悪天候もせっかくの機会として

朝から大雨。降雪予報もあったが、何事もなし。

雨の日に運転すると、各ガラスはすぐに曇ってしまう。外気温や車内湿度で発生する現象の一つで、その基礎は理科の机上教育や実験で行う内容、義務教育期間中のネタだ。曇ったなら、換気するなり除湿すればいいだけのこと。

先日簡易リフレッシュした、エアコン関係の状況を調べるには好都合じゃん?と、悪天候を積極的に利用する。街乗りから高速道路まで走行環境を変えつつコンプレッサーを動作させ、除湿機能に異常はないか。

ACをON、デフロスターモード、デフォッガーもON

吹き出し口をデフロスターモードに切り替え、A/CとファンをONにすると、コンプレッサーのマグネットクラッチからコンッ!と動作音が鳴り、フロントガラスの曇りが一気に取れていく。ついでに、正常にアイドリングアップも行うことも同時にチェック。

リアガラスの曇りも気になるので、デフォッガースイッチも入れて曇りが取れるかどうか…こちらもOK。消費電力の大きさを感知して、アイドリングが高いままになる点も良好。

これまではコンプレッサーが動作していると、明らかにエンジンの回転が重くなり、アクセルを余計に踏み込まないと加速が一苦労だった。コンデンサーを交換して熱交換がしやすくなったおかげか、コンプレッサーが動作していても回転の派手な重さは感じにくくなったような?

夏場と違ってコンプレッサーが動作している時間は短く、外気温の低さゆえコンデンサーの熱交換もスムーズに行われる背景からも、結論を出すにはまだ早いか。効果がハッキリするのは、やはり4月末からの連休くらいになるだろう。今のところ冷媒漏れは起きておらず、除湿機能が正常であることが分かった。

残り10,000km

JAXAの小型月着陸実証機SLIMのライブ中継は、着陸とされた直後に中断となった。記者会見が始まる様子がないので、ひとまず寝る。朝になって、着陸は成功、太陽電池による発電ができていないとのこと。所長の國中先生は「60点」と辛口評価。機体を失うことなく、月に行けたのだから、続報が楽しみ。月面への着陸実証であり、まずは目的達成。おめでとう!

そんな歴史的、節目となった1月20日。こちらEK9シビックRによる、地球と月の距離に相当する384,400kmチャレンジについて。同じように節目を迎えることになった。

総走行距離は374,400km

374,400km地点になり、ゴールまで残り10,000km。いよいよ残り距離が5桁を切り、感覚的にはあっという間の数値になってきた。公道を走る以上は、日常運用に支障を来すようなコンディションは絶対に避けるのがポリシーなので、この先も手を抜かずにリフレッシュを続けることになる。

次期主力車両(F-X)は、現在のところフィット、N-ONE、タイプRではないシビックの3車種まで絞れてきた。どれも一長一短であり、少なくとも現在の車いじり趣味は、急速に冷めていくことは確実。

左側フロントストッパー、揃う

慢性的疲労につき、急遽半ドンにして12時過ぎには職場から撤収。一旦帰宅して一休みした後、ディーラーに行って注文した部品類を受け取ってくる。

今年一発目のリフレッシュ…エアコンコンデンサーの交換作業で発覚した、左側フロントストッパーの亀裂。切れてもすぐに問題はない部分とはいえ、交換の準備だけは行っておく。

左側フロントストッパー周辺の構成パーツ

この部分。左側フロントストッパーを中心に、周辺のボルトやナット、ワッシャー類も全て注文した。

9番…54842-ST7-Z00 ラバー,L.フロントストッパーインシュレーター:3,718円
11番…90131-ST7-000 ボルト,L .フロントストッパー:1,078円
14番…90166-SR3-000 ボルト,フランジ 10X30:242円@121円(2個)
21番…90372-SR3-003 ナット,フランジ 12MM:154円
23番…90504-SR3-010 ワッシャー,フロントストッパー:187円

左側フロントストッパーセット

到着。これでいつでも交換できる。エンジンマウントについては交換作業されることが多いのか、発注すればすぐに到着する。それでも欠品に備えて、常にリフレッシュし続けるくらいの覚悟で維持している。

検品や後片付けを終えたら、疲労回復のためにさっさと寝…れない。日付が変わってすぐの0時20分、JAXAの小型月着陸実証機SLIMが月面着陸に挑む。LIVE中継を見届けてから寝ることにする。

瞬着は使わずに

慢性的疲労の影響があったようで、昨晩から今朝に掛けては11時間もの睡眠時間になっていた。

昨日の試運転の際、ステアリングハンドルを握る右手に妙な感触、違和感があった。ハンドルを動かすたびにズレを伴うフィーリング、浮いたものを一緒に握っているようで、一体感がない。

これはなんだろう?とハンドルの表面をチェックしてみると、表皮が剥がれていることが分かった。

表皮が剥がれたハンドル

パンチングレザー部分が剥がれており、これがハンドルを握ったときの違和感に繋がっていた。剥がれている部分を調べるために、写真のようにめくってみて、状態を慎重に調べる。

MT車ゆえ、もともとハンドルの右側は負担が大きく、損傷しやすい。幸いなことにレザーが切れたり、摩耗してしまうようなことは無く、単純に剥がれているだけ。剥がれたなら貼り付ければいいだけのこと。

真っ先に見つけたのがタミヤの瞬間接着剤。RCカーのタイヤを貼り付けるために用意しているもの。低粘度なので、入り組んだレザーの接着には都合がいいだろう…と思ったが、いやこれは違うな?と踏みとどまる。

というのも、瞬間接着剤の特性として、布や紙といった繊維質に染み込むと、高熱を発することがある。繊維によって接着剤の表面積が拡大し、あちこちで急激に化学反応が促進、化学反応熱が発生するため。繊維質によっては100℃近い高温になり、白煙を上げることもある。実際に作業中、落下した瞬間接着剤が服に染み込み、急な発熱で火傷しかけた経験あり。

レザーの裏面は繊維質で、発熱で損傷させるわけにはいかない。しかも瞬間接着剤は固くなるので、握り心地が変わってしまうことも考えられる。弾力が残り、無溶剤な接着剤がベスト。というわけで、もう一つストックしてあるセメダインのスーパーXハイパーワイドを使って接着完了。

ある程度乾いたら操作OK。今度はズレる感触なく、普段のフィーリングに戻った。そのまま近所のガソリンスタンドへ。昨日の雪で塩カルまみれの路面を走っていたので、下回りを含めた洗車となった。

遮熱カバーを塗装してみる

排気系統の構成部品の一つ、エキマニの遮熱カバー。汚れやチリが付着すると熱で焼き付いてしまい取れなくなることから、気づいたら即清掃するようにしており、現在まで損傷状態は最小限。

塗装前の遮熱カバー

見慣れた遮熱カバー。表面は多少荒れているが、気になるほどではない。

棚の片付けを行っているとき、中途半端に残った耐熱塗料スプレーが出てきて、野外で噴射して処分するつもりだった。ふと、エキマニの遮熱カバーで使い切ってしまえばいいんじゃね?と思い付き、さっそく塗装作業開始。

遮熱カバーを外し、表面の荒れを整えて油分を落として、さっと塗っていく。中途半端に残っている塗料だと思っていたら、思って以上に残っている。3回ほど重ね塗りして、エキマニに戻す。

塗装後の遮熱カバー

ずいぶん印象が良くなった。失敗した部分があり、向かって左側のボルト上部。乾燥したと思ったらまだ湿っており、指で触れた痕跡がクッキリ残ってしまった。すぐ塗料は剥がれるだろうし、このまま放置となった。同時に遮熱カバー固定用のボルトも交換した。90015-PT0-J00を3個使う。

近所を走り回ってエキマニの熱を使い、塗料を焼き付けていく…つもりが、思った以上にスイスイ走り回れて計100kmのドライブとなっていた。

夕方。一気に暗くなって雷はドカドカ鳴り、久しぶりに雨が降ってきたと思ったら派手に雪が降ってきて、よく見ると路面には塩カルが撒かれていた。非常にマズい環境での焼き付けドライブになってしまったようだ。

サプライヤーが判明する楽しみ

不足していた写真を撮影し、昨日の作業レポートをサーバにアップ。何枚かの写真は、2020年9月に公開したコンデンサーファンモーターの交換レポートから流用していたりする。シュラウドを外すまでは殆ど同じ流れなので。

役目を終えたボロボロのコンデンサーは、バラバラに切ってアルミ屑としてリサイクルに回した。コンデンサーについては、フィンに挟まっていた大量の砂と虫をはじめとしたワケの分からない粒々が広がり、今思い出しても全身が痒くなる。使い終わったコンデンサーはカーペットの上に持ち込まないこと。絶対に!

レシーバータンクも捨てることになる。処分前の最終チェックにおいて、圧力スイッチを見ると。

まさかの鷺宮製作所製圧力スイッチ

「あっ、サギノミヤじゃん!」
「サギノミヤ?」
「自動空気抜き弁のメーカー」
「うわ」

シャブ(会社自動車部)なら分かるであろう、給水配管の末端に設けられている自動空気抜き弁でお馴染みのメーカー、株式会社鷺宮製作所だった。大きな機械や流体を制御する装置内で見かけることは多々あるが、まさか自分の車でも使われていたとは思ってもいなかった。メーカーロゴは1990年代中盤から現在まで変わっておらず、同じデザインを使い続けていることが判明。

同社の公式Webサイト内、自動制御機器の活躍フィールドには、『列車・船舶用』と『自動車・建機用』が掲載されていて、幅広いサプライヤーであることが分かる。ちなみに、あの自動空気抜き弁は『給湯器・電気温水器用』ページの下部、給湯器・電気温水器水回り側ゾーンに見慣れたCVA形が掲載されている。

現車での作業が終わっても通過点であり、完了にはならない。以前も書いたが、外した部品から得られる情報は非常に多く、細かいチェックが欠かせない。これら最終チェックが済んで、しっかりと後始末。これで作業完了となる。

なお、リフレッシュ用に装着した新品のレシーバータンクについては、サギノミヤ製の圧力スイッチは使われていなかった。

今日から運用スタート

2024年、シビックRの運用スタートだ。停止期間は正月休みの3日間だけで、この程度でコンディションが変わるエンジンではない。セル一発で始動し、さっそく走り出す。休みの間に少々雨に降られ、雨粒を受け続けたブレーキローターが錆びており、ガリッガリッ…と鳴るくらい。しばらく走っていれば異音は消えた。

バッテリーの充電や各油脂類をしっかりと加熱する名目で、まだまだ空いている道路をあちこち走り回る。各ギアへの入りはミッションオイルが冷えた状態でも引っかかり等の違和感は殆ど無く、少なくともオーバーホール前の18万キロ代当時より上々。19.6万キロでオーバーホールを行い、定常運用終了となる38.4万キロを目途に不調になる―プランBを想定しているが、今のところはそのようなネガティブな様子はなし。

時間も限られていたので、適当なタイミングで帰宅。

37.3万キロのオドメーター

近隣の市街地周辺でのテストドライブだけで60キロ近く走っていた。やはりシビックRの運転は一旦スタートすると止められない。

水温計と負圧計

この時期はそう簡単にラジエターのファンは回らない。アイドリング中に90℃に達しても、走り出すとすぐに80℃台に戻っていく。アイドリング回転数は800rpmで安定かつ基準値内、負圧は-74~-75kPaを維持。

以上のテストドライブから、2024年度も快調に走れると判断した。384,400kmまで、残り10,753km。

気分転換代わり

新年早々、大変な事態が発生。次から次にやってくる報道に少々参ってしまう。それなら気分転換とばかりに、年末に作業していたエアコン周りの簡易リフレッシュ作業のレポートを書く。

交換作業そのものは終わっているが、真空引きと冷媒の再充填といった仕上げの工程までは進んでおらず、全体としての作業は完了していない。よってレポートのアップロードは、残りの作業が終わってからとなる。今のうちにレポートを進めておけば、再充填作業当日にまとめることができる。

足りない写真は駐車場に行って撮影し、すぐに戻って編集作業再開。また足らなければ撮影…?いや、過去に撮影した写真が何かしらあるはず?と、意外と手数が多い。これは再充填当日にやらなくて正解か。

その冷媒再充填では、部品の発注も同時に行うことになり、注文リストを作成しておく。先日発覚したフロントストッパーの損傷だとか、今回のエアコンリフレッシュで若干の不具合があり、その解消のためにイマ車の部品流用テスト用、どうしても摩耗してしまうイグニッションキーの注文等々。

ひたすらキーボードを叩き続け、サービスマニュアルやパーツリストの見直しで意外と時間の経過が早く、気が付いたら夕暮れ時。ひたすらパソコンに向かい続ける休日も悪くはない。

定例のコーティング

年末シーズンだけあって、どのガソリンスタンドも朝から洗車待ちの行列ができている。以前までは、この行列に並んでおり、混雑した中で洗車と拭き上げをやっていたもの。

車の扱いに不慣れなままガソリンスタンドに訪れて、何度も切り替えしをやっていて、危うくぶつけられそうになるとか。子どもと一緒に訪れて、子がドアを開けようとしていることを察して体をねじ込んでドアパンチからガードしてみたりと。

そんなリスキーな中で洗車するのも…ということで、ここ数年は年末ギリギリのタイミングで車体コーティングを依頼している。事前予約の客になるので、洗車待ちの行列を横目に受付を済ませて、終わったら連絡よろしくーとなる。

年末の買い出し運用に備えて代車も借りる。「代車は?」「フィットっすね」。

ホンダL13A

これまで、いろいろ代車を借りてきたところだが、今回はトップクラスの凄まじさ。不動の1位はエンジンが掛からなくなった13サニーで、2位はこのGE6フィットか。

あちこちに細かい傷が入っており、不特定多数の人間が扱っていることを感じさせる。サス周りが限界なのか、ダンパーが全く効いていない。まるでディズニーランドのアトラクションのような、常に左右にロールするようなコンディション。エンジンを始動するセルモーターが不調なのかギャギャッと鳴き、それでいてエンジンの吹けは全域に渡ってスムーズなのがホンダらしいというか。

一番困ったのが、真っ直ぐ走らないこと。細かい修正舵を当て続けないと直進せず、これが常に左右にロールする直接原因。緩いカーブに入ると、線形に沿うように自然と旋回し始めるあたり、かつて乗っていたDC2インテRと同じ。フレームが曲がって、アライメントに狂いが生じているのではないか。

想定よりも早くコーティング作業が終わり、シビックRが戻ってきた。給油してフィットを返却したが、最後までヒヤヒヤさせられる代車だった。ということは、来年からのコーディングでは代車としてこのフィットが用意されるのかもしれない。極短時間とはいえ、コンディションの悪い2010年代の車に乗った後に、1990年代後半のシビックRに乗ると、よくもまぁ調子よく維持できているなと自分自身で思ったりする。

1タンクでどれくらい過ごせる?

元ネタは、エンジン1サイクル当たりの燃料噴射量の計算方法より。

アクセル操作一つで、燃費が派手に変わるホンダB16Bエンジン。2011年3月11日以降は、防災のために燃料が半分を切ったら速やかに給油し、なるべく満タン状態が維持されるように努めている。さらに、アクセサリーソケットにセットするUSBポート、緊急用の救助用具を常に車載している。

さて、この燃料について。車中避難を想定して、アイドリングを続けていくと、いったい何日でカラになるのか。先のページに沿って、B16Bエンジンでの想定日数を計算してみた。

・1L=1,000cc
・1ml=1cc=1cm3
・空気中の酸素の割合:約20%
・酸素質量:22.4L中に32g
・ガソリンの密度:0.73g/cm3

ここまでは先のページと同じデータを適用し、一般的な化学の(予備)知識となる。燃費を稼ぐためガソリンを半分にして、燃料に関する重量を半減…なんて口にしている人がいたら、決して近寄らないように。

・エンジン排気量:1595cc=1,595ml
・エンジン気筒数:4気筒
・大気状態:標準大気
・充填効率:0.3(アイドル時の空気量を想定)
・空燃比:14.7(質量比)

B16Bエンジンの排気量は1600ccというカテゴリになるが、厳密に1595ccという純正データを用いてみる。

・1気筒の排気量=1595/4=398.75ml
・気筒内にある空気量=398.75×0.3=119.625ml ※充填効率=0.3
・気筒内にある酸素量=119.625×0.21=25.12125ml ※酸素割合=0.21
・気筒内にある酸素質量=32(g)x25.12125/(22.4×1000)=0.0358875g
・必要な燃料質量=0.0358875/14.7≒0.00244g
・必要な燃料体積量=0.00244/0.73≒0.00334cm3=ml

一般化は下記のとおり。

式の一般化

ここにきて、ようやくシビックRの車両スペックが前提条件として出てくる。

・タンク容量:45L
・アイドリング回転数:800rpm

そして計算すると…

・1分間に噴射する回数=800×2=1600回(エンジン1回転で2回燃焼する)
・1分間の燃料噴射量=1600×0.00334(ml)=5.344ml
・45L消費する時間=45/0.005344=8420.66分=140.34時間=5日と20時間20分24秒

となる。計算上、満タンからスタートして5日が経過し、ギリギリ6日間に届かないところでガス欠に達するようだ。元ネタとなったページにおいても、2000ccのエンジンでは5日と4時間18分となるので、似たり寄ったりな結果になっている。

意外な数値と思ったのが、アイドリングでの燃料噴射量。1分間アイドリングすると5.4mlも噴射している点だ。デスク上に置かれているシリンジセットに5mlタイプがあり、これが1分間で無くなることになる。

アイドリング状態のまま仮眠したとして、1時間寝るとガソリンを324mlも消費する。誰も通らない山道で、車中泊で一晩過ごしたことがあり、あまりの寒さにアイドリング状態で寝ていたことがある。6時間の睡眠と仮定して、1,944mlを消費する計算。起きて走り出すと、妙に燃料計の針が落ちている理由はココにあった。

1回の噴射量はわずかとはいえ、それが積み重なるとかなりの数値になることが理解できた。なお、計算方法についてはリンク先のページのコピペみたいなものであり、ページに示されている計算方法があっているかは未検証となる。