原点回帰

今年は普通のドライブ、酷道ドライブを合算しても過去最高の走行本数となっている。山道が冬季通行止めになるまで、あと少しの猶予があることから、平日休みを利用してひとっ走り。今回は、酷道ドライブの原点とも言えるR299を走ることにした。都心に最も近い酷道といえば、かつてはR139の松姫峠だった。松姫トンネル(バイパス)の開通により、酷道区間は旧道へ格下げ、しかも通行止めが続いているので、現在のところはR299が都心に近い酷道と言えるか。

振り返ってみれば、免許取得後の初心運転者期間中は三菱PE8WデリカSGを乗り回しており、MT車は教習所を終えてからは全く運転していない。そこでY氏と共にMT車のレンタカーを借り、MT車の再練習を兼ねてドライブに出発。その経由地がR299だったわけで、なかなか思い出深い場所だったりする。

2016年10月28日の走行ログ

埼玉県入間市からR299に入り、長野県茅野市に向かってひたすらトレースする。途中、日高市の久保交差点から正丸トンネルにかけては、深夜にローリング族が出没する区間だ。これまた昔話になるが、深夜の同区間を走行中、やたらと後方からせっついてくるシルビアを先に行かせたところ、先にある緩いカーブを曲がりきれなかったのか、壁に衝突して大破したてのところに出くわしたことがある。頻繁に事故が起きる区間で警告看板が林立し、先日も西武池袋線の東吾野駅近くのカーブで死亡事故が起きており、たくさんの花が供えられていた。この事故多発区間だけでなく、少々南側に向かったところにある成木街道もそうだが、走行環境が全く良くない区間でのローリング行為は楽しいのだろうか。

休憩を挟みながら、秩父から志賀坂峠を越え、上野村に入るといよいよ酷道区間が近づいてくる。近年は群馬r124のぶどう峠を経由することが多く、十石峠へ向かう経路は数年ぶり。

群馬r45との交差点付近

酷道といえば、まずは大型車通行不能の看板を拝むのがルーティンワークだ。群馬r45との交差点のすぐ先に、『大型車の通行は御遠慮下さい』と表記された看板がある。その下には『交通死亡事故発生路線』という看板も追加されていた。

大型車通行不能

大型車通行不能を告知する名物看板。R425やR157と比較すると路面の荒れは少なく、ガードレールも設置されているので安心感は大きい。ただし、ブラインドカーブだらけで慎重な運転を強いられ、対向車との離合が難しい区間が続くことから、酷道であることを再認識させられる。

R299のおにぎり

当たり前のように対向車が来る区間だけに、常に前方と後方の警戒を続けてピリピリしながら運転し続ける区間だが、酷道に変に慣れてしまったおかげか、今回は少し走っては車を止めて撮影…なんてことを繰り返してみた。写真はR299と林道らしき獣道との分岐点で、機会があれば矢印とは逆の方向に足を踏み入れてみたい。

十石峠の展望台より

酷道趣味のベースとなった道だけに、感触を再確認しながらローペースで十石峠に到着。現地の気温は9℃だった。夏場なら緑一色のこの場も、紅葉の時季だけに色とりどり。雨に降られることなく長野県茅野市に出て、R299の走破を完了。撮影しながら走っていたので、R20に入ったときは既に11時だ。このまま都心に向かうのもありだが、もう一つ、GPSログを採取しておきたい道がある。それはR300で、山梨県の身延町から富士吉田市を結ぶ道だ。バイパスとなるトンネルの建設が進んでおり、開通後に旧道となればアクセスしにくくなってしまうかもしれないので、今のうちに走っておく。

雨のR300

車外に出るのを躊躇するほどの大雨で、R300内で撮影した写真はこれ一枚のみとなり、今回はGPSログの採取だけに留めておく。バイパスが開通すると、下部温泉を含めてアクセス環境が大きく変わり、同時に急カーブが続く険しい道も過去の話になってしまうかもしれない。あちこちで法面のメンテナンス工事が行われており、スムーズには程遠い通行となった。本栖湖に出てしまえばもう庭みたいなもので、夕方のラッシュが始まる前に帰宅。総走行距離は545km、総合燃費は15.4km/Lだった。