鮮やかで美しい

健康診断の日。体重、体脂肪率、血圧その他諸々、数値上は異常なし。

…となれば、採血もある。人間ドックを含めれば半年に一回のペースで血液検査が行われていることになり、n数を増やしていくには好都合。過去、何度か書いているが、会社の健診センターの面々による穿刺は、どういうわけか「極端に痛いか、そうでないか」の二つに分かれる。当然、採血される人の感覚に左右される部分はあるが。

さて採血の順番。両腕を見せると、「こっちですね」と自分から見て右腕を指定される。素人目からしても、太い静脈が浮き出ているので、針を刺しやすいのかもしれない。

注射針に採血管をセットすると、管内で血液が一直線に飛んで溜まっていく。明るい室内のおかげか、出てくる血液が鮮やかで、ついつい見とれてしまう独特の美しさがある。採血管は真空状態なので、一種の吸出し。一直線に飛んでいく様子をまじまじと見続けていた。

中指サイズの採血管が3本。至福(?)の時間はあっという間に終わり、「よく見続けられますねぇ」と看護師から一言。曰く、目を背ける人が多いようで、私のように見続ける人はあまりいないとか。さすがに「メシ食いながら手術動画を見るのが好きでー」とは言わなかったが、言ったところでどういう反応をしていただろう。

体調を崩してしまうことが多くなったので、ここしばらくは献血をやっていないが、行く理由の一つが「血をガッツリと見れるから」。針の先に繋がるグルグル回るポンプは、どう接続されているのか配管を追いかけたり、膨らんだ血液パックを見て吸血鬼は満足するだろうかと妄想したり。ここでも「血、見ても大丈夫ですか?気になります?」と聞かれていた。ここでは「赤の色がきれいだなと思って」と答えていた。

ちなみに痛覚の観点では、異物が刺さっている感覚はあるものの、どうすれば極端に痛いという評価になるのか。