WAKO’Sから販売されているラスペネといえば、固着して緩まないボルトやナットに吹き付けるケミカル。強力な浸透力によりネジ山に潤滑剤が行き渡り、それで緩みやすくなるそうだ。
車いじりの視点が長かったため、ラスペネ=固着したボルトやナットの対処用と認識していた。ところが自転車の整備方面では、チェーンの潤滑、優れた水置換性による防錆剤としての用途が主だったものになっている。同じ商品で、それぞれの業界が全く別の捉え方をしているあたり、極めて興味深い。
EK9シビックRと自転車で共用できるケミカルは持っておいて損はなく、手元にラスペネは持っていなかったので一本買っておくことにした。立夏の本日、早くも日差しがキツい昼下がりに近所のショップまでひとっ走りして、ラスペネを買ってくる。

ただし、少量バージョンのmini。あえて少量バージョンを選んだのは、早いサイクルで使い切ることで、常に新鮮な成分を対象物に吹き付けたいという意図がある。
スプレー類は中途半端に使ったまま長く置いておくと、ガスが抜けて最後まで噴射できなかったり、成分が変化して期待通りの性能を発揮できないといった不具合が出てくる。実際、これら二つのトラブルは何度も経験しており、その度に処分するのに苦労している。ラスペネの性質上、少量の噴射に留まる。通常量のRP-Cなんぞ使おうものなら、使い切るのに何年掛かることやら。
内容量と価格のバランスは、このminiが一番悪い。しかし後々買い直すオチが見えている以上は、多少高くても使い切ることが最もコストを抑える方法になってくる。
浸透力が優れるのならば、ヒンジやジョイントの潤滑にも使えそうだ。今まではグリススプレーやシリコンスプレーを使うことが多かったが、内部まで浸透しにくいため、短時間で効果が切れることが不満だった。使える場所が多い方が助かる。