磁石広告

ポストには各種広告やビラが放り込まれ、その度にゴミ箱に投げ捨てることになる。紙だけならまだいいが、中にはマグネットシート仕様の広告が入ってくることがあり、時計趣味な人間からすればヒヤリとさせられる場面。

このマグネットシートの広告は、主に水道工事業者。蛇口の水漏れ、トイレの詰まりといったトラブルに対応し「広告を見た」で、工事費用は数千円から数万円の割り引きとなっているパターンが多い。

その数は増える一方で、世の中には一体どれだけの水道工事業者が存在するのか不思議な部分。コンビニより多い店舗数の代表格に歯医者があり、それ以外にも自動車整備工場もコンビニを上回る。広告数からしてコンビニよりは多くはないと思うが、地域密着型事業だけあってそれなりの業者数になるかもしれない。

業者によって工事費や使用材料は違いがあって当然で、悪徳なところがあってもおかしくはない。よく言われるのが、見積もりをしっかり取ってから依頼すること。もう一つが、何もない時にこそ、その広告業者を調べておく。幅広く調べておけば、信用に値するか否かが見えてくる。

電車に乗ってトイレや洗面所がある場合、よく見ると市販品を使われていることがある。日頃からこういった部分のメンテナンスも行っているため、蛇口の交換や水漏れ修理といった作業は、ある意味では馴染み深いモノ。工賃を眺めて、なるほどなぁ…とため息が出ることもしばしば。

肝の臓

とりあえずは肝臓だ。ストレス発散手段はいろいろあるが、その一つに手術動画を見ること。今回は肝臓に関する病気の症例写真や記事を読み漁り、発展して手術の動画を片っ端から見る。

モニターが血の赤を表示していることが多くて、夜の疲れた目にはけっこうなダメージ。おかげで白い壁を見ると、緑色の残像が見えるほど。近年はHD動画が多くなって、術野が細かく表示されるようになって助かる。

肝臓は、胸から上腹部にかけてを占める大型の臓器。手術をするとなれば、侵襲(いわゆる切開)がとても大きくなってしまうのが難点。肋骨の一番下あたりからヘソに向かって縦に切り、さらに自分から見て右のわき腹に向かって横に切る。

術後の写真は、それはもう痛々しい。術後の苦しみなんて、想像を絶することが簡単に思い浮かぶほどの切り傷だ。患者の負担を減らすためにも、小さい穴をいくつか開けて、そこから腹腔鏡(カメラ)を突っ込んで手術をする方法が開発されるのも納得。

・限界点を突破しない限り、自覚症状を起こさない肝臓は、沈黙の臓器と呼ばれる。8割ほどが壊れて、ようやく自覚症状が出るが、その場合は手遅れのことも。厄介なことに、肝硬変の場合は、非可逆的。つまり、治らない。

・凄まじい再生力を誇り、7割を切り取られても時間が経過するにつれて元に戻る。要する時間は二週間とも、数ヶ月とも。

・肝臓の持っている機能は500ほど。同じ機能を化学工場で実現しようとすると、5階建て規模になる。

人間の肝臓はともかく、家畜などの他哺乳類の肝臓は見ててちょっとキツかった。見慣れていないせいだろう。

がら空き駐車場

大抵の場合、羽田空港の駐車場はP1駐車場を使う。メインで使っている航空会社がJALとSKYで、ついでに空港メシで訪れることも少なくはない。そんな第1ターミナル前となればP1駐車場になるが、実際は満車で入れないことが多かった。

そこで国際線ターミナルこと第3ターミナルの駐車場に入れて、空港内循環バスで第1ターミナルに向かうこともしばしあったが、その手法も広く知れ渡るようになり、もう一工夫必要なることもあった。

そこにコロナ禍で航空需要がすっかり失われ、羽田空港に訪れる人と車が激減。ちょっとした用事でP1駐車場に入ってみると、ターミナル連絡道がある4階こそ満車だが、それ以外の階層はどこもガラガラで、他車に近づくことなく止め放題。今の時期、最上階の炎天下駐車は車内が暑くなるし、風が通る屋内駐車場で事足りる。

空いている羽田空港P1駐車場

ここまで空いているP1駐車場は今まで見たことがない。

シビックRのような3ドア車、クーペなどの2ドア車にとっては、隣の車との間隔が極めて狭く、ドアは殆ど開けられないので乗り降りに極めて神経を使う。それが現状では広々と開けられるので、ラクといえばラクだが、旅客がいない現状を改めて見てしまった感覚を抱いた。

『D』全廃

持っているGPSロガー(GL-770)は、最短0.2秒間隔での記録ができる。飛行機内では0.2秒間隔設定にしておき、高度と速度の変化が滑らかに記録されるようにしていた。その分データ量が増えてしまうので、ドライブ目的では全てのログが記録できなくなる。よってドライブでは3秒間隔にしており、これが一晩乗船するような船舶になると6秒間隔に延ばすような、細かい設定変更を行っている。

GPS衛星ことナブスターはアメリカ空軍の管理下にあり、軍事上の理由もあって意図的に誤差が含まれていた。その精度は100m程度に落とされていて、完全に正しい座標を把握できるわけではなかった。

この誤差に対応するため、デファレンシャルGPSというシステムがあった。座標の分かっている固定局を設置し、そこに正確な時計を組み合わせる。ナブスターからの受信データと固定局の位置の差から、より高精度な位置情報を送信するような仕組みだった。

意図的な誤差は2000年に解除され、精度は10mまで向上。精度が良くなったことで、デファレンシャルGPSによる補正も不要となり、まずカーナビ向けのデファレンシャルGPSが2008年に廃止。まだデファレンシャルGPSが有効なところがあって、船舶向け。1m級の精度になるようで、ちょっとしたズレが大きな問題になる乗り物だけに、引き続き機能していたようだ。

さらに年数が進み、日本でも準天頂衛星(みちびき)が打ち上げられ、より測位精度が向上することになった。そこにGPS週数ロールオーバーが行われ、旧来のデファレンシャルGPSが使えなくなり、それならばと船舶向けのデファレンシャルGPSが2019年3月4日に廃止となっていた。

…最近、デファレンシャルGPSという単語をすっかり見なくなったと思っていたら、このようにして廃止となっていたことを今更知ることになった。さらに日本の準天頂衛星についても、現行の4機体制どころか7機体制での運用が決まっていたようで、宇宙関係に多くの予算を割り振るとは。

このテの情報は、世間的には全く面白くはないためか、まず報道されることはない。背景まで含めて自分で調べ続けないと、あっという間に遅れてしまう。時計趣味、機械趣味、ドライブ趣味といろいろ関わってくるネタだけに、もう少し情報感度を高めておかないとダメらしい。

羽田空港に南風運用で着陸する

羽田空港の発着枠増加目的で、都心上空を通過して着陸する新ルートの運用が始まったのが2020年3月29日。この都心上空を横切る経路は15時から19時の時間帯となり、そこに南風が吹くとなれば夏場が主体になる。

普段は現場から着陸進入する飛行機を眺めているが、今度は逆に機内から見える眼下の都心を見てやろうと、さっそく羽田空港に向かう。着陸時の羽田空港の天候から、飛行経路を予測しつつ、慎重に座る席を選ぶ。あとは賭け。

飛行経路のGPSロガー

機内ではGPSロガーを使って、経路データを採取。東北方面からのフライトで、野田市上空から右旋回、さいたま市から練馬区に掛けて緩やかに左旋回を行い、そのまま羽田空港の滑走路に向けて一直線に降下していく。機内から地上の様子を見続け、事前の予測通りに新ルートでの着陸コースに入っていたことに気づいた瞬間は、非常に安堵したもの。

新国立競技場が見える

新国立競技場をパスする。新ルートの名目が、東京オリンピックに応じた大量の離発着を処理することが含まれていたと思うが、コロナ禍で航空需要が消滅。便数が減っても、新ルートでの運用が続いているようだ。

羽田空港新ルートにおける品川駅上空

だんだんと見覚えのある建物が増えてきて、品川駅上空に達する。仕事帰りに着陸する機体を地上から眺めていたが、今度は上空から見下ろすことになった。これが本当の上から目線。

住宅地が近いために、羽田空港の離着陸コースに関しては必ず騒音問題が出てくる。確かにエンジン音は聞こえてくるし、気候や風向きによっては地上と雲で音が反響しあって、変な共鳴音になることもある。が、マクドネル・ダグラスDC-9やボーイング737(オリジナル)で使われていたJT8Dエンジンを知っている身からすれば、そこまで神経質になるような音か?と思う。厚木基地周辺の軍用機のほうが、余程強烈。

羽田空港新ルートにおける湾岸線上空

左下の青いグランドは大井ホッケー競技場で、オリンピックの競技会場の一つ。その隣が、大田スタジアム。写真の上半分を占める広大な敷地がJR貨物の東京貨物ターミナル駅。首都高湾岸線に挟まれるようにして、新幹線大井基地も見える。

A滑走路16Rで着陸

A滑走路の16Rに着陸。燃料節約の都合もあって、エンジンを吹かす逆噴射は過去のやりかたのようで、今は静かな着陸が多い。

今回は東北方面からの新ルートを使った着陸だった。西方面から飛んできて新ルートでの着陸となれば、東京湾を左手に眺めることができるので、こちらはこちらで楽しめるかもしれない。

椅子、崩壊

今日はS15シルビアのお話。

このテの車は後部座席は荷物置きになるところだが、街乗りで使うことから後部座席にも人が乗ることがある。シートバックに寄りかかると、細い鉄パイプに上半身の体重を掛けたような感じになり、乗車中は必ず背骨がピンポイントで痛くなる。シートの布一枚を隔てて、鉄パイプを押し当てられたような感覚で、ちょっとした拷問状態。

これは何か異常が起きていると判断し、ひとまずシートバック内部を見てみようと開腹調査を行ってみた…ら…。

粉状になったウレタン

内部のウレタンスポンジが完全に崩壊しており、粉状態になっていた。表皮カバーで包まれていることでウレタンの粉は漏れ出なかったが、カバーを開けたことで二度と復元できなくなった。

後部座席に座ると、背中が痛くなる原因はまさにこれ。ウレタンが機能していないので体重が分散せず、シート内部のフレームに直接寄りかかるカタチになっていためだった。

崩壊したウレタンは収集

加水分解を起こしたような惨状。しかも喫煙歴がある車体ゆえ、ヤニ特有のベタつきや異臭もある。ボロボロに崩れてしまったので、この時点で後部座席のシートバックは、表皮カバーとフレームだけになってしまった。

代替として、オークションで中古純正シートを引っ張ってくる案。しかし、中古である以上は遅かれ早かれ崩壊する可能性があり、しかも輸送から処分までトータルで考えなければならず、いまいち採用しにくい。

そこで入手しやすい補修用ウレタンスポンジを単品で購入し、成形していく手段を採る。早くも清掃と錆びたフレームのケアがスタートしており、今夏中の長期修繕計画となった。ちなみに、純正部品としてのウレタンは欠品で入手不可。

ガレージ、いいなぁ

5月末に一旦中断した、引っ越し計画の調査。かと言って完全に計画を放棄したわけではなく、地域密着型の不動産屋のWebページを見ながら、どういう物件があるのか見続けている。

すると、強烈な物件を発見。まさかの戸建てで、けっこうなサイズのガレージ付き。埋もれた財宝、棚からぼた餅、ガラガラルーレットで当選玉が出たようなもの。しかもガレージとなれば車だけでなく、スペアエンジンやバイクを放り込み、自転車、発電機整備と、機械いじり趣味にステータスを全振りしても全く問題ないという、夢のような物件。

ただ、おいしい部分だけではないのが、いつものオチ。

まず築40年以上が経過した建物で、リノベーション済みとなっているものの、古さは隠せていない。建築年から考えて、耐震基準も旧来のレベルに留まる可能性がある。近い将来に起きるであろう大地震に対する恐怖心を常に抱いている身ゆえ、古すぎる建物に住むことは少々…いや、かなり気が引ける。

建物の構造として1階にガレージ、2階に居住スペースとなっており、いわゆるビルトインガレージ。ガレージ内から見える建物のフレームは、妙に細く感じるのは気のせいか。ビルトインガレージの特性上、耐震性はどうしても落ちてしまう傾向にあるそうだ。地震で揺られたらガレージ部分が潰れて、居住スペースが下に落ちてしまうなんて嫌すぎる。

居住スペースについても、収納が乏しい。現状が異様な収納力を誇っているので、それからすれば明らかにオーバーフロー状態になる。クローゼットから溢れた雑多なモノが、生活スペースを侵食することは避けたい。こちらも地震に関係することだが、外までの避難経路も兼ねるので、荒れ果てた部屋から出るだけでも危険性を伴ってしまう。

生活環境の中において、車がけっこうなウェイトを占めている以上、物件探しの難易度は上がる。こればかりは仕方ないと諦めて、引き続き巡回が続く。おかげでWeb上に表示される広告が、物件ネタばかりになっていた。

夏の雲

今夜から天気は下り坂とのことだ。そんな今朝はスッキリとした晴れで、しかも湿度が低くて乾いた暑さが心地よい。日本の夏が、こういう暑さならいくらでも大歓迎なのにーと思いながら、モノレールに揺られるいつもどおりの通勤。

駅手前で減速し始めるタイミングで席を立ち、ドアの前でスタンバイする。すると窓から見えたのは、澄んだ青い空とモコモコとした立派な雲。通勤途中だったこともあって、視界が開ける場所は探しにくいが、京浜運河の橋なら少しは見渡せるだろうと、後ろを振り返って撮影。

京浜運河からの並雲

遠い遠い昔、横浜の下町住まいだったころは、周辺に高層ビルがなく、大気汚染もなかったため、青い空と発達した雲はよく見ていた。ちょっとした高台に上れば、雲の全体像がよりハッキリ見えてきて、その光景は今なお忘れていない。この記憶によって、今日のような空を見ると、当時を思い出して懐かしく感じるもの。

だからといって、昔は良かったとか、過去に戻りたいといった感じにはならない。こういった空を見たければ、それだけでドライブに行く理由になり、場所を探せばいくらでも見つかるからだ。昔より今の方が、断然面白いことも大いに関係している。

夏は80回と考えれば、美しい夏の空を見られる日は実は貴重なのかもしれない。

珍客、出現

民間(民航)機が使用する「空港」と軍が使用する「基地」が、同じ敷地の飛行場に立地している場合があり、これが軍民共用空港となる。東京都心から見れば、茨城の航空自衛隊の百里飛行場が、2010年に民間共用化され茨城空港としての営業を開始。探せばまだまだ存在する。

東北は青森県三沢市。ロシアや北朝鮮に対する備えとなる、三沢飛行場。民間の立場からすれば三沢空港は、アメリカ空軍が管理管制をしている。上空を軍用機が飛び回ることは日常的な光景で、関東の厚木基地とは違った機種が見れることから、いちいち足が止まる。

そんな三沢空港に、珍客が訪れていた。

三沢基地に訪れたA-10、78-0716その1

かのドイツの戦車破壊王、リアルチート、ついでに被撃墜王であるハンス・ウルリッヒ・ルーデル閣下をブラッシュアップ、化身として再設計したA-10 Thunderbolt IIが3機もやってきていた。

エマージェンシーコールまで出ていたそうなので、トラブルかなにかかと思ったりしたが、どうやらアラスカへ移動する際の給油目的で降り立ったようだ。

いきなり『破壊神』が目前に現れたものだから、こちらとしても「うおっ!!」と驚いた声を出してしまい、必死になってシャッターを切った。

三沢基地に訪れたA-10、78-0716その2

長距離飛行に備えて増槽タンクを主翼にぶら下げているが、A-10というキャラクターの特性から、巨大な無誘導爆弾を携行しているようにも見える。

民航機と違って、軍用機はどう飛来してくるか掴みにくい。目についた機体は片っ端から撮影しておき、後に機体番号と照合するとその基地の所属機なのか、そうでないのかがようやく分かる。

三沢飛行場には、A-10は配属されていなかったと頭の片隅に残っていた。そんな状況からA-10の出現に驚くわけで、こいつは何かの理由で三沢に降り立ったとすぐに直感した。

退役が計画されると戦果が挙がって延長され、今のところは2030年代まで運用されるようだ。来年で初飛行から50年オーバーの長寿な機体になり、2030年代からさらに延ばされても不思議ではない。

鮮やかで美しい

健康診断の日。体重、体脂肪率、血圧その他諸々、数値上は異常なし。

…となれば、採血もある。人間ドックを含めれば半年に一回のペースで血液検査が行われていることになり、n数を増やしていくには好都合。過去、何度か書いているが、会社の健診センターの面々による穿刺は、どういうわけか「極端に痛いか、そうでないか」の二つに分かれる。当然、採血される人の感覚に左右される部分はあるが。

さて採血の順番。両腕を見せると、「こっちですね」と自分から見て右腕を指定される。素人目からしても、太い静脈が浮き出ているので、針を刺しやすいのかもしれない。

注射針に採血管をセットすると、管内で血液が一直線に飛んで溜まっていく。明るい室内のおかげか、出てくる血液が鮮やかで、ついつい見とれてしまう独特の美しさがある。採血管は真空状態なので、一種の吸出し。一直線に飛んでいく様子をまじまじと見続けていた。

中指サイズの採血管が3本。至福(?)の時間はあっという間に終わり、「よく見続けられますねぇ」と看護師から一言。曰く、目を背ける人が多いようで、私のように見続ける人はあまりいないとか。さすがに「メシ食いながら手術動画を見るのが好きでー」とは言わなかったが、言ったところでどういう反応をしていただろう。

体調を崩してしまうことが多くなったので、ここしばらくは献血をやっていないが、行く理由の一つが「血をガッツリと見れるから」。針の先に繋がるグルグル回るポンプは、どう接続されているのか配管を追いかけたり、膨らんだ血液パックを見て吸血鬼は満足するだろうかと妄想したり。ここでも「血、見ても大丈夫ですか?気になります?」と聞かれていた。ここでは「赤の色がきれいだなと思って」と答えていた。

ちなみに痛覚の観点では、異物が刺さっている感覚はあるものの、どうすれば極端に痛いという評価になるのか。