3月16日の地震で、広野火力発電所が停止。東北電力では原町火力発電所が停止している。電力供給能力が落ちているところに、寒の戻りかつ週始めで電力需要が急増。全発電所の電力供給能力を超えた場合、長時間の停電が起きる可能性があるとして、早いうちから節電が呼びかけられていた…。
確かに週始めだけあって、早いうちから電力供給能力の上限に達するような勢いで需要が増え続けている。停電が起きたら起きたで、負傷したり余計なトラブルといった二次災害に巻き込まれないようにすればいいと割り切っておき、ひとまずは日常業務を継続。
休憩時間中にでんき予報をチェックしてみると、10時台の時点で100%を超えていることを確認。供給力に対し実績が上回っている現状、どうして給電が続いているのか。職場は電波状況があまりよくなかったりするので、手元のスマホでは詳細を調べることは厳しい。各水力発電所では使い切る勢いで放水とか、火力発電所では定格以上に焚いているといった実情か。いずれにせよ厳しい運転を強いられているに違いない。

10時でこの数値。13時から14時に掛けては、ついに106%に突入しており「戸愚呂(弟)かな?」。最も危険な時間帯と頭に入れて、何が起きても身動きは取れるように配慮していたが、ここで痛恨のミス。
ビルの5階に用事があって、いつもと変わらずエレベータに乗ってしまっていた。万一、停電が発生して閉じ込められた場合、数時間単位で籠の中にいることになってしまい、普段の何気ない行動が本当に危なかった。
家庭内の停電なら、落ちたブレーカーを上げれば大抵は復旧するが、電力網における停電ではすぐに復旧しない。周波数のタイミングや電圧を揃える必要があるので、止まった発電所を再起動すれば、はいOK復活!ではない。再並列(=接続)するまでのプロセスのBGMは、エヴァの『DECISIVE BATTLE』がそのままだ。
幸い、大停電は回避できたようだが、この先は日本の悪い癖が出てくる。今回を乗り切ったことで、次回も意外と大丈夫じゃないの?と捉えてしまうこと。
今日の寒の戻りにおける電力危機を乗り切った。次は夏の猛暑における電力危機だろう。再び地震が起きるかもしれないし、それこそ過去に例のない暑さで、電力需要が想定以上になるかもしれない。すっかりベース電源となる原子力発電所に関する議題がタブーとなっている現状では、電力危機は常に隣り合わせということ。
東電と原発といえば、こういう社員がいることを忘れてはならない。