ブラウザの追跡型広告では、時折ヤフオクの広告が表示されることがある。普段は閲覧歴の多い、腕時計やCPUの出品広告が出てくることが殆ど。そんな状況で、EK9シビックRに関する出品を見ようものなら、いつもとは違う閲覧行動と捉えられて、広告内容がシビックR関係ばかりになる。
そのとき、大量の純正部品がセットになって出品されている内容が表示されたので、どのようなオークションか。ちょっと見てみることにすると…。

シフトレバーブーツを中心として、シフトレバーに関係する大小様々な部品がセットになっているらしい。出品説明欄には交換予定だったが、車両入れ替えで使わなくなり、出品となったそうだ。部品番号からいろいろ揃っているとのことだが、そのパーツ図面は次の画像に掲載されているようだが。

なるほど、確かにシフトレバー周辺の部品が揃っているようだ。それにしても、主要部品図だけキッチリ表示されているこの図面、妙に見覚えがある。特に画像右下の灰色の一文。スマホ上のブラウザでは画像を拡大することができるので、一文のところを拡大表示してみると。

『ホンダ電子パーツカタログより抜粋、引用』の文字。この表現方法は、当Webサイトのレポート上で使用している部品図で必ず使っている一文だ。

シフトレバーブーツ、エクステンションロッドの交換のレポートページで掲載している部品図がこちら。
恐らくレポートを読んで、掲載した使用部品表から必要な部品を検索し、Monotaroで部品を買い揃えたものと思われる。Monotaroで部品を買った際に添付されるバーコードステッカーが、それを裏付ける。そして部品図部分だけを印刷するなりして、車体に使う予定だったのかもしれない。しかし、車両入れ替えで不要となり、かと言って捨てるのはもったいなく、オークションにて放流…といったところか。
さて、オークションの説明文に記載されている『26,28Oリングに関しては品番見当たらず』という一文。先のレポート上に掲載している図面からも分かるとおり、殆どの数字が潰れて見分けが非常に困難になっている。ここでいう26及び28とされた部品は、2番のチェンジレバー本体に組み込むジョイント部分のOリングなのだが。

部品図を拡大すると少しずつ見えてくるが、まだ数字が潰れてよく分からない部分がある。26?28?どういう数字が書いてあるのか、まだ判別しにくい。

それならばと、原版サイズまで拡大すると、ようやく見えてくる。26番のOリングを4個が使うのが正解であり、28番はマウントストッパーを固定するボルト。
26番の部品番号は91301-671-671だが、こちらはMonotaroではヒットしない。これで品番見当たらず…と判断したのかもしれない。実際は、バイクショップのWeb通販サイトでヒットするようだ。
ホンダ純正部品の地味な凄さがここにあって、二輪と四輪で共通となっている部品は少なくはない。私自身、ボルトの買い忘れが発覚し、即日発送できるバイクショップから部品を購入したことがある。そのボルトは、旧カブ用の純正ボルトとして販売されていたもので、部品番号はシビックR用と共通となっていたため、問題なく装着することができた。
『レポートに記述した部品番号を鵜呑みにせず、必ず手元の車検証とパーツリストの照合を行ってください。』とは、当Webサイトのインフォメーションページにも記載している。過去にも書いたが、掲載したレポートの内容をそのまま鵜呑みにして、部品を発注してはならない。間違いが含まれている可能性があり、必要ではない部品が含まれている、逆に必要な部品が掲載されていない…といった恐れもあるからだ。
このオークションのように、図面の番号が分からなくなって見込み発注した結果、適合しなければ無駄になってしまう。部品代が安ければ割り切れるが、高価では厄介な問題になる。例として26番と28番が分かりにくい、部品番号が見当たらないといった疑問点があるなら、最も早い解決策は店舗(プロ)に聞くことだ。
レポートページを紙に印刷してディーラーに持参、そこで改めて照合しながら部品を買った…と報告を受けたことは一度や二度ではない。中にはレポートページをベースに、チューンショップで作業を依頼した…と驚かされたこともある。しかし、これなら必要な部品がチェックできて、統廃合で番号が変わっていたときの最新番号が出るので、間違いは確実に減ってくる。このように裏を取ることが大切。
ネット上のWeb通販サイトでは、部品番号が変わった場合に代替番号へ案内されるかは、その時の状況次第だ。レポートページ内の部品番号からMonotaroにヒットするが、取扱終了になっていて、これで廃番になったと思い込む等々。まさかこれが、ホンダ車の部品は無いとネット上で騒がれる直接原因か。部品が無い部品が無いとはよく聞くが、どこの部品が出ないのか教えてほしい。
やはり、ディーラーに入店して「部品買いたい」と言うまでが、意外と気おくれするものなのだろうか。入店拒否されそうな車なら、車検証を片手に単身乗り込むなんてこともできる。
オークションに出品されている部品セットの定価から、下回った価格で落札できればお得になる。