EK9/EK4シビックにおける、車速センサーの交換方法について解説。なお、DC2/DB8インテグラも基本的な流れは、殆ど同じとなる。

作業スペースを確保するため、タワーバーを外す。

続いてインテークチューブ、インテークチューブやスロットルに繋がるホースやパイプ、カプラーを外す。
α.赤色丸のクリップを外し、チャコールキャニスターからのホース、ブローバイガスパイプを外す。
β.スロットル上のMAPセンサーに繋がる橙色矢印のカプラーを外す。
γ.青色丸のホースバンドを緩め、インテークチューブ本体を外す。

タワーバーとインテークチューブを外すと、車速センサーが見えてくる。ラジエターロアホースを辿り、サーモスイッチからさらに視点を下に移すと、ミッションケースの上部に車速センサーが取り付けられている。

車速センサー上部のカプラーを外し、ハーネスは避けておく。

ミッションケースに車速センサーを取り付けているボルトを外し、車速センサー本体を上に向かって慎重に外す。以上のプロセスで、車速センサーを車体から取り外すことができる。

取り外した車速センサーは精密装置なので、柔らかい布の上に置くなどして、衝撃を与えないように注意する。新しい車速センサーを装着してからの組み立ては、ここまでの工程の逆の流れとなる。車速センサーの固定ボルトの締め付けトルクは9.8N・m(1.0kgf・m)。

車速センサーが取り付いていた穴を覗くと、金色の液面が広がっている。この金色の液面こそミッションオイルで、ホンダ純正MTF-III特有の色がしっかり見える。車速センサーに回転を伝える、デフに刻まれたギアも僅かに見える。
■■車速センサーは2種類あり■■
パーツカタログ上では、EK9シビックRの車速センサーは2種類設定されている。

エンジンナンバーやフレームナンバーを問わず、どちらも選択可能。向かって左側、8番がマツシタ製、右側の7番がデンソー製となる。共に部品名称は『センサーASSY.,スピード』だ。応じて部品番号も末番が若干異なるが、共に価格は8,990円となる。
7番…78410-S04-911 センサーASSY.,スピード(DENSO)
8番…78410-S04-912 センサーASSY.,スピード(マツシタ)
サプライヤーを見分けるポイントはカプラーの下側の形状で、マツシタ製は卵形、デンソー製は円形となっている。サプライヤーの違いによる設定変更等の別作業はなく、基本は入れ替えても問題はなし。現車で使用されている車速センサーの形状を目視チェックし、同じサプライヤーのセンサーを選ぶのがベストだが。

多少狭いものの、取り外しや分解することなく目視チェックすることが可能。写真のように円形となっているので、デンソー製をチョイスしている。

78410-S04-911 センサーASSY.,スピード(DENSO)の新品。
以上が、車速センサーの交換レポート。EK9の車速センサーの交換方法が分からないというツッコミで、改めて記事に仕上げて独立化した。