主に調査目的で

パワステ関係の完全リフレッシュを行ったのが2017年2月1日、239,761km。このときにパワステフルードは完全に新しい油に入れ替わっている。それから三年ほど経過した2020年9月21日、 パワステフルードを交換した。そのときの総走行距離は314,191kmだったので、74,430kmでの交換となった。

レポート内にも記述しているが、取扱説明書やサービスマニュアル類には明確な交換時期の記載はない。たとえ似たような走行距離での交換を考えたところで、運用終了目安としている384,400kmを通り越すことから、三回目の交換は計画していない。

パワステフルードを溜めるリザーブタンクは、非分解構造ながら汚れが溜まる仕組みだ。内部にフィルターがあるのか、簡易的にでもクリーニングは可能なのか。そんなどうでもいいところが気になってしまう機械趣味ゆえ、さっそく新品のリザーブタンクを購入してくる。

53701-S04-J51 タンクCOMP.,パワーステアリング

53701-S04-J51 タンクCOMP.,パワーステアリング、5,830円。リザーブタンクの注入口を塞ぐ赤いキャップは別売(53697-SB3-952、374円)。

入手した純正新品のパーツをサンプルとしてどう活かすか。例えば、このまま当面はストックしておき、ゴール目前で在庫処分を兼ねて交換、実際の汚れ量を調べながら分解して構造もチェックする。または未使用のパーツだからこそ、キレイな状態で解体調査…といろいろなパターンが思い浮かぶ。

考えてみれば、久しぶりのストックパーツとなった。『部屋に自動車部品を持ち込むと、やたらと巨大化する』という法則どおり、リザーブタンクもけっこうなサイズ。ここ数年は保管していたパーツをどんどん減らし、すっかり空きスペースが増えている。保管場所探しは苦労することはなく、ストック専用箱のなかに収まっていた。

賞味期限

職場で酒の話をしていて、主にウイスキー。車内販売の酒類メニューではウイスキーとして山崎12年があり、〇〇年とかあるのだから、賞味期限はどうなっているのか?という話に発展する。そのときに、ふと「ビールって賞味期限あるんすかね?」と疑問を口にした人が出て、「ある」「あるよ」と総ツッコミになった。

ビールに賞味期限があり、切れることを知っていた。これは私の部屋に、その実物が保管してあるため。ビール缶の特別デザインによるコレクション。

限定デザイン

左:東急ストア50周年記念 右:TX開業記念

賞味期限はサッポロ黒ラベルは2006年11月、アサヒスーパードライは2006年5月と共にとっくに過ぎていて、既に14年モノとなっている。経過年数的に、開缶して試飲というわけにはいかず。缶全体が非常に硬く、内部で変質していることを意識させられる。手荒に扱うだけで、破裂するのではないかと嫌な予感を抱かせる爆弾状態になっている。

デュラハン体質が欲しいかも?

翌日に勤務があるときは、なるべく車をいじらないようにしている。というのも、できるだけ作業時間を抑え、その代わりにチェックや写真の撮影に時間を使いたいというものがあり、効率を優先して無理な姿勢で作業を続けたりと、けっこう無茶をする。

すると早ければ作業当日の夜、遅くとも翌朝には、強烈な体の痛みを感じることになる。普段使わない筋肉を動かすことで、典型的な筋肉痛に悩まされる。一日は間を置かないと体のパフォーマンスが落ちてしまい、痛みを伴って自由に動かせない体では別のケガ等の二次災害を呼ぶ。

日頃は電車のメンテでメシ代を稼いでいる人間だが、仕事では体勢の作り方や要注意ポイントを全て把握しており、筋肉痛になることはない。業界に入った当初は、そりゃもう苦痛続きだったが。

昨日のオイルエレメントの交換では、ジャッキアップして下回りに上半身を突っ込み、エンジンの側面を見ようと首を少し持ち上げた状態、オイルレンチを動かす右腕も上げることになる。これで見事な筋肉痛が発症、朝から首と上腕が痛くて、日中を通り越して今もずっと痛いまま。職場では「今筋肉痛で動きにくいから、倒すなら今だぞ」と言うまでがお約束。

上腕はすぐに治まるのでともかく、問題は首。首から上の頭部は、脳や眼球などの各パーツを全て含めて4~6kg、もしくは体重の10%とされる。計算が簡単なのは後者で、自分の体重の10%をそのまま頭部の重量に当てはめればいい。私の場合、頭部ASSYは6kgとなる。

通常でも2Lのペットボトル3本分の重量が首の筋肉に掛かっているので、寝そべった状態から頭部を少し浮かせようとすれば負担を追加することになり、結果として筋肉痛になる。職業として上を向いて作業するなら首の筋肉は自然と強化されるだろうが、プライベートでは筋トレでもしないと、鍛えることは難しい。

車の運転中、追突事故や衝突事故で突っ込み、または突っ込まれるとする。慣性の法則もあって一瞬のうちに体が大きく振られると、首という一点で支えられた頭部は体より遅れて、体以上に大きく揺さぶられ、さらには首そのものが若干伸びる。この伸びが靭帯でのダメージとなり、事故によるむち打ち症の原因にもなってくる。場合によっては、骨にまで損傷が入ることも。

頭部の重量と首の負担の大きさが見えてきたところで、アイルランド地方に伝わる妖精『デュラハン』。いわゆる首なしの騎士で、頭部が無いか、頭部を小脇に抱えている。作業後に首がとても痛くなったとき、連中のように脱着できればどんなにラクか…と妄想したことは一度や二度ではない。

デュラハン

それこそ、よっこらせーと首をテーブルに置いて、やれやれと椅子でくつろぐ。これが今の理想かもしれない。首から上の重さが無くなれば、僧帽筋はどれだけストレスフリーになるのやら。

(注:このページは「ラグナロクオンライン」公式サイトhttps://ragnarokonline.gungho.jp/の画像を利用している。)

オイルエレメントの単体交換

朝から晴れたので、さっそくオイルエレメントの単体交換を行う。せっせとジャッキアップしてウマを掛け、オイルエレメントをエンジンから取り外す。

エンジンオイルやオイルエレメントの交換は日常的なメンテナンスの一環なので、DIYでも行える作業。それでもディーラーに依頼している理由は

・抜いたオイルの処分用に処理パックを買わなければならず、そのパッキングが面倒(袋が硬い)。

・取り外したオイルエレメントは金属ゴミだが、内部にオイルを含んでいるため完全分解に手間が掛かり過ぎる。

・構造上、エキマニやハーフシャフトにオイルが飛び散りやすく、清掃に手間が掛かる。

・定期的にディーラーへ訪れることで、維持上での味方になる。

…と、後処理が嫌という理由が多く、オイル類の交換は基本的にプロに任せている。

先日のオイル交換では、なぜかオイルエレメントの交換が無くなり、その分大幅な値引きとなっていた。そんな手続きになったナゾは今のところ不明だが、ここでオイルエレメントを交換してしまえば、どうでも良くなる。

トルクレンチで締め込み

オイルエレメントの締め込みは、手の感覚に頼った手ルクレンチとか、角度締めといった手法があるが、トルクレンチが入る広いスペースがあるので、使えるものは使う。オイルエレメントの規定トルクは、22N・m(2.2kgf・m)となっている。交換後、3分ほどエンジンを回し、オイルクーラーとオイルエレメントの接触部分からオイル漏れが無いことを確認し、作業終了となる。

ジャッキアップでの作業は狭く、どうしても清掃不十分な場面が出てくる。駐車場にシミができていて、さらにオイルが焼けるニオイがしたので、何事か?と調べてみたらエキマニに付着したオイルが原因、清掃不足によるものだった。先の理由羅列に該当。もう一度、洗浄せねば。

回復日

本来であれば松本までひとっ走りする予定だったが、諸事情で中止。ついでに冬の突入を意識させるような気温の低さ、そして冷たい雨と走行環境は元々あまり良くないため、トケにして正解だったかもしれない。

この一週間の気温の変動で妙に疲れており、朝から倦怠感を抱いているようでは、体調が悪くなる一歩手前か。ここで変な行動を行ってしまうと、確実に風邪をひく。世間的に、体調を崩すことは絶対に避けなければならないので、今日は一日大人しくしておく。

本当に何もしないことはない…というわけではなく、時間があるので洗濯機の洗濯槽をクリーニング。洗濯槽専用の洗浄剤を投入し、4時間ほど経過すると、ワカメのような汚れが浮き上がるというアレ。定期的にクリーニングしているおかげで、写真撮影を憚られるような悍ましい光景は広がらず。オーバーホールをすれば完全に清掃できるが、洗浄剤投入を繰り返すだけでもけっこうキレイになるようだ。

家にいればいるで、何かしらのメンテナンスを行っていることが多い気がする。

テーブル探し

アウトドアなシーンでもシビックRを使う。そもそものベース車両がおじちゃんおばちゃんの足車となるハッチバックで、積載力はそれなりにある。

キャンプ道具はコンテナボックスに収めて一括で輸送、寝袋や枕、現地での着替え等はトランクスペースにまとめている。

トランクが満載に

一見すると満載になっているが、まだ余裕はある。これだけ積んでも、後部座席のシートバック分の空間があるので、現地で買った材料やキャンプ道具が積み込まれることがある。

その後部座席についても、積載スペースとして活用する。

後部座席にはテントや銀マットなど

こちらは長物系。テントや銀マット、椅子等を置く。

助手席と後部座席の座面の間にテーブルが放り込まれているが、これが今回のネタ。あるキャンプの当日、「でかいテーブルが欲しい」ということになり、現地近くのホームセンターで購入したもの。面積と強度はあるが、折りたたんでも非常に大きい。車内に積み込んでも、常に不安定な状態で置かれることになり、酷道や悪路でガッタンガッタンと動き回って、挙句に内装を傷つける。

車内で動き回ると走行中の安全にも関わる部分だけに、新しいテーブルの購入を考えている。強度と面積がありながら、収納時はコンパクトに。そんなコンセプトのテーブルを探してみたところ、いくつか見つかる。が、価格はどんどん上がって5桁に達する。

テーブル面積が広く、それでいて収納時はコンパクトになるには、構造が複雑になる。そこに強度を求めると、より高コストになって価格に跳ね返る。先に登場したホームセンターでのテーブルは、単純に二つ折りにするだけの構造なので、結果としてとても安価だった。当たり外れが激しいキャンプ用品だけに、入念な下調べが続く。そんな調査時間が面白い。

車体重量

…と言っても、シビックRのネタではない。

N700形の妻面

こちらは新幹線N700系の妻面。中央にあるオレンジ色のカバーの内側に、編成を組んでいるときに隣の車両へ移動するための貫通路がある。偶数号車に乗っていて、例えばトイレや洗面所へ行く場面。トイレや洗面所があるのは奇数号車なので、そこへ行きたいとなれば、この貫通路を通る。

貫通路の左右にある斜めの棒。これは車体間ロールダンパという減衰装置で、車体のロール方向への動きを抑えて乗り心地を向上させる。

N700系の形式表記

そんな妻面の片隅に表記されている、車両の形式。車体重量は38.9tで、パンタグラフや走行用の各種装置を積みながら、この重量。他に比べるものはなく、こういう重量なのだろうと思っていたが。

過去、京急の久里浜工場一般公開に出かけたとき、ここでも編成をバラして車両単体が展示されていた。そこにいたのは京急2000形で、かつてのフラッグシップ車両。その実態は、廃車に向けた解体準備中。

京急2000形の妻面

なるほどコレが棒連結器、初めて見たなーと、そこをメインに撮っていた。

京急2000形の型式表記

ここでも形式表記があり、自重として35t。走行に必要なモーターや制御装置などを積み込んでいる。

全長は25m級、車体幅も在来線よりも一回り大きく、それでいてアルミ合金のフレームとネジ一本まで重量にこだわって軽量に仕上げたN700系。一方の京急2000形は全長18m、車体幅も小さめながらも鋼鉄フレーム。設計思想、使用している部品や素材が全く違うとはいえ、新幹線車両の異様な軽さをこんなところで実感することになった。

軽量化は振動や騒音の低減効果があり、加速と減速に必要なエネルギーを抑え、高速化にも繋がる。新幹線においては、0系と100系では鋼鉄の車体だったが、速度アップ、振動や騒音といった沿線環境への悪影響を回避するために、300系以降の車両ではアルミ合金の車体となっている。このN700系もアルミ合金の車体で、白と青の塗装が施された外装部分の板厚は非常に薄い。

EF210は100t

写真はWikimedia Commonsより。

貨物列車をけん引する電気機関車は、100t。大重量の貨物列車を一両の機関車で滑らずに引っ張るには、逆に重さが味方になってくる。形式によっては、あえて重量を増すこともやっている。

車体を軽くしたはいいが車内の人からすれば車内騒音が増え、ビリビリとした微振動が感じやすくなってしまい、制振材を埋めたり板厚を増やすといったデッドニングのようなことも行われ、結果的に重量が増えることもある。自動車と違って、鉄道車両は重量が軽ければ軽いほどいい…とはならないのが非常に興味深い。

失敗ネタ

当Webサイトで公開しているEK9シビックRの維持レポートにおいて、安定した閲覧数と水平展開(※1)のある記事が、純正アースケーブルのリフレッシュ。シビックR内では計3本のアースが使われていて、これらを交換する。EK9用の純正品が出ない?それならば同じホンダ、他車種の純正部品を使う。もちろん流用元の部品番号もしっかり掲載しているので、揃えてしまえばリフレッシュしやすい。

他車種の純正部品を使った流用ネタは、けっこう難しいものがある。ホンダの設計の仕組みから大抵は一発で合うが、中には微妙にサイズが違う、長さが不足といった装着不能というオチになることがあり、そうなると部品代は全部無駄になり、使えないなら捨てるしかない。

最近の失敗例として、バッテリー用のアースケーブル。

一応、純正アースケーブルだが…

パッケージに包まれているのは、後の流用品となるAP1/2 S2000用の純正バッテリアースケーブル。失敗となったのは、その上のケーブル。バッテリーの端子がDタイプになっているモデルに使うケーブルで、確か海外向けの車種で使われていたもの。

長さや端子の曲げ方はぴったりだったが、シビックRのバッテリー端子はBタイプ。端子の直径が大きなDタイプに対し、Bタイプは小さくなる。変換アダプタはたくさん売られているので、それを使うのも一つの手段だったが、流用の為に追加部品を買うなんてスマートではない。

端子はBタイプは必須。そこでもう一度調べ直し、S2000ならまず国内向けがあり、適合バッテリーのサイズからBタイプだろうと判断。ついでにパーツリストでの接続方法を見て、「あ、これだわ」と発注。見事に流用確認OKというわけ。

ミッションアースではRBオデッセイで、こちらもパーツリストを眺め続けた結果によるもの。エンジンアースケーブルはGRフィットから流用。レイ氏のフィットが納車されて、すぐの現車チェックを行っていた際、「いける!」と気づいた。これがあるから、ホンダ車のエンジンルームチェックは面白い。

※1:水平展開
『ネットで見つけた』『ネットで調べた』という文言の源は、だいたい当サイトだったりする。

低気温シーズンにやっちまうべ

ここのところは曇りがちな日々が続いているが、それを含めてもずいぶんと気温が落ちてきた。

となると、エンジンが冷えやすくなってくるので、燃料系統のリフレッシュ作業を行いやすくなる。燃料系統は、燃料フィルターや燃料ポンプといった上流側は作業済みだが、中流側、下流側は完全に未着手。今のところ目立った不調やトラブルは見当たらないので、完全に予防保全となる。

2ウェイバルブ

例えばここ。ジャッキアップしないと手が入らないし、工具を掛ける以上は安全確保が必須。

パルセーションダンパー

現車では外装が割れ始めている。

チャコールキャニスター周辺配管

配管処理がちょっと面倒か。

以上が、燃料系統の中流側、下流側の未着手ポイント。あとは作業日が確保できれば…というところだが、休日のたびに雨に降られている気がする。

外板の薄さといったら

かつて乗っていたDC2インテRで、ケツをぶつけたときの写真が出てきた。

凹んだリアパネル

行き止まりでの転回中、死角にあった障害物にぶつかった。牛歩戦術っぷりのゆっくりとした動きだったのに、「めきょぐしゃっ!」と派手な金属音が鳴り響き、一体なにが起きたのか?と思わずブレーキを踏んでしまうほど、非常に驚いたもの。すぐに車体を確認したところ、リアクォーターパネルが凹んでいたのを見つけ、やっちまった、さてどうしよう?と早くも次を考えていた。

帰宅後、内装を外して内側をチェックしたところでは、最も外側のパネルだけが凹んでいた。そのまま近所のオートバックスに見せたところでは「とりあえず7万コースです」「7?まるでイニDじゃないっすか」「まさに…」というやり取りで、とりあえず修理保留。

適当な吸盤で外側から引っ張りつつ、ついでに内側から少し押し込んで、凹みを目立たなくする。ハゲた塗装はタッチペンでカバーしておき、付着した汚れはコンパウンドできれいにして、応急処置はこれで終わり。下取りに出すまでこのままにしていたし、査定上でも何も言われなかった。

ちょっとした衝撃で外板が大きく凹んでしまうことが、この経験を通じてよく分かった。今のEK9シビックRでは、ダートや酷道といった悪路を平気で走り回るくせに、外板は凹ませないようにコース取りにはかなり気を使っている。納車された翌日にはドアパンチを食らって、新しい凹みができていたことにはショックだったが。