予想通りの老朽化

ラジエターコアサポートやフロントセンターステー周辺のハーネス固定用として、クリップ付きバンドが使われている。もちろん純正部品番号は設定されており、91545-S30-003が割り振られている。

91545-S30-003 クリップ,ハーネスバンド

91545-S30-003 クリップ,ハーネスバンド、一本で275円となり、必要数が増えればそれだけ総額は増えていく。

現車で使われている旧型の91545-S30-003と比べると、傷防止とビビリ音が鳴らないようにするためか、ウレタンの制振材が追加されている。こういった小変更による値上げなら悪くはない。

黄ばんだクリップ部分

ラジエターコアサポート表面に飛び出ているクリップの爪部分。このテの樹脂特有の、老朽化による黄ばみがある。

見るからに老朽化したクリップ

フロントバンパーを外してハーネス部分をチェックすると、この黄ばみ具合だ。取り外そうと引っ張った途端にパキッと割れてしまい、次々と砕け散っていく。

新品に交換

新品の91545-S30-003を使って復旧したところ。

驚きの白さ

本来は、このような白いクリップ付きバンドだったことになる。手の届く範囲は全て交換した。新型の91545-S30-003はウレタンの制振材が追加されているため、固定力が増していることも助かる。

新旧比較

明るいところでの新旧比較。白い部品が老朽化で黄ばんでしまい、しかも割れやすくなっている。となれば、エンジンルーム内の他のクリップやコネクター類も、同様に割れやすくなっている可能性が高い。共に調査が面倒で、全て把握できるまではかなりの時間を要する。

アウトレットの小加工

後付け水温計のために、水温センサーを装着できるアウトレットを装着していた。

Defi用水温センサー

しかし、後付け水温計はテクトムCMX-100 H1になり、このアウトレットは不要になる。今後のことを考えて、純正アウトレットに戻すことになった。

さて、純正アウトレットの内側はこうなっている。

アウトレットカバー内部その1

少々段差ができている。この段差なら大きな問題にはならないだろうが、加工の真似事をしてみる。

段差を滑らかに加工

滑らかに整える。ここから仕上げとなれば工具が足りないが、指の腹で何度も撫でてみて、引っかかりやガリガリとした感触が無いところまではやっておく。

アウトレットカバー内部その2

ホース接続側にもバリがあった。

研磨完了

バリを研磨して、均しておく。

アルミの鋳物で、削り過ぎると元に戻せない。仕上がりを無理に追求とロクでもない結果になるのがオチなので、もう少しいい状態にしたいと思い始めたあたりで止めておくのがスジだろう。

目視点検、異常なし

昨日の記事では、エンジンマウントを取り上げた。ふと、エンジン側面の大きなマウント及び、ミッションを吊り下げているマウントをしなければと思いつき、さっそく点検を開始する。

50805-S04-000 ラバー,トランスミッションマウンティング

まずはフレームとミッションを繋いでいるマウント、50805-S04-000 ラバー,トランスミッションマウンティングをチェック。

ゴム表面がポロポロと剥がれ落ちていき、点検しづらいのでブラシで除去してから見る。それはまるで、日焼け後にポロポロと剥がれていく表皮の如く。山なりの、山頂部分には除去できなかった部分が残されている。

2019年3月2日、283,277kmでミッションを降ろした際に、同時に交換した。特に亀裂は見られず、異常なしと判断する。

50824-S04-013 ラバーASSY.,マウント

次にタイミングベルト側にあるマウント、50824-S04-013 ラバーASSY.,マウントをチェックする。

こちらはブラケットやホースのおかげで点検できる範囲は限られ、僅かにゴム部分が露出している部分からコンディションを想定するしかないが、こちらも異常はなさそうだ。

2020年2月8日、300,066kmで行ったタイミングベルトの定期交換で、SPOONの強化マウントから純正品に戻して現在に至る。

いずれも検査は良好と判定した。現在の純正品装着状態では、強化マウント特有のキレのある一体感が懐かしく、かと言って強化マウントを使っていれば、純正品の静かなところが欲しくなる。人間、なかなか勝手なところがあるようで。

今回の診断結果から、ストック品の入手タイミングを再計画することになった。急ぐ必要はないが、先延ばしにし過ぎてもよくないことになり、地味に迷う。

交換4個目

エンジンの回転数の変化に合わせて、エンジン本体は前後に傾くようにして動く。大きく振られ過ぎないよう、振れ止めとして機能しているのが、フロントストッパーインシュレーターという部品。

50842-ST7-Z00 ラバー,L.フロントストッパー

今回はこの左側、クランクプーリー側にある50842-ST7-Z00 ラバー,L.フロントストッパーを取り上げる。

薄いゴム板で構成された部品だけに、耐久性は極めて低い。エンジンの振動や回転止めのストレスにより、10万キロ程度でヒビが入る。過去の経歴を振り返っても同じ傾向を繰り返しているので、そういうものだと割り切っている。

ヒビが入って切れかけても、振れ止めとしての機能はなんとか維持できる。が、そのまま使い続けることは気分的に良くないので、いつでも交換できるようにストックはしてある。

50842-ST7-Z00 ラバー,L.フロントストッパー

50842-ST7-Z00 ラバー,L.フロントストッパーの新品。またもやこいつの出番だ。

EK9シビックRは、合計5個のゴム部品でエンジンとミッションを支えていることになるが、ここ最近気になるのがシフトフィーリングの悪さ。車は止まっていて、ギアがNにある状態から1速へ入りにくいことがあり、それ以外に問題は起きていない。

各エンジンマウントはバラバラのタイミングで交換しているために、常にどれかが劣化して本来の性能を発揮できていない可能性もある。いつかは一斉交換して状態をリセットするのも悪くないが、今は長期的な目標になりそう。

現物確認

EK9シビックRで使われているリレーがいくつあるのか。特にヒューズボックス部分は、サービスマニュアルやパーツカタログをいくら眺めても分かりづらいものがある。ベストなのは現車のチェックで、さっそく見直す。

ヒューズボックス内のリレー

そうそう、こんな具合だったと思い出してくる。

最も目立つの白いリレーはウインカーリレーで、こちらは2021年9月26日に交換済み。ここでちょっとした問題が発生し、そういえばスペアのヒューズボックス一式はどこに片付けたか?と。部品として部屋に持ち込むと大きくて地味に重く、片付けておくにも苦労を強いられていたが。

その他、リアデフロスター、ホーンの各リレーがあり、ここは合計3個と判明する。既にリレーボックス内はカウントできているので、ある程度は絞ることができた。

汎用部品なので急いで買う必要はないが、値上がりのことを考えると先延ばしし過ぎるのも考えもの。個数が多いので総額としてはけっこうな額になっていくことも、判断を鈍らせる要因となってくる。

追加修理依頼

2025年4月、冷却水漏れが発覚。

冷却水漏れ

見つけたのは私ではなく、シャブ(会社自動車部)のメンツだったりするので、点検できているようで抜けがある典型例となった。

修理するとなれば、一旦冷却水を抜かなければならない。アウトレットを外して清掃し、液状ガスケットを塗り直す。元に戻してから、冷却水を充填して…とDIYでやるには少々面倒だ。それ以上に、液状ガスケットを用いる作業が苦手というのもあるが。

以後、現在まで漏らしたまま走り回っており、日々の日常点検で冷却水が減っていることに気付けば、その都度補充している。

ボンネットを開ける度に、冷却水特有の異臭が漂うことが当たり前となっており、さすがに修理してもらうかと思い立つ。今日はディーラーで作業打ち合わせの日で、この冷却水漏れの修理も追加で含めてもらう。

作業見積書

アウトレット、モコミチ?いやモチコミ。

Defi用水温センサー

使うことが無かったDefiの水温センサー及び穴開きアウトレットから、純正アウトレットへ戻すことになった。当然、新品は出ないので持ち込み扱いとなる。

作業完了が見通せず、終了次第連絡を貰う流れは毎度のこと。春先からドライブ予定が次々に組まれているので、ここでしっかりと整備して万全の状態に仕上げておかなければならない。

捨てていたステー

情報によれば、パワステフィードホースをエンジンヘッドカバーに固定するステーは廃番だそうで、入手できないそうだ。

53775-S04-980 ステーB,フィードホース

黄色の丸で囲ったのが当該部品で、部品番号と名称は53775-S04-980 ステーB,フィードホースとなる。

そーなのかー、そうなのか!?と大間違いをやらかしていたことに気付く。ただの金属パーツだし、早々に壊れるもんじゃねぇや!と軽く捉えて、金属ゴミとして捨てた記憶がある。

外された中古部品でさえ貴重な純正部品となりつつある現状では、専用設計のステーやブラケットの類も同じく貴重品。鉄板を曲げ加工した部品で壊れにくいとはいえ、失敗をリカバリしたくなるのは末端とはいえ技術屋の立場ゆえか。

探し続けて何ヶ月が経過したかは分からないが、代替ステーを確保することができた。

2種類のステー

左がEK9シビックR純正のステー、右が代替ステー。どうやらEK9用ではなく、他のB型エンジン用のステーだ。形状的にEG6シビックやDC2/DB8インテグラ用と思われる。

フィードホースが組み込まれるホルダー部分の径や取付角度は共通で、ボルト穴も全く同じ。唯一違うのは、スロットルワイヤーを固定するホルダー部分が溶接されていること。

スロットルワイヤー固定用のホルダー部分

小さなホルダーがあり、EKシビックでは不使用となる。

EG6シビックやDC2/DB8インテグラでは、スロットルワイヤーがエンジンヘッドの周りをグルリと回るように配置される。長いスロットルワイヤーを固定するためにあちこちにホルダーやステーがあって、その中の一つがこのフィードホースステー背面の、小さなホルダーとなる。

ステーやブラケットは、どんなに小さなものでも廃棄してはならないと再認識。小さいからこそ、逆に保管しやすいのだからまとめておけば邪魔にもならない。

凄くも怖いAI

去年あたりからAI…人工知能に関する事柄が爆発的に増えた。あちこちのサービスを使ってみたところでは、便利な部分があれば、まだまだ詰めが甘い部分も見受けられるな?というのが第一印象だった。

無料サービスとしてあらゆるユーザーに実体験させることで、その背後では膨大なデータを吸収し続けており、学習スピードは想像している以上のペースで進んでいる。例えば、AI側が提示した答えに対して「それは違う」「正しい答えは…」なんてソース付きで返答しようものなら、それだけで精度が上がるきっかけになっていく。世界中のユーザーがこんな調子で使っていれば、提示される回答の精度が上がっていくのも察することができる。

Googleが開発したGeminiとはどういうものなのか?と、興味本位で使ってみた。今回は画像生成機能を試してみることにして、素材はEK9シビックRを使ってみた。

ベース画像

Xのヘッダー画像として掲載している。この写真をベースに、画像生成をさせてみると、次のイラストが出力された。

生成結果

「なんだこりゃ!」と素で声が出た。

サーキットで走っているEK9シビックRの写真に対し、生成された画像はパドックを思わせる場所に止められており、ドライバー風のキャラクターまで描写されることになった。ツッコミどころはあるものの、それ以上に驚かされる部分が多数あったりする。

フロント周辺

まずフロント周辺。ベース写真はボンネットを開けていないが、生成された画像は開けられている。もちろんエンジンはB16Bとは全く似つかず、配管の形状からK型エンジンにも見えなくはないが、赤いエンジンであることは正解。ボンネットのサポートロッドの位置、ボンネット裏側のフレームは全く違う。

それ以上に目を惹いたのが、背後にいるチャン白のシビックR。サポートスタッフに囲まれて、まるで出走前のワンシーンを見ているかのようだ。

キャラクター

中央に立つキャラクター。画像生成で出力されたキャラは、指の数が多かったり、関節が変なところにあったりと、二次元どころか異次元だったりしたものだが、ここまで精度が高くなっていて逆に引いた。

タイヤが回っているように描写されているが、これはベース画像が走行しているワンシーンだった影響だろう。それでも5穴の7本スポークとエアバルブが再現され、赤くなっているとはいえ片押し式ブレーキキャリパーはしっかりと描写された。ベース画像ではサイドスカート部分にラップタイマーのセンサーを装着していたが、生成画像ではちゃんと削除されている。つまり仮設部品であることがGemini側で把握していることになる。

キャラクターが着るレーシングスーツ、及び車体側面に描かれている『TYPE R』については、若干の学習不足が見受けられる。

リア周辺

最後にリア周辺。助手席側の描写だけあって、給油口がしっかりと再現されている。ベース画像は運転席側から撮影されたものになるので、助手席側には給油口があると学習しているようだ。

こちらもタイヤが回っている描写になっているが、フロント側と同じ傾向。ブレーキキャリパーの位置が間違えており、本来は後端側にある。

背景では遠くに山並みが見えており、フェンスの組まれ方や階段状の描写から、どこか富士スピードウェイの観客席を思わせる。

間違いが多く含まれているとはいえ、たった一枚のベース画像から想像を掻き立てるイラストを生成するとは、人工知能恐るべし。他の誰かが画像をアップロードして、何かしらに使っていた学習の蓄積があり、それが巡りに巡って今回の生成に繋がっていると思うのが自然だろう。

となれば、機密情報をアップロードして、文章の校正や余計な部分を削除した画像の修正といったことに使ってしまうと、元の情報がサービス側に取り込まれてしまうことになる。うまく使っていかないと、将来的に危ないことも起こりうると思った一瞬だった。

休息中

ガレージに戻って休息中。ヘルメットのデザインが引き継がれ、バケットシートを座椅子に転用するアイデアはナイスだが、アンテナカバーが助手席側に装着されているのが惜しい。

ショートパーツも純正部品を

いつものようにディーラーへ行く。最初は「え?部品購入…ですか?(なにそれ)」と戸惑っていた新入りのフロントの人も、車と顔を見るなり部品購入の客として覚えたらしい。

小さいネジやボルト、ナットをはじめとしてショートパーツの類は車体のあちこちで使い回せるため、多めにストックしている。先月中旬に行った、クラッチペダルの異音対策としてのグリスアップでは、割りピンを使っている部分があり、一旦外してしまえば再利用は不可能。引き出しの中に片付けていた新品を装着して、作業を終えていた。

ストックを使い切ってしまったので、割りピンをはじめとしてショートパーツを買いにディーラーへ出向いたのだった。

ピン,スプリット 2.0X22 94201-20220

ピン,スプリット 2.0X22 94201-20220、一個当たり33円。

ホームセンターに行けば割りピンはパック入りで見つかるが、それでも純正部品を使う理由はいくつかあって、まず部品番号が割り当てられていることが大きい。

ひとまず買っておいて、しばらくすると買った目的を忘れてしまい、そこで部品番号で検索してみる。すると使用部位が判明し、そうだそうだ、ここをリフレッシュするつもりだった!と思い出すことができる。素人が作業するのだから、手間は減らすに限る。

状況によってはディーラーから「XXXXXの部品って持ってます?」と聞かれることがあり、あれば持ち込みで対応してもらうことができる。ホンダの部品番号が残っているので、作業するメカニックもスムーズに動ける。部品単体で買ったときの明細書も残っているため、余計な問題は起きない。

部品事情が厳しいと言われるネオクラホンダ車だが、ショートパーツなら発電機からバイク、四輪まで幅広く使われている傾向があるので、困ることは殆どない。だからこそ適合する純正部品を使ったほうが、結局はラクになる。Honda Genuine Partsの安心感。

その車、データ不足につき

ご存じのように、私のEK9シビックRはインパネのセンターパネル周辺は前期型から後期型へ入れ替えている。1DIN+1DINだったのが、2DIN+1DINという変則スタイルになった。

EK9の2DIN化

2DIN仕様のナビを導入できるようになり、一種の近代化改修でもあった。どれだけ走行距離を重ね続けても、降りようとは考えない理由の一つが、この2DIN化カスタムだったりする。

電装系のあちこちに使われているリレー類の一斉交換を計画するにあたって、必要数をリストアップしようとするが、現車とパーツカタログでは絶対に合わない。

2DIN化の影響で、後期用のパーツカタログを参照しなければならないこと。後期型としての型式指定番号と類別区分番号では、使われているはずの部品が該当なしとして弾かれてしまうこと。そもそも純正後期型のエアコン周りの調査が中途半端で終わっていること…等々。

現状ではデータ不足。前期型を基本に2DIN化による追加部品の購入で間に合わせておき、今後純正後期型の情報がある程度揃ってから、追加発注すればいいか。