開封した100万円分の500円玉は、一旦弾薬箱に収める。

弾薬箱は50口径用。コストコにレプリカが売られているそうだが、手元にあるのは軍の放出品(とのこと)。歪みとサビがあり、こういう生々しさがいい。
底からだいたい半分くらいか。50口径用弾薬箱で500円貯金をすると、満タン時で200万円は貯まることが予想される。ただし、弾薬箱の重量を含めて30kgを超えるので、今度は輸送方法が問題となるかもしれない。

蓋を閉じると、現代の宝箱のようにも見える。宝箱を開けて「〇〇ゴールドを手に入れた!」という一文が思い浮かぶ。
じゃらじゃらと500円玉を弾薬箱に流し込みながら、せっかく貯めたのだから、使いどころを考えてみる。
●エンジンのオーバーホール
貯金スタート時こそはEK9シビックRに使いたいと書いていた。この初心に従って、最も費用が掛かるであろうエンジンのオーバーホールとしてみる。K-TECHコンプリートエンジンで、825,000円から。載せ替え工賃や消耗品であるクラッチ回りの同時交換費用も含まれてくるので、きっちり使い切ることになりそう。

500円貯金は台帳には記載されていない、一種のタンス預金。エンジンは完全にリフレッシュされ、懐も全く痛まない。
●時計
スマホやパソコンのお陰で、常に磁石を身につけているようなもの。そんな世の中は、実は機械式時計とは相性が悪い。そこで普段使い用の、強烈な耐磁性能を持つ機械式時計も悪くはない。オメガ シーマスター レイルマスターは耐磁時計で、欲しいモデルの一つ。

▲画像はシーマスター レイルマスター コレクションより引用。
定価は60万円ほどで、買ったところで40万円は残る。掲載モデルを見ていくと、在庫切れ(生産終了)の文字が出るようになっている。決断は早めの方がいいかもしれない。
●パソコン
今使っているパソコンは、2012年に組んだもの。超長期間使うことを考えてサーバ用パーツを使っており、構築当時のコンシューマ系からすれば、数世代先の性能を確保していた。ここ数年でようやくスペックが追い付いてきて、ちょうどWindows11が発表されたので、作り変えのタイミングとしては最適。
Amazonの欲しいものリストには、次期パソコン用の各パーツが放り込まれている。CPUはAMD EPYC、マザーボードはSupermicroで、メモリは256GBが目安。ケチったところで30万円前後に収まり、期待寿命からすれば非常に格安と言える。70万円程度の余裕が残る。
こうして、100万円の使い道を3パターンほど考えてみた。が、どれも懸念点が存在している。
まずエンジン。現状でオーバーホールを考えなければならないほどの悪いコンディションではなく、38万キロまでの運用年数を考えると、今のエンジンを使い切ってしまうほうがいい。エンジンにも愛着があるので、無理に開けたくはないという心理的要素も。
時計。手元のオメガスピードマスターは、小学生時代からの目標だった。レイルマスターを買ったところで、スピードマスターを買ったときの感動は味わえない。生産終了の文字に慌てて購入しても、三本目の機械式時計でしかなく、典型的な『限界効用逓減の法則』。
パソコン。かつてのようにMMORPGをやっているならともかく、ブラウザでのWebページ閲覧がメインの今では明らかにオーバースペック。Windows11が出てから、適当なBTOパソコンでも買えばいい。
必要ではないものを勢いで買ってしまいそうになるような、金銭感覚を狂わせるには十分な金額、それが100万円。
物欲に任せていれば一瞬でなくなるのもポイントで、しっかりとした計画を踏まえてからの購入でないと、長持ちしないのは私だけではないと思う。大支出に対して変に慣れてしまうと、それが普通になってしまう。その修正は容易ではなく、拒否反応さえ抱く。収入状況が怪しいのに支出が減らせず、借金に頼ってしまった結果、破産状態に陥ることはよくあるオチだ。
まして、コロナ禍だ。収入水準が変わらない保証はなく、万一を考えたら物欲は湧かず。これが、昨日の記事の文末に書いた部分に繋がっていく。