シビックRのサービスマニュアルを読んでいると、電装系故障診断のフローチャートにおいて、ELDユニットに関係するページがある。ELDとはなんぞ。
ELDはElectronic Load Detectorの頭文字を取ったもので、電子負荷検出器といった具合か。電力的な負荷が大きいもの…例えばエアコン、ラジエターの冷却ファン、ヘッドライト、ブロアモーター、デフォッガーなど、それだけで大電流な装置ばかり。ECUはELDで電流状況を検出し、オルタネータの出力を制御、エンジンのアイドリング回転数をアップさせるといったことも行う。

ELDユニットはリレーボックス内に装着されている。80Aヒューズと40Aヒューズの間にあり、繋がっているように見えるが実際は貫いているだけ。
基本的な原理と仕組みは、電流測定で使うクランプメーターに近い。80Aヒューズから40Aヒューズの間を流れる電流で生じる磁力線(磁界)をELD内のコイルで検出し、ECUで読み取っている。
なるほど、クランプメーターみたいなものかと納得したところで、故障診断のフローチャートを読み続ける。「ELDの不良」と判断した場合は、これで終わり。交換するとか、次の診断項目といったことはない。パーツカタログを見ると、ELDユニットの単体供給はなく、リレーボックスASSYでの交換になってしまう。
そもそもリレーボックスASSYは今でも引ける(購入)できるのか?という疑問はともかく、ELDユニット単体は以下のようなもの。

ZIPPOライターを二つ重ねたくらい。上側の穴では、80Aヒューズと40Aヒューズの間を繋ぐ金属プレート(回路)が貫通している。下側にはコネクタを繋ぐためのツメがある。

底側を見る。コネクタの接続部分があり、3ピンのシンプルなもの。接続先はオルタネーター、ECU、グランドの3本となっている。
純正部品のストックと在庫処分を繰り返していたら、コレクションでしかないような部品まで集めていた。ELDユニットが壊れるとは、どういった運転状況なのかと疑問は残るが、まだ使える部品なのでストックケースに収めておくことにした。



