またパンクかよ

相変わらず定時で帰ることを阻む雰囲気を醸し出す、険悪かつブラックかつ職場だが、そういう態度を示したなら「次の仕事探しますわ」の一言。

駐輪場に出て自転車のロックを解錠、サドルに跨ったその瞬間、ケツに伝わるグニュッとした嫌な感覚。リアタイヤを見ると潰れており、またパンクしている。落胆しかけるが、これが朝の通勤途中でなくて幸いだった。

この時点で正規の帰宅手段は失われたので、どう帰るか考える。職場の自転車を借りてしまうか?いや、アレはノーパンクタイヤかつ一切のメンテナンスをしていないため、長距離を乗るには不向き。シェアサイクルと徒歩で帰ることにして、歩き始める。

それにしても、なぜパンクしたのか。一瞬、思い浮かんだのが別職場の人からの情報で「あそこはチャリに悪戯するやつがいるから気をつけろ」というもの。実際、そういう輩がいるため、その人は倉庫内に駐輪しているという徹底ぶり。こちらもなるべく目立たない建物の裏で保管しているが、逆に目を付けられたか?

パンクした原因がハッキリしないまま家に戻り、次の問題は明日の朝、職場へ行く手段について。今日のように、徒歩とシェアサイクルで行き、パンク修理キットで現地修理、帰りは通常体制に戻すというのも。しかし、この時期は朝から蒸し暑くなり、通勤電車は避けたいもの。やはり自転車で行くのがベストだが、1台余る自転車をどのタイミングで持ち帰るか。

貴重な北風

曇りがちで気温が低く、しかも北北東の弱い風。天気が崩れる兆候でもあるが、運動しやすい条件が全て揃っていることに気付き、それならばと自転車に跨ってせっせと走り始める。この時期としては数少ない好条件の日なので、不意にするのは勿体ない。

いつものように、多摩川サイクリングロードを走っていく。世間は平日なので、人が少なめで走りやすい。

多摩川橋梁

毎度お馴染み多摩川橋梁を折り返し地点として、今度は河口側へ走り出す。

この折り畳み自転車はリア10速。普段の通勤で使っている自転車がリア8速なので、脚に対する負荷の観点では、8速より10速のほうが明らかにラク。道路状況や風向き、全身のコンディションによって細かくギアを入れ替えることができるため、疲労を溜め込まずに済む。多段化が進んだ背景もある程度は納得できるというもの。

気温が低いとはいえ、冬とは全く異なった熱気があり、次第に汗だくになってくる。それでも北風で乾燥が早く、体力の消耗は抑えられている点はうれしい。想定よりも発汗は激しいようで、水分補給を意識し続けることは忘れずに。

30kmを走って、計算上の消費カロリーは500kcal以上に達する。昼食のカロリー調整に失敗し、今日の走り込みはプラマイゼロにする意味も兼ねていた。

朝からパンクですわ

朝のチャリ通。せっせと車道を走り、赤信号で停止。レッドシグナルから、グリーンシグナルに切り替わって、全車線一斉スタート!とペダルを踏み込んだ瞬間、リアタイヤからグニュッとした感触があり、真っ直ぐ走れなくなっていた。はて?

タイヤをよく見ると潰れており、まさかのパンク。早朝ゆえ、近所の自転車店は当然開店前。会社の始業時刻までは余裕があるので、パンクした自転車は押し歩きで一旦帰宅。折り畳み自転車に乗り換えて、再出発となった。自転車の複数台持ちは、パンクをはじめとする突然のトラブルにも全く影響が出ない利点がある。

パンクしたリアタイヤ

さて、パンク修理はどうするか。今週後半には雨予報が出ており、折り畳み自転車での雨天ライドは極めて危険なので避けたい。次の休日まで先延ばしは不可能だが、帰宅してからの作業は正直面倒。近所の自転車店に「パンク修理頼んますー」と持ち込むことにした。

この自転車店、明日は定休日。木曜日からは悪天候が出るようになっているので、今日しかチャンスはなく。急いで帰宅して、すぐにパンクした自転車を持ち込んで修理依頼。10分程度で終わり、工賃は1,320円だった。遠い過去の記憶を振り返ってみても、パンク修理=1,000円というイメージがあり、今も近い値段が保たれていることには少々の驚きがある。

今回のパンクの原因は、3mmほどの鋭いアルミ片が刺さったことによるもの。空気圧で避けられる問題ではなく、そもそも異物まみれの路面だけに、これはもう運が悪かったと割り切るしかない。

パンク修理は自前でやってしまうことが多いが、疲労問題、時短目的、悪天候に備えるという意味では、あえて依頼するのも悪くはないと思った夕暮れ。

クラリス!

通勤用自転車のリア側駆動系のアップグレードが完了。

クラリス、発進

リアディレイラーにクラリスRD-R2000-SS、カセットスプロケットはCS-HG51-8、チェーンはCN-HG71をチョイス。構成はランドナーと同一にすることで、実走かつ多数の雨天走行をこなすことによる劣化調査も兼ねている。ガイドプーリーとテンションプーリーは、先日入手したデュラエースのRD-7900プーリーセットを組み込んでいる。

駆動系は僅か1年でボロボロになっていた。雨天走行のストレスだけでなく、車にはねられたダメージによる歪みもあって、まともな変速には程遠かった。それがクラリスへのアップグレードでリフレッシュされると、短時間でカチッと決まる変速具合で非常に走りやすくなった。

取り外した旧ディレイラー(RD-M370)は、分解してから処分する。各プーリーの軸がズタズタになっていて、スムーズな回転には程遠いコンディション。これで原付バイクをペースメーカーに30kmh以上で巡航していたのだから、多少なりとも脚力は鍛えられていたのかもしれない。

リアの変速がスムーズに決まり過ぎることで、今度はフロント側の変速がぎこちなく感じるようになる。フロントディレイラーを交換するなら、クランクやボトムブラケットも含めて総合的に考えたく、しばらく時間を掛けたほうがよさそうだ。

ようやく発見

通勤用自転車だけでなく、小径車でもリアディレイラーの交換を計画中。単純に付け替えるだけでは面白くないので、テンションプーリーとガイドプーリーをさらにアップグレードすることになった。

プーリーは基本は金属ブッシュの滑り軸受けだが、上位グレードになるとボールベアリングが組み込まれて滑らかになるそうだ。下調べをすると、指定外のカスタマイズになるとかで自己責任の文字が目立つ。車の情報量に慣れた身からすれば、自転車関係のカスタマイズは発展途上故に、ある種の責任回避の意図があるのだろう。

リアディレイラーに組み込めそうなプーリーは、シマノ純正や社外品問わず非常に豊富。そこにセンタロン機構なる変速をスムーズにする仕組みのプーリーを探すと、シマノ純正に限られてくる。グレードや世代による違いが、非常に多い。

取り寄せて現物をチェックしてこれは違う!と繰り返してきて、ようやく見つけることができた。

デュラエース RD-7900 プーリーセット

デュラエースRD-7900用のプーリーセット。これこそが、ボールベアリングとセンタロン機構が組み合わさったプーリーで、まさに探し求めていたもの。余計な支出が重なってしまったが、情報を得るための支出と思えば痛くはない。

まずは通勤用自転車で試してみて、具合が良ければ小径車、静態保存のランドナーと展開することになる。

一つで二度おいしいラスペネ

WAKO’Sから販売されているラスペネといえば、固着して緩まないボルトやナットに吹き付けるケミカル。強力な浸透力によりネジ山に潤滑剤が行き渡り、それで緩みやすくなるそうだ。

車いじりの視点が長かったため、ラスペネ=固着したボルトやナットの対処用と認識していた。ところが自転車の整備方面では、チェーンの潤滑、優れた水置換性による防錆剤としての用途が主だったものになっている。同じ商品で、それぞれの業界が全く別の捉え方をしているあたり、極めて興味深い。

EK9シビックRと自転車で共用できるケミカルは持っておいて損はなく、手元にラスペネは持っていなかったので一本買っておくことにした。立夏の本日、早くも日差しがキツい昼下がりに近所のショップまでひとっ走りして、ラスペネを買ってくる。

ラスペネmini

ただし、少量バージョンのmini。あえて少量バージョンを選んだのは、早いサイクルで使い切ることで、常に新鮮な成分を対象物に吹き付けたいという意図がある。

スプレー類は中途半端に使ったまま長く置いておくと、ガスが抜けて最後まで噴射できなかったり、成分が変化して期待通りの性能を発揮できないといった不具合が出てくる。実際、これら二つのトラブルは何度も経験しており、その度に処分するのに苦労している。ラスペネの性質上、少量の噴射に留まる。通常量のRP-Cなんぞ使おうものなら、使い切るのに何年掛かることやら。

内容量と価格のバランスは、このminiが一番悪い。しかし後々買い直すオチが見えている以上は、多少高くても使い切ることが最もコストを抑える方法になってくる。

浸透力が優れるのならば、ヒンジやジョイントの潤滑にも使えそうだ。今まではグリススプレーやシリコンスプレーを使うことが多かったが、内部まで浸透しにくいため、短時間で効果が切れることが不満だった。使える場所が多い方が助かる。

次の楽しみとして

休日出勤の日。車の量が少なかったこと、休みの日までクロスバイクでシャカリキになって走るのも面白くないので、折り畳み自転車で通勤となった。ダラダラ走るには小径車が好都合。

通勤車となるクロスバイクは、前後の車輪を完組ホイールに交換してからというもの、完全にタガが外れてしまい、次はどこを交換してやろうか?と考えていたりする。

最初からそれなりのパーツで組まれたクロスバイクを買っておくほうが、余計なコストと手間は抑えられる。しかし、機械いじり趣味の目線で捉えると、部品交換を行えば見た目や走り心地の変化具合を楽しむことができる。早い話が、車体価格以上にカスタイマイズ費用が掛かったところで、自分好みの仕様になっていくならむしろ大歓迎。

まずはリア側の駆動系をアップグレードすることにして、部品を手配。連休中にも関わらず配達されて、これで休みの日に作業することができるかもしれない。

リア駆動系のアップデート

構成そのものはランドナーと同様。静態保存状態となったランドナーに変わって、実走による劣化具合を見届けることができる。適時メンテナンスをしつつ、雨でも使うとなれば、あらゆる状態変化が貴重なデータとなる。

変速フィーリングが全く良くないフロントディレイラーはどうするか。ガチャガチャ…バキッと金属音を響かせながらの変速は、不愉快でしかない。ここを変えるとすれば、ボトムブラケットやクランク一式を含めてまとめて作業することが手数を減らせるが、さてどうするか。

ここからアップデートが続く

折り畳み自転車のDAHON VISC P20のリフレッシュ作業が終わったとショップから連絡が終わり、さっそく取りに行く。

DAHON純正クランクセット

長期間に渡ってノーメンテナンスで走り続けていたことで、ギアの山が尖った状態になっていた。よくある消耗状態の一つで、まずはここからのリフレッシュを計画。チェーンリング単体ではなくクランク一式、ボトムブラケットとチェーンを含めた交換を依頼。

シマノ FC-4700+SM-BBR60

DAHON純正からシマノ ティアグラのクランクセットへ交換され、印象が大きく変わる。

肝心の走りはどうか。ボトムブラケットも一新されたことで、非常に軽やか。DAHON純正のチェーンリングは54Tとなっていたが、シマノ ティアグラでは52Tが最大。2Tほど小さくなりつつも現在の脚力にはベストな組み合わせとなり、一段階上のペースで走ることができた。リアのカセットスプロケットについても摩耗が指摘されたが、こちらについては後日自前で交換する予定。

想定しているカスタマイズが進む面白さは趣味全般、自転車だけでなく車やRCカー、時計からパソコンにまで及ぶ。これでバイクを入手したら、いよいよ留まることなく突き進むかもしれない。

リフレッシュ3台目

3台目の自転車、折り畳み自転車のDAHON VISC P20のリフレッシュ作業を依頼したはいいが、今日の天候は雨。雨なんで一旦キャンセルして、日程を改めますわーなんて言おうものなら、その再設定日がまたも雨に見舞われる可能性があり、天候を無視してショップへ行くしかない。

折り畳める自転車なら、車に載せてしまえばいい。そもそも折り畳み自転車を譲ってもらったのも、車に載せてどこかへ出かけ、現地は自転車で徘徊することを考えているため。今日の悪天候は、予行練習を兼ねることになった。

さて、どう載せる?横倒しでトランクスペースに放り込むと、ディレイラーや各種ワイヤーに負担が掛かってしまう恐れがあり、しばし悩む。普段の保管状態と同様、直立状態で載せるのが最もベストと判断して、慎重に載せてみる。

EK9+DAHON VISC P20

EK9シビックRのトランクスペースに、DAHON VISC P20が載せられた状態。ちょうど内装の幅と折り畳んだ自転車の長さが近く、左右に暴れにくいのが助かる。またフロア部分には、防水防汚用のカバー(ホンダアクセス製のオプション品)が敷いてあるので、汚れやすい自転車を載せるとなれば本領発揮だろう。

但し、高さがあるためトノカバーは外してリアシート部分に放り投げておくしかないが、特に問題になるようなことはなさそう。

ショップに到着して、あれがいいこれを使うと提案されながら、リフレッシュ作業の詳細を詰めていく。今回はフロントギアことチェーンリングが摩耗しており、交換を依頼。部品手配の都合から、チェーンリング単体ではなくクランク一式、応じてボトムブラケットとチェーンまで交換されることになった。

受付メカニック氏曰く、コロナ禍で密を回避するため自転車需要が急増、同時に世界レベルで部品の奪い合いが発生。もともと日本の自転車マーケットは非常に小さく、特に部品の手配は困難どころか来なくなったまま現在に至るとのこと。

私のように、旧い自転車を持ち込んで蘇らせる作業も増えているそうだ。このショップには、合計3台の自転車を持ち込んだところで、遂に「ところで、何台持っているんですか?」と聞かれることになり、「3台っすね」と返答。本当はあと2台は増やしたいが、いろいろと限界なので我慢して3台だったりする。

肛門が…

チャリ通に使っているクロスバイクについて、サドルの高さと角度を調整したら、見事に失敗。走り出して数分のうちに、肛門周辺の血管に強い圧力が掛かってしまったらしく、鈍痛に悩まされることになった。六角レンチは携行していないので、とりあえず我慢して走ることになり、帰りも同様。一日中、ケツが不快だった。

ランドナーは長時間に渡ってダラダラと走るための自転車なので、クッションが厚めの幅広タイプを使っている。折り畳み自転車についても、前所有者のまだら氏が「ケツが痛いのイヤなんで」と、納車されて最初の交差点でショップに引き返し、クッションが厚いサドルに交換。私のところにやってきてからも引き続き使い続けている。

このような感じで、3台のうち2台が幅広かつクッションが効いているサドルで、残る1台のクロスバイクはスポーツ寄りの硬い細身のタイプが装着されていることになる。個人的な慣れとして、サドルは幅広タイプでないとダメなのかもしれない。

上半身の体重は、腕を通じてハンドルで負担するようなポジションに調整している。それでも今回、ケツの痛みで苦しんだ理由は角度にあるらしい。水平にしたつもりのサドルが後方に傾き、先端側が上を向くような位置で締めてしまった。結果、体重がケツに集中してしまい、血流不良に陥ったようだ。

サドルの傾きを再調整だ。水平よりも気持ち前下がりにして、尻を構成する筋肉で体を支えられるようにする。もちろん、肛門に圧力が掛からないように、前後位置も再度調整することになる。ボルトを回す工具を持って試走しながら微調整を繰り返し、納得できるポジションが見つかれば作業は完了となる。

自転車に乗っていて、ケツというより肛門が痛くなることは暫くなかったので、ここまで苦しいものなのかと再認識させられることになった。肛門は人体における急所にもカウントされる。ダメージ低減策を考えることは悪いことではない。