もともとは「現場猫」だったが、コラ画像から本来の作者が逆輸入するカタチで「仕事猫」になる。現場で働く人間として、その仕事猫で描かれた『労災に至る1秒前』『慣れた作業だから』といった類のイラストは、どれもあるあるネタばかりで馴染み深い。そのガチャフィギュアまで出回るようになり、デスク上で展開されたのが、この二種(二匹?)。

缶コーヒーで一息ついている猫、「ヨシ!」と指差喚呼する猫。右側の指差喚呼猫については、ヘルメットをよく見ると緑線が入っており、これは現場での監督(班長や管理者)担当となっていることが多い。実際の現場をコントロールしながら、その一方で上層部からあれこれ言われることがあり、まさに典型的中間管理職。そのあたりの苦労はどこも似たようなものだと思うので、それは除外して。
この二匹を眺めていて、なんとなく違和感というか、実際とは違うんじゃね?と思うところが出てきた。そこで吹き出しを付け替えてみる。

「ハァ~」とため息しつつ、対象物か空に向けて指だけは差している監督猫。そして休憩時間だけは「ヨシ!」と元気になる猫。こうすると妙に生々しくなって、こちらのほうが把握しやすいとの感想だった。
中央労働災害防止協会(中災防)にも仕事猫の安全ポスターがあって、事業所だろうが個人だろうが購入することができる。ああそれで…。他の部署では実際に壁に掲載されており、さっそく持ち込まれたらしい。この手のポスターを貼り付ける許可が出るくらいなので、時代も大きく変わっているようだ。