最後の後ろ姿

日本航空のボーイング777-200ERは、2023年11月12日で商用定期便から退役。1996年4月に就航した当時の愛称『スタージェット』時代から眺め続けることになり、この調子でいくと日本航空の777シリーズについては、始まりから終わりまでの一括りを体験することができそうだ。

その引退したボーイング777-200ER、JA703Jについては、今月10日に羽田→伊丹便に搭乗した際に目撃することができた。搭乗機がタキシングしているときに、JA703Jが出発準備を行っていることに気づき、慌ててシャッターを切った。

引退直前のJA703J

水平尾翼にレジ番が隠れてしまっているが、拡大して数字の輪郭から、なんとかJA703Jと判別できる。本当に引退直前のJA703Jで、後ろ姿の目撃が最後となる。

ファン目線で語るとすれば。ボーイング777-200は機体のサイズ(太さと長さ)のバランスがとても良く、旅客機の究極系と言えるだろう。胴体を延長した-300だと少々アンバランスな印象を抱く。一方で、GE90系エンジン本体が持つ迫力や音については、-300のGE90-115Bのほうが優れてくるあたり、甲乙付け難い。もう一つ、プロ目線。つまり整備に関わっていた先輩方も「よく出来ている機種」と口を揃えるあたり、良い印象が多かったようだ。

JALに残るボーイング777は、国際線仕様の-300ER。こちらは夕方の17時25分/30分に羽田空港へ着陸するJL015便でよく見る。ちょうど職場からの帰り際に上空を通過するタイミングとなる。さすがに撮影できる環境ではないが、できる限り見続けておきたいところ。

充電ドライブ

珍しく一週間近く、シビックRが運用に入らなかった。駐車場に放置し続けたことで風雨に晒され、ブレーキローターは錆で覆われ、外装はすっかり粉塵まみれ。どこからかクモが入り込んだようで、車内にはクモの巣が張られるほど。

エンジンを始動させるその瞬間、セルモーターの弱々しい音が響く。イマ車のように電装品は僅かで、暗電流は少ないと思われる。それでもセルモーターの勢いが弱くなっている点から、毎日の運用を行っていたほうがコンディションの維持に効いてくるようだ。ついでに、急に冷え込んだ寒さにやられたか。

EK9のバッテリーは軽自動車サイズ

それならばと、充電ドライブと称して走り回ることにする。

二輪免許の教習を優先していたことや、シャブ(会社自動車部)で大事件が起きて、秋口のシーズン中は遠出を一切しなかった。プラス、ここにきて急激な冷えで遠出も難しくなった。走れる機会に走っておこうと、2時間で200kmほどの走行。これだけ走れば、小休止後のエンジン始動では、聞き慣れたセルモーターの音に戻っていた。

各ギアにはスコンスコンと軽やかに入り、8,400rpmまで全域に渡ってスムーズに吹ける。ここまで仕上がっていたことを再認識し、シビックRの維持がいい加減になり、モチベーションまで落ちていたことを実感。やりたいこと、やり残していることはまだまだある。少しずつでもいいから、前進し続けなければならない。

予備は使わない法則

2016年10月8日から9日に掛けて、酷道425号をドライブした。前泊でキャンプ場を利用していたが、細かい勾配が多い敷地だったために排気管の中間サイレンサーを擦ってしまった。軽い擦り傷だったものの、損傷から余計なトラブルを呼び込まないように交換を計画。コンディションのいい排気管を入手し、防錆塗装を施したうえで、2017年6月25日に交換した。

純正車高であり、まさか排気管を擦るとは思っておらず、しかも酷道ではなくキャンプ場敷地内というのも地味にショックだった記憶がある。

振り返ってみると、DC2インテグラRにおいても、一度だけエキマニを打っている。こちらは限りなく4-1に近い形状で、どうしても擦りやすかったというのもあるが。

そんな経験から、極端に荒れた道を走るときは一旦止まって車から降りて路面を細かくチェックし、状況によっては引き返すといったことも行っている。部品面についても、エキマニの2-1部分を傷めても交換できるよう、予備品は確保済み。

18210-ST7-Z61 パイプA,エキゾースト

18210-ST7-Z61 パイプA,エキゾースト、まさかの未使用。定価では50,000円近い価格が設定されていたが、放出品として入手したことにより、半値程度で済んだ。

不思議なもので、2-1部分のエキマニに限らず予備品をストックしておくと、使う機会が訪れないというものがある。予備が無いものに限って壊れて、しかも入手困難なんてことは私だけだろうか。

そんな法則に当てはまるかのように、このパイプもクローゼットの中でホコリを被っている。久しぶりに出してみたら、さすがにビニール袋はボロボロになっていたが、中身は健全だった。

充電OK

動態保存状態のカシオPROTREK PRW-3500Y-1は、日陰での保管が続いていることから、内蔵バッテリーの充電が追い付かず、LOW表示になったことを11月4日に書いた。

なるべく明るいところで充電しようにも、野外に放置すると大気の汚染状況から一日で粉塵まみれになり、しかも今の季節は太陽の角度と方位があまり良くなく、日光が当たる時間は少なめ。スッキリ晴れた日よりも曇りがちだったり、貴重な日光を得られる時間帯に雨が降っているなんてオチが多かった。

LOW表示が出てから2週間ほど、明るいところに置き続けていた。毎朝の点検で、ようやく内蔵バッテリーの充電状況が『H(High)』表示に戻ったことに気づく。

充電状況H表示

BATTERYと表記された部分の上が内蔵バッテリーの充電状況を示し、久しぶりにH表示が出た。振り返ってみると、2022年4月から5月に掛けてのオーバーホール以来、長らくM(Middle)表示が続いていた。一度フル充電してしまえば、日陰保存でも1年半は耐えられるようだ。

内蔵されているバッテリーの型番を調べてみたところ、どうやらCTL1616Fとなるようだ。コバルトチタンリチウム二次電池(CTL系)となり、過去にはG-SHOCK GW-M5610/3159での修理で扱ったことがある。

またもデジカメ不調につき

デジカメ(リコーCX6)の調子が悪くなり、レンズ内からガリガリと異音が鳴る、半押しにしているシャッターボタンから指を離すと、ピントがズレてしまうとか。

Webサイトの特性上、デジカメ内部のメカへの負担は大きく、長らく使っていると壊れてしまう。よってデジカメは殆ど消耗品扱い。今使っているCX6は既に3台目で、この調子でいくと4台目か。ひとまず中古良品を探さなければ。

現在までの総ショット数は僅か1,802回。2台目のCX6は6,727回で、落下事故により壊したために記録は伸ばせなかった。1台目のCX6は9,000回以上を撮影した記憶があり、生産されてからの経過年数の都合もあるのか、どんどん成績が悪化している。

こうした旧製品かつサポート終了、しかも修理してまで使うことを考えていないコンデジをオーバーホールしてくれる企業はあるのだろうか。やっていそうな修理業者を見つけたが、まずは問い合わせをしてみることからスタートか。

想定外の補給

毎朝の通勤ではコンビニへ寄ることが定例コースになっている。購入品を揃え、レジの前で並んでいると、とんでもないものが視界に入った。

りんごスティック

ラグノオささきの『パティシエのりんごスティック』。青森フェアをやっているわけではないし、都心部までの輸送費が含まれた割高価格でもない。なぜここに?と思いつつ、手が自然と動いて買い物カゴに放り込んでいた。

ここ数年、青森までひとっ走りしてくる理由の一つが、このりんごスティックの買い出し。通販でも買えるが、そもそも遠出が好きで、青森へ行くまでの行程も楽しんでいる背景から、例外なく自走となる。

今年は9月4日に青森へ訪れており、この時もしっかりとりんごスティックを買い込んでいる。秋口の遠征タイミングとしては早めだが、これは二輪教習の都合によるもので、次の機会は翌年のGW前後となる。当面はりんごスティックは買えないなと思っていた矢先に、陳列されていて驚いたもの。

たまたま財布の中身が少なく、ついでにSuicaにチャージされていた金額も僅か。購入できたのは2本となったが、十分な資金があったら間違いなく全て買い占めていた。

油分透過性あり?

シビックRの純正部品は、ストック中に劣化しないように注意を払っているところだが、一つだけ異変が出ているものがある。

17651-SR3-000 チューブ,フィラーネック

給油口(=給油パイプ)と燃料タンクを接続するチューブ…17651-SR3-000 チューブ,フィラーネックという部品。品番にSR3が含まれていることから、EGシビック時代から使われている部品のようだ。

ステッカー部分に黒いシミのようなものが撮影されているが、チューブの影や照明の配置によるものではない。

チューブの油分が滲んだ可能性

このように、チューブの形状に合わせて黒いシミが付着している。どうもチューブ由来の油分がビニール袋を透過し、ステッカーを黒く変色させているように思える。実際、ビニール袋には油分透過性の性質をもつものがあり、相性が悪かったのかもしれない。

現車のチューブに異常が出て交換する必要性が出たとき、この油分が滲み出ているチューブが役に立つのか。油分が抜けて硬くなっていたら、使えなくなってしまう。別の代替手段も考えておく必要があるかもしれない。

出ることにドン引きしたパーツ

EK9シビックRの純正部品について。ボルト類の細かいショートパーツを買うついでに、興味本位で使う計画のない純正部品も一緒に調べてもらうことは多々あったりして、どうせ欠品で出ないだろうと期待せずにいたら。

担当メカニック氏は「全部揃いますね…すげぇ」と口にする。そこで私は「マジっすか!?なら全部買いますわ」と即答。

冷却経路の純正部品

そんな勢いで購入したのが、エンジンの冷却系統に関連する純正部品。

パーツ図面

パーツカタログより引用すると、赤い丸で示した部品が全て揃った。

サーモスタットのケースとカバー、エンジンを横断するように背面で装着され、冷却水をオイルクーラーとEACVに分岐させるパイプ、そのパイプ用の極太Oリング。

19311-P2T-000 カバー,サーモスタット 1,001円
19320-P30-J00 ケースCOMP.,サーモスタット 3,630円
19505-PR3-000 パイプ,コネクティング 2,596円
91314-PH7-003 Oリング 264円@132円

エンジン関係の部品が今なお出ることに、ドン引きしたのが正直なところ。新品のパイプは六価クロムで覆われたように、金色に輝いており、これをエンジンに装着したら背面側からの印象はだいぶ良くなるかもしれない。交換する場合、冷却水を抜いて各ホースを外し、背面側の部品をごっそり外すことになるので、現状では難しい。今は純正部品コレクションの一つとなりそう。

沖止めの思い出

初めて成田空港経由での帰宅となった。

成田空港への経路

普段なら羽田空港へ降り立つところだが、都合のいい便が一つもなく、これも経験のうちだー!と成田空港便をチョイス。チョイスした時点で諦めていたこととはいえ、成田空港はやはり遠い。帰ってくるまでに2時間近く要するとは。

またもや機材変更を喰らい、予約した時点では国際線仕様のボーイング787だったが、いざ空港に訪れてみるとボーイング737になっていた。運用間合いだろうか、国際線仕様の787を投入するとはJALも粋なことをすると思っていたら、需要や機体都合で現実的な機種となってしまった。

成田空港に着陸すると「バスによる移動となります」とのこと。バスとなれば、ボーディングブリッジではなく沖止め…と、ここで思い出されるのは遠い昔の修学旅行の帰り際。

沖止めでのボーイング737

成田空港に降り立って、バスに乗る前のワンシーン。こういった構図で撮影できるのは、沖止めならでは。

久しぶりのタラップ車

タラップ車で飛行機を降りるなんて、何年振りのことだろうか。

修学旅行で羽田空港に着陸し、なぜかボーディングブリッジではなく沖止めとなった。次々とバスに乗り込んでいく面々を横目に、私と友達は「せっかくだから飛行機撮ろうぜ!」となって、行列から離れて乗ってきた飛行機を片っ端から撮る。今のようにセキュリティ面で厳しくはなく、飛行機の顔面部分までウロウロしても何も言われない時代。

そんなことをやっているうちに送迎用のバスは全て行ってしまい、グランドスタッフから「バスもうないよー」と言われ、「え゛!?」「マジか!」なんて。「もう一台呼ぶから、そこで待ってて」と言われ、ひとまず撮影続行。私を含めた居残り3人組のために、バスがもう一台追加手配されるという、今なら問題になるであろう出来事だった。

かつてはフライト中のコックピット見学ができて、沖止めではウロウロすることができたもの。年数の経過と共に厳しくなっていくセキュリティ面だが、安心したフライトのためには仕方ないこと。

ハイブリッド車両に乗る

新宮駅に降り立ったら、次の目的はJR東海の新型車両『HC85系』に乗ること。先代となるキハ85系は、6月に断念した八木新宮特急バスの代わりに乗っており、新旧の車両を短期間のうちに乗ることができた。

HC85系

夜明け前出発につき、まともな撮影は無理。このHC85系を使った特急南紀は、2023年7月1日よりスタート。

非電化区間を走るためにディーゼル車となっているが、エンジンで発電してモーターを回し走行するという、シリーズハイブリッド方式を採用している。車なら、日産e-POWERが当てはまる。

クモハ表示

ディーゼルカーながらモーターで走るために、形式は電車と同様のクモハ(運転台及びモーター付きの普通車)と記されている。

噴射式便所

出発する前に、車内設備を見ておく。まず見たのはトイレで、主流の真空式ではなく噴射式。あえてシンプルな噴射式を採用したのは、床下の配管や便所システムで使う空気量を減らし、少しでもコストを抑えるためだろうか。

洗面所

相変わらずJR東海らしさ抜群の洗面所。

HC85系ナノミュージアム

沿線の工芸品を展示する「ナノミュージアム」が設置されており、この編成では『飛騨一位一刀彫 俵にねずみ』。

列車案内表示器に表示されたハイブリッドシステム動作状況

列車案内表示器にはハイブリッドシステムの動作状況が表示され、加速中はエンジンで発電機を回し、そこにバッテリーからのアシストも併せてモーターを回転させている。逆に減速する場面では、モーターからバッテリーに充電されている様子が表示される。駅に停車すれば、エンジンは止まって静かになる。

非常に凝った車両で、技術と設計側のやりたいことを詰め込んだような印象。走行はディーゼル車のソレで、加速ではエンジンとタービンが唸りを上げる。ただ、先代のキハ85系と違って、速度に応じたギアチェンジの振動やエンジン回転数の変化はなく、このあたりはハイブリッド車ならでは。ハイブリッドシステムを搭載した気動車が増えていくとなれば、音や振動でギアチェンジを体感できるというのも、遠い将来はなくなっていくのかもしれない。

JR東海区間の路線を走ることになり、線路に金を掛けられることが、乗り心地の良さ繋がることを再認識させられる。同じ紀勢本線ながら、JR西日本区間とは雲泥の差だ。