電とは明らかに異なった頑丈な構造になっている。フレームは全て金属でできていて、羽根も金属。これで重量は増えていき、曰く「約4kgはある」とのことで、確かに重い。
ここで、職場の古い工場で使われていた103系の扇風機は、工場のフレームに直接装着されていたことを思い出す。この02系用扇風機も、本来なら電車の天井に装着されていたもの。先の103系扇風機の実例から、鉄道用扇風機を建物に流用するとなれば、高強度なフレームや板をベースに、太いボルトでしっかりと固定しなければならないという結論を得る。家の壁や天井にそのまま装着しようとしても、その重さから普通のボード板では壁から崩れ落ちる可能性が極めて高い。

背面。天井に装着され、人間の手が近寄らないであろう背面は、指ガードは無いようなもの。首振り動作が可能になっていて、ノブを押し込めば左右に動くようになっている。

モーターケースに装着されている銘板。製造は三菱電機、単相200Vはともかく周波数は50/60Hzとなっていることから、モーターそのものは汎用品だろうか。さらには一般的な100V用プラグが備わっているので、定格の半分の電圧なので緩やかな風となるが、そこらのコンセントに挿せば回り出す。
さて試運転。内部からカタカタと異音が鳴り、回転が安定しない。首振りノブを押し込むと、ファンが止まりそうになる場面もある。天井から吊り下げた状態をイメージして、ファンを下向きにした状態にすると回ろうとしない。駆動系に何らかのダメージを抱えているとして、まずは分解して修復可能か判断しなければならない。
ホンダの発電機EX300、時計、シビックに自転車に。こられに限らず、何かしらの修復作業を待つメカ類は多くあり、今度はこの営団02系用扇風機が追加されたことになる。予定が多いことは、それだけ暇になりにくいのでむしろ好都合だ。修理期限はないので、じっくり取り組むことになった。
同時に副社長から提示された『需要と供給』の問題。非常に驚いてしまい、頭が真っ白になってしどろもどろな答えになっていた。あうあう。とりあえず、お大事に。>副社長












