分解調査の必需品

ホンダの発電機EX300にはサービスマニュアルとパーツリストが存在しており、旧い製品ながら現在でも販売されている…ようだ。地味に厄介なのが『お取り寄せ』『納期は1~2週間』と出ていて、ここでちょっとした警戒感を抱く。

この手のWeb通販にありがちなのが、注文してから『更新忘れにより現在は販売終了となっています。申し訳ありませんがキャンセルとさせていただきます』と店舗側から連絡が来てしまうこと。そうならないために、まずは販売状況と在庫の有無を確認するのが一つの手段だが、一種の運試しとしていきなり注文に入るのが恒例のパターン。注文後、数日以内にキャンセルメールが来なければ、取り寄せ手続きに入っていると判断している。

注文から一週間して発送連絡が入り、無事に到着。

ホンダ発電機EX300サービスマニュアルとパーツリスト

2020年11月現在、EX300のサービスマニュアル(60ZC300)とパーツリスト(11ZC30J6)は新品で購入できることが判明。サービスマニュアルにはEXD400という出力アップ型の追補版が付属していた。

サービスマニュアルは第何版なのか不明で、昭和62年(1986年)8月現在のモデルについての内容となっている。混合燃料が50:1となっているので、いわゆる前期型が主体。それでも燃料キャップが小変更される中期型以降の記載もしっかりあるので、分解後の組み立てで特に問題になるようなことは無さそうか。ただ、1980年代後半の内容となっているため、締め付けトルクが非SI単位。マフラーの締め付けトルクが110kg-cmと書かれていて、ん?10.8N・mか…と地味に読みにくい。

パーツリストは第6版、2007年2月。これが最終バージョンかもしれない。各パッキンやゴムホースの部品番号が全て把握できるので、消耗が発覚した部品は簡単にリストアップができる。

分解調査に必要なモノが一通り揃ったところで、早くも問題が発覚。低出力低回転モードと最大出力高回転モードを切り替えるスロットルレバーが壊れており、現状では最大出力高回転モードしか使えなくなっている。レバーは関節が外れているだけと思われるが、さっそくネタができたとポジティブに捉えておく。