民間(民航)機が使用する「空港」と軍が使用する「基地」が、同じ敷地の飛行場に立地している場合があり、これが軍民共用空港となる。東京都心から見れば、茨城の航空自衛隊の百里飛行場が、2010年に民間共用化され茨城空港としての営業を開始。探せばまだまだ存在する。
東北は青森県三沢市。ロシアや北朝鮮に対する備えとなる、三沢飛行場。民間の立場からすれば三沢空港は、アメリカ空軍が管理管制をしている。上空を軍用機が飛び回ることは日常的な光景で、関東の厚木基地とは違った機種が見れることから、いちいち足が止まる。
そんな三沢空港に、珍客が訪れていた。

かのドイツの戦車破壊王、リアルチート、ついでに被撃墜王であるハンス・ウルリッヒ・ルーデル閣下をブラッシュアップ、化身として再設計したA-10 Thunderbolt IIが3機もやってきていた。
エマージェンシーコールまで出ていたそうなので、トラブルかなにかかと思ったりしたが、どうやらアラスカへ移動する際の給油目的で降り立ったようだ。
いきなり『破壊神』が目前に現れたものだから、こちらとしても「うおっ!!」と驚いた声を出してしまい、必死になってシャッターを切った。

長距離飛行に備えて増槽タンクを主翼にぶら下げているが、A-10というキャラクターの特性から、巨大な無誘導爆弾を携行しているようにも見える。
民航機と違って、軍用機はどう飛来してくるか掴みにくい。目についた機体は片っ端から撮影しておき、後に機体番号と照合するとその基地の所属機なのか、そうでないのかがようやく分かる。
三沢飛行場には、A-10は配属されていなかったと頭の片隅に残っていた。そんな状況からA-10の出現に驚くわけで、こいつは何かの理由で三沢に降り立ったとすぐに直感した。
退役が計画されると戦果が挙がって延長され、今のところは2030年代まで運用されるようだ。来年で初飛行から50年オーバーの長寿な機体になり、2030年代からさらに延ばされても不思議ではない。