キャンプ場の大混雑により、大人子供両方の大きな奇声が響く夜を我慢しつつ、夜明け前の4時。事前の予報どおり大雨で、雨粒がテントを叩き続けていた。さすがの大雨では浸水は避けられず、スマホや着替えはすっかり濡れてしまい、寝袋やマットもアウト。そして次第に強くなっていく雨脚にも関わらず、キャンプは晴天だけなんて誰が決めた?と割り切って静かに行動を開始。ひとまず炊事場内にテント一式を移動して、拭いて水気を落としながらの撤収作業、そして朝食となった。

425の語呂合わせで『死にGO』とはよく言ったもの。そんなコースのスタートは池原ダムに設定。天端を国道が通る珍しいパターンで、ダムカードもあったようだが、早朝すぎてゲットできず。

大きく、ハッキリ記載されたR425のおにぎり。ここは紀伊半島を横断するルートだが、路面状況から分かるように、道幅は一台分でガードレールもない区間が続き、舗装もガタガタ。大雨で地盤が緩んでいる恐れがあり、法面の崩落も覚悟しなければならないか。低速で走り、ハンドルをせわしなく左右に切り続ける。

R425の名物看板、転落死亡。これを見に来た。R157の『危険 落ちたら死ぬ!!』の看板もそうだが、死亡を警告する看板や道路を訪れて喜んでいる様子は、ある意味ではマゾなのかもしれない。

大雨で路上は水溜りがあちこちにあり、山の上から流れ落ちてきた木が道幅をより狭めている。天候一つで道路状況が大きく変わり、今日のような大雨で崩落の危険性を孕んだ道を通過した経験から、今後は多少のことでは驚かなくなるかもしれない…。

洗い越しは道路と平面交差しているものとされるが、ここでは擬似的なもの。大雨で自然に発生した水の流れで、ホイールやブレーキローターから湯気が立ち上がるほど、深い部分もたくさんあった。

デリネーターすら存在しない、崖を舗装したようなレベルでも、一応は国道だ。元林道だけあって、状況は極めて劣悪。興味本位で踏み込むな、マニア以外は決して近寄るなとまで言われるだけある。酷道らしい楽しい道なのは間違いなく、四輪の位置を腰の感覚だけで察し、車幅感覚を鍛錬するには最高の環境なので、もう一度通りたいか?と聞かれれば「Yes!!」と答えたくなるほどの充実した道だった。

R425を抜けると和歌山県御坊市に出る。紀州鉄道線なる全長2.7kmの超ローカル線があり、時刻もちょうど良かったことから、帰宅前の休憩を兼ねて乗り鉄遊び。観光案内では二軸車のレールバスが描かれていたが、現在はこの信楽高原鉄道から譲渡されたKR301形による運行となっている。

いよいよ帰宅開始。高速道路上のみとはいえ、車で大阪と京都に初上陸。首都圏と明らかに違った走行感覚に戸惑いつつも、安全運転に徹して名神高速に向かう。最短帰宅コースは新名神と伊勢湾岸道を使うようだが、混雑と走り難さを回避することから、名古屋中心部を避けるようにして大回りルートをチョイス。

下北山スポーツ公園キャンプ場をスタートして、紀伊半島を横断。そして近畿地方を通過して東海地方に入っていく。今日一日だけで801kmの走行となり、たっぷりと運転を味わった。6時半にスタートし、自宅には23時過ぎに到着。雨と酷道で車外、車内問わず汚かったので、洗車で再出発。全ての処理が終了したのが23時半だった。同行のY氏も無事に帰宅し、酷道キャンプは終了となった。お疲れ様でした。
総走行距離は1,352km、総合燃費は16.4km/L。帰宅走行中に235,000kmを突破し、短期間で一気に走ったことによるタイヤの負担を考えて、ガソリンスタンドにてタイヤローテーションを即実施。オイル交換は後日を予定。