キャブが外れた

朝っぱらから自動車税を払いに行って、次の予定まで時間がだいぶ余ったので、発電機をいじってみる。

とりあえず吸気セクションから分解してみると、ホンダの機械だけあって触りやすい。次に外すボルトやナットがすぐに見えて、どんどんバラバラになっていく。

キャブの取り付け部分

キャブを固定しているナットを緩め、ゴトゴトと引っ張ってみるとキャブがエンジンと分離し、あっけなく取れてしまった。こんな簡単に取れるものなのかと意外な感じ。

キャブのフロート部

エンジンが掛からないとなれば、キャブレター内部に汚れが詰まっているというのが相場か。どうなっているのか楽しみにしつつ、フロート室を分離してみると、思っていたよりも汚れは少なめか。とはいえ、粒々の汚れが散らばっており、これらは後々除去していく。

メインジェットとニードルジェットの様子

メインジェット、ニードルジェットをチェック。予想通り、詰まっていた。キャブ清掃用の針でツンツンと突きつつ、キャブクリーナーで汚れを落としていく。キャブ内部とクリーナーのニオイが共に強烈で、昼間かつ風のある日限定。長らく嗅いでいると、頭が痛くなってくる。

各スクリューの標準位置がサービスマニュアルよりズレているようで、過去にどういうメンテナンスをやっていたのだろうか。今日は構造調査に留めて完全に分解することなく、在姿状態でキャブクリーナーを流し込んで洗い落とす、簡易清掃に留めておく。

ケース内が油まみれで、なぜここまで汚いのか。清掃しながら調べてみると、キャブから出ているオーバーフローチューブ、ベンチレーションチューブが短く、ケース内にガソリンを撒き散らしていたことが分かった。カチカチに硬化していることも分かったので、こちらは買い直し。試運転はもう少し先になりそうだ。

準備継続中

久しぶりにホンダの発電機、EX300の記事。

とりあえずエンジンが始動しないと分かったのが、去年12月。それから冬の寒さで点検作業どころではなくなってしまい、冬季休業状態となっていた。月日が流れて暖かくなり、機械いじりには最適な季節に入っている。このベストシーズンを逃すと、今度は暑くなって作業しにくくなり、夏季休業に入ってしまう。

コロナ禍で電車の運行本数も見通せず、これで5月は自然と連休が発生してしまうらしい。相変わらず遠出しにくい世の中で、かといって外出自粛を続けていては時間がもったいない。後回しにしている各種課題を片付けていくには好都合なので、それならばと修理用の道具を少しずつ買い揃えていた。

キャブのオーバーホール用

まずはキャブのオーバーホールをしてみることにして、ヤマルーブ キャブレタークリーナー、クリーニングニードルを入手。次にホンダ純正のパッキンセットを購入して、あとはサービスマニュアル片手に実作業を行うのみ。

手元のパーツカタログでは、パッキンセット(16010-ZA8-003)は590円。それが値上がりや希少化なのか実売価格は1,000円を突破しており、そこに送料が加われば2,000円近く。ホンダの一部を除く旧い機械は、基本的には補修パーツが無いと踏んで遊んでいるだけに、いくら高くても純正品が手配できるならまだいいと割り切っている。

あとはキャブのオーバーホールの流れを掴もうと、ひたすら事前調査が続く。2ストエンジンという基本構造から、原チャリのWebページがよくヒットする。エンジンRCカーも2ストで、こちらもキャブがあってオーバーホールは行うが、原理は似てても構造がまるで違うので参考にならず。新しい物事は、とりあえずやってみることが大事。

起動試験…動作せず

今日は発電機EX300の起動試験日。昨日の時点では曇り予報だったが、朝から雨で「天気予報、外れじゃねぇか!」。それでも雨天決行、起動試験をスタート。

結論から言えば、エンジン始動せず。予想されていたこととはいえ、中古エンジンの「動作確認済み」は信用してはならないことを再認識。リコイルスタータの引き具合に違和感はなく、真っ先にキャブの不具合を疑う。燃料が腐る前に、キャブのオーバーホールをせねば。

シリンダー壁面とピストン頭頂部の様子

さて、シリンダー内の様子を見ようと、プラグホールからスコープカメラを突っ込んでみる。プラグの汚れ具合から、黒い空間が広がっていると予想していたが、実態は写真のとおり銀色の空間が広がっていた。思ったよりもキレイ?しかし、シリンダーの壁面に縦キズようなスジが広がっており、こちらは肉眼で見ないと判断はできない。上死点付近にはオイルの残りがあり、下死点までピストンを下げてみると、今度は掃気ポートが見える。

始動できない原因が、どこにあるのか。少なくとも冬の間は調査が続きそうか。こういった作業の積み重ねが、仕事プライベート問わず後々役に立つことがあるから、機械いじりは面白い。

丸山

11月10日の記事で、Web通販のオチとして『更新忘れにより現在は販売終了となっています。申し訳ありませんがキャンセルとさせていただきます』と店舗側から連絡が来てキャンセルされてしまうと書いた。

このパターンに見事ヒット。注文していた発電機用の2ストオイルがキャンセルされてしまい、振り出しに戻る。改めて販売していそうな小容量2ストオイルを探し直し、改めて注文を出す。本当は使いたくないが、Amazonでの購入となった。

丸山ケムナイト100ミニとワコーズFUEL1

丸山製作所は芝刈り機や噴霧器を製造販売している企業で、ラインナップにはエンジンを使った農機具が多数ある。そうなれば2ストオイルを販売しているのも納得できるが、写真の300ml入り2ストオイルはどういうわけかカタログにはない。1,337円で、オイルとしては非常に高価な部類。

右に写るのは、毎度おなじみワコーズのFUEL1。こちらも発電機で使う。試運転用の燃料は、2ストオイルとFUEL1を混合したものを使うことになり、始動性に何かしらの影響が出るかもしれない。

発電機でFUEL1を使う場合、濃度は1%が限度。ちょうどEK9シビックRのオイル交換が近づいているので、余った分はシビックRで使い切ることになる。

これで必要なものが揃った。実車、エンジンRC、そして発電機。新しいネタとなるエンジンの初始動は、非常に楽しみ。

発電機用のガソリン携行缶

発電機EX300へ燃料を給油するには、間違いなくガソリン携行缶が必要。2サイクルエンジンゆえエンジンオイルを混合した状態で給油せねばならず、ついでにタンク容量は800cc程度しかないので、ガソリンスタンドで給油することは非現実的。

そこで必要になるのがガソリン携行缶。長らく10Lタイプのガソリン携行缶を保管していたが、用途が無くなったことで処分している。ところが集積所に出した矢先、東日本大震災に見舞われる。ガソリンパニックが勃発したことで、その集積所に置いていたガソリン携行缶が持ち去られたらしく、そこには空きスペースだけが残されていた…。

再びガソリン携行缶を買い直すことにした。発電機用となれば、二桁リッターのガソリン携行缶ではオーバーサイズで、保管する時間のほうが長くなることから、正直なところ邪魔となる。2L前後の小さなタイプがベスト。探せば小容量のガソリン携行缶はそれなりに見つかり、目的の発電機だけでなく、原チャリや芝刈り機、ボートの船外機といった小型エンジン向けとなっている表記も見られる。少なければ少ないだけ保管やガソリンを使い切れる点では長所だが、容量に対する価格面ではどんどん高コストになってしまうのが弱点か。

エトスデザイン レッドキャメルガソリン携行缶

選んだのは1Lサイズ。実際は500cc程度の給油になり、さらにエンジンオイルを注いで混合するので、このサイズでもまだ有り余るような感じがある。

ついでにプラグも買ってあり、あとはガソリンとエンジンオイルが揃ったら、始動テストOK。

分解調査の必需品

ホンダの発電機EX300にはサービスマニュアルとパーツリストが存在しており、旧い製品ながら現在でも販売されている…ようだ。地味に厄介なのが『お取り寄せ』『納期は1~2週間』と出ていて、ここでちょっとした警戒感を抱く。

この手のWeb通販にありがちなのが、注文してから『更新忘れにより現在は販売終了となっています。申し訳ありませんがキャンセルとさせていただきます』と店舗側から連絡が来てしまうこと。そうならないために、まずは販売状況と在庫の有無を確認するのが一つの手段だが、一種の運試しとしていきなり注文に入るのが恒例のパターン。注文後、数日以内にキャンセルメールが来なければ、取り寄せ手続きに入っていると判断している。

注文から一週間して発送連絡が入り、無事に到着。

ホンダ発電機EX300サービスマニュアルとパーツリスト

2020年11月現在、EX300のサービスマニュアル(60ZC300)とパーツリスト(11ZC30J6)は新品で購入できることが判明。サービスマニュアルにはEXD400という出力アップ型の追補版が付属していた。

サービスマニュアルは第何版なのか不明で、昭和62年(1986年)8月現在のモデルについての内容となっている。混合燃料が50:1となっているので、いわゆる前期型が主体。それでも燃料キャップが小変更される中期型以降の記載もしっかりあるので、分解後の組み立てで特に問題になるようなことは無さそうか。ただ、1980年代後半の内容となっているため、締め付けトルクが非SI単位。マフラーの締め付けトルクが110kg-cmと書かれていて、ん?10.8N・mか…と地味に読みにくい。

パーツリストは第6版、2007年2月。これが最終バージョンかもしれない。各パッキンやゴムホースの部品番号が全て把握できるので、消耗が発覚した部品は簡単にリストアップができる。

分解調査に必要なモノが一通り揃ったところで、早くも問題が発覚。低出力低回転モードと最大出力高回転モードを切り替えるスロットルレバーが壊れており、現状では最大出力高回転モードしか使えなくなっている。レバーは関節が外れているだけと思われるが、さっそくネタができたとポジティブに捉えておく。

純正エレメント

3日に注文した、ホンダの発電機EX300用の消耗品パーツが到着し始めた。まずはエアクリーナーのエレメントとスパークプラグだ。

17211-ZC3-000 エアクリーナーエレメント

ホンダの発電機だけあって、純正部品のパッケージは非常に見慣れた姿。17211系列は、耕運機やバイクのエアクリーナーエレメントに使われる番号のようだ。これが四輪になると17220系列になる。

エアクリーナーに限らず、ガソリン用の配管や各部品の組み方はホンダらしい設計があり、シビックRいじりとあまり変わらない感覚で臨むことができる。シビックRよりもEX300のほうが古いが、時代に左右されることなくコツと意図が掴みやすい構造は、現行のGR系フィットまで共通していることから、ホンダの気質なのかもしれない。

取扱説明書上では、エンジンオイル(10W-30)にエレメントを浸し、固く絞ってからエンジンに装着するように指定されている。ベースが汎用エンジンで、粉塵等の空気環境が悪いところでの使用が前提になっているだけに、湿式設定になっている。供給用部品として売られているこのエレメントでは、既にオイルが含まれて湿式状態になっており、準備の手間を省くことができる。

吸気と燃焼の次は、排気管やマフラー。これら内部の状態も気になるが、ここを脱着するとなれば新品のガスケットが必須。いざとなれば市販のガスケットシートで切り出せば対処できる。

あまり金を掛けずに遊ぶつもりだったが、あまりケチらずに必要な出費なら躊躇しないほうがいいのかもしれない。

同じ傾向

昨日入手した、ホンダの発電機EX300について、さっそく必要な部品を買い揃えているところだ。

パーツリストやサービスマニュアルはともかく、エアクリーナーのエレメントやプラグといった消耗品系部品については、検索すればいくらでも出てくる。転売価格での販売にヒットする可能性だが、旧い発電機の消耗品、しかも車…EK9シビックRと違って変な希少価値が付いているわけではないので、気にする必要はなさそう。

中古の機械だけに、実動状態に入るまでは簡易的ながらも点検整備が入り、自分なりに納得できる状態までは時間を掛けても仕上げたいもの。ついでに、ネット上で見つかる分解方法や整備ポイントを見ておき、概要をざっと調べておく。

このような下準備作業は、過去にシビックRを購入契約して納車されるまで、ずっと行っていたことを思い出した。どうやってナビを接続しようか、長期間維持の対策、バキュームメーター代わりにV-AFCIIを買って…といった内容の記憶が今も残っている。発電機とシビックR、同じホンダが作ったモノだけに、やっていることが変わらない点は、妙にほくそ笑むもの。

これが新車や新品の発電機だったら、ここまで下準備を行うのだろうか。性格からして、外装の脱着方法の情報は予め仕入れておくだろう。いまどきのサービスマニュアルはオンライン上での閲覧となり、ペーパーレス化が進む以上はプライベーターには辛いもの。製本版はコピー本となるものの、救済措置はまだ残されているようだが。

近所のガソリンスタンドに出かけて「ハイオク満タンと…こいつの分レギュラーを800ccでー」と発電機をデンッと出すわけにはいかない。顔なじみの店員からは「EKだけじゃなく、今度はこれもすか?」とツッコまれることは確実。混合燃料を作るには、発電機の燃料タンク内での撹拌はダメで(それ以上に危険)、別容器で計量する必要があるそうだ。

そこで輸送用のガソリン缶も買ったが、京アニの放火事件以降はガソリン缶への小分け販売が厳格化され、店舗側が取得した個人情報の扱いもいまいち不明な部分も存在する。面倒な流れになってしまった。

二機目のホンダエンジン

所属組織の副社長が2ストのバイクのメンテナンスに精を出しているようで、最新状況が伝えられる度にええなぁと思っていた。

機械いじりの類はEK9シビックRや時計を主体に、現在は休止中ながらもエンジンRCカーも含まれてくるが。

12クラス グローエンジン

そのエンジンRCカー用のエンジンがコレ。2.1ccの排気量で、このサイズで2スト。その日の気温や走行パターン、使用燃料に応じてニードルセッティングやプラグを変えていかないと、まともに走らない。

シビックRのリフレッシュ作業が落ち着きつつあり、それでも何か機械いじりをしたいと思っていた。やはりエンジンネタがいい。それこそ副社長のバイクみたいに2ストであれば、より理解が深まる。そんなところに、エンジンを使った道具があることを知り、これだ!とさっそく引き取ってくる。

ホンダ 発電機 EX300 hippo

新たな機械いじり趣味の一環として使われることになったのが、ホンダの発電機 EX300 hippoだ。エンジンは2ストで34.4ccの排気量、発電機の定格出力は300VAとささやかなもの。ホンダエンジン、二機目が編入された。

EX300シリーズとしては、前期型と後期型で使用燃料に大きな違いがある。前期型は燃料とオイルの混合比が50:1、入手したのは後期型で100:1になる。前期と後期で仕様を大きく変えるのは車やバイクだけでないようで、このような汎用機械でも行ってくるとは、ホンダらしい部分か。

…2ストの混合燃料とは、実は初めてのこと。中学生の技術科以来のハナシで、確か正規学習はしておらず自習で終わった内容だ。ホームセンターの農作業コーナーやオートバックスあたりに、2スト用オイルなんて陳列されているだろうか。

先ほどからチャプチャプと音がするので、慎重に燃料タンクのキャップを開けてみると、満タン状態のガソリンが…。「動作確認はした」とは言っていたが、どのような比率の混合燃料なのか分からず、現状では使える燃料ではない。ガソリンだけを入れて始動させ動作確認が取れた、リコイルスターターを引いて戻すことができたので動作確認は取れた…いろいろな可能性が思い浮かぶが、まだ始動する状況ではないので、まずは燃料を抜く手段からか。

ホンダ 発電機 EX300 hippoの電源部分

電源部を見る。出力は交流100Vだけでなく、バッテリー充電用として直流12Vも備わる二系統。二つのコンセント共々、使用を繰り返せば傷が入っていくが、その傷はやけに少ない。特に直流側は使った痕跡がなく、プラグやワニクチ端子のメッキに損傷がない。あまり使っていないのでは?と思うコンディション。

プラグは使えそうにない?

プラグを外してみると、見事なかぶり状態に唖然。インジェクションとは違い、キャブレターを使った機械的な制御が行われているので、ここまでプラグが汚れていれば、燃料系統に何かしらのトラブルを抱えていても不思議ではない。使用プラグ(NGK:BMR6A)は現在でも販売されており、交換は問題なし。

エアクリーナーのエレメントは崩壊

続いて吸気側、エアクリーナーのエレメントをチェック。見た目からして崩壊しているのが分かり、指を突っ込んでみたらボロボロに崩れて落下。破片をダクト内に落とさないよう、慎重につまみ出していく。新しい純正エレメントは見つかったので、こちらも問題は無さそうだ。

油汚れや外装の傷みは少ないが、エアクリーナーの崩壊状態とプラグの汚損から、使用時間は短いがメンテナンスは殆どされていなかったと考えられる。

キャブの汚れは少ない

エアクリーナーのダクトから、キャブのチョークバルブを見る。スロットルバルブと違い、普段は開いているのが正規。エンジンが冷えているときには、このバルブを閉じる。すると空気量が減る分、相対的に燃料が濃くなり、始動性が良くなるそうだ。完全にインジェクション世代なので、キャブやチョークの構造なんて、全く知らない。なに、メインジェット、スロージェットって?

チョーク動作も悪くはない

側面にあるエンジンレバーをチョーク位置にすると、このようにバルブが閉じる。チョークバルブそのものは機能していることは分かった。

同梱されていた保証書には、購入年は1996年と記載されており、24年モノとなる。経年機であることは間違いないので、損傷した部品は交換するとして、最終的には正常復帰を目指すことになる。となれば、純正部品はどこで入手すればいいのか。キャブ一つにしても、オーバーホールはどうやるのか。課題が多い分、長期的に遊べるネタになることは確実。

黒い外装が、カバに見えるからhippo(ヒッポではなくヒポ)とあだ名がつけられたそうだ。