ボロ下着の行方

ボロボロになってしまった下着は捨てず、ひとまず選択してしっかり畳んだ後、別所保管としておく。そんな下着たちの使いどころは、旅行。

出発前に、最初のボロ下着を着る。そのまま一日の予定をこなして入浴後、それまで着ていたボロ下着は順次捨てる。宿泊数と全体日数に応じたボロ下着が必要になるが、一日毎に捨てていくので次第に荷物の容量が減って、軽くなっていく。私は全体の行程が進むにつれて下着=荷物が減っていく様子から、サターンV方式と呼んでいる。

サターンVは月飛行用のロケットで、月へ人類を送り込むために、合計3段のロケットを積み重ねていた。それら多段ロケットは燃料を使い果たしたら順次切り離し、捨てて身軽になることでより遠くへ、より高速で飛べるようになっている。

そんな具合で、旅行バッグはどんどん軽くなり、帰宅のタイミングでは服装の荷物は最小限にまで減っている。空いたバッグに土産物を詰め込むことも簡単で、ついでに帰宅後の洗濯物も大きく減らすことができる。このパターンで旅行を楽しむ人は、性別問わずけっこういるそうだ。

先日、山陽から九州までの出張に出かけていた際もサターンV方式のパッキングを行っており、数泊を要する出張の割には旅行バッグ的なものは手にせず、小型のビジネスバッグ一つであちこちを徘徊していた。あまりの荷物の少なさに「それだけっすか?」と言われたほど。圧縮袋を使ってさらに容積を削減していたので、ビジネスバック一つで間に合った。

ボロ下着を溜め込むための空間が別途必要になるが、収納を最大限活用するまで。あちこちに出歩くことが多いためか、溜め込んだボロ下着も、すぐに在庫切れになってしまう。回転率は悪くない。