バラし

シビックRだけでなく、支援させていただいているS15シルビアにも当てはまるが、取り外した車の部品は基本的にバラバラにして、再起不能な状態まで粉々にしてから、廃棄するようにしている。

単純に機械の解体が好きな性質もあるが、それ以上にどのようなダメージを負って不調に陥ったか、自分なりに解明したいというう興味や職業病が関係している。分からないものや謎なものを追究し、それが次の維持のネタに繋がれば、知識や情報として得られるものはとても大きい。

異音、動作不良、回転不良…これら機械的な不調は、内部の部品単位で調べていけば原因が見つかることが多い。それら異常が見つかれば、ビンゴ。今度はマクロ撮影趣味の出番となって、いかにして損傷部分をキレイに撮影するか、試行錯誤の連続となる。壊れた部品たちは、自分なりの趣味や嗜好を満足させる楽しみとして最後まで有効活用し、レポートページに掲載されていく。

長年に渡ってWebサイトを運営し続ける中で、損傷した部品の写真が検索エンジンに引っかかるようになってからというもの、各自動車メーカーの関係者と思わしきアクセスが続くようになった。加速劣化試験とは違い、十数年以上の実時間の運転によって壊れており、破損に至るまでの状況も記述していることもあり、何かの参考になっているのかもしれない。いや、単純に関係者個人のサボりかもしれないが。

作業を終えて、レポートを書きつつ写真を見直し、状況によっては何度か再撮影を繰り返す。そういったレポート作成の下準備が多くなって、ついでに作業の疲れが回復しにくくなっている背景もあり、作業当日に書き終えることは殆ど不可能になった。リアルタイム更新ではなく、金が絡むことではないので、遅れようがどうなろうが全く問題なし。ただ、なにをやったか私自身が忘れるという欠点から、翌日中には書き上げてアップするようにしている。

冬の薄着

朝から気温が高く、徒歩通勤中にはどんどん暑くなり、会社のロッカーに到着するころにはじっとりとした汗が滲んでいた。

着替えている真っ最中にふと思い出したことは、小学校低学年の時代だろうか。冬に向かって気温が低下する中で、「薄着で体を鍛えよう!」なんて指導があったこと。今思えば、あの指導はいったいどういう意味があったのだろう。

ざっと調べてみた限りでは、肌を温度変化の激しい外気に晒すことで「自律神経を鍛える」という結論が多いように思える。医学的にはそういった理由があるのかもしれないが。

そもそも子供の体温は高い。親戚のチビ(小一)は手の先でさえ熱く、逆に私の手は冷た過ぎて逃げていく。しかも座って遊ぶより、例え室内でもビニールボールやウレタンの棒があれば、全身をフルに動かすようにして遊ぶので、体が熱い状態が続く。その勢いのまま、外に出ようとすれば「暑いから(上着を着るのは)やだ」と抵抗を見せたりするわけだ。

そのまま過去の自分に当てはめてみると、寒いからと防寒着を着せられて遊びに行っても、公園や何やらで遊びまわっていれば、次第に暑くなって上着を脱いだりする。そして、遊ぶことに夢中になって、上着をどこに置いたか忘れてしまい、今度は必死になって探すことになる。上着を公園に置いてきた…なんてことで怒られた記憶はないので、一応は見つけているらしい。

子供特有の体温の上がりやすさからして、多少寒くても動いていれば、すぐに熱を持つ。体温が高くて身が小さければ、冷たい外気に晒されても意外と耐えられてしまう。どうせ上着は脱いでしまい、それをどこか一時的に置いておくにしても、子供の視点からは着ない服は邪魔なもの。そうであれば「薄着で」なんて指導は「邪魔になるもの、余計なものは最初から持っていかない」という隠れたメリットが実はあったのではないだろうか。

冬場にシャツ一枚や半袖といった極端な薄着では、むしろ悪影響になってしまう恐れがある。そこで程よい薄着になれるよう、トレーナーとインナーというような、具体的なアドバイスまで行われていた気がする。

今となっては冷え性に悩まされ、常に骨が冷えて痛みすら出るほどなので、薄着での生活は無理。子供の体というのは、予想以上に寒さに強いのかもしれない。

フロントタイヤをやっつけたい!

シビックRの車検で、代車として借りていたシャトル。タイヤをよく見ると、皮むきが終わった直後ような、まだまだ新品感丸出しのトレッド面だった。

装着から100km程度しか走っていない新品タイヤ

こんなヒゲ具合。新品タイヤを装着して慎重に慎重に、丁寧に乗られたのだろう。車の管理状況をチェックしてみると、100km程度しか走っていないことが分かり、これでは慣らしを終えた…にしても、直線をメインにしてゆっくり走っただけでしかない気がする。

担当メカニック氏からは「せっかくなんで、ハイブリッド車を味わってみてください」と言われていたので、それもそうかとフロントタイヤのヒゲ剃りとして、夜明け前から朝練ドライブに出発。

いかにしてEVモードで長く走るかという、一種のゲーム感覚を伴いながら中央道をひた走る。メーター内の画面上ではエンジンが動作し、モーターが休止している表示になっていても、実際はモーターは常にアシストしているようだ。というのも、談合坂SA付近の上り坂で、駆動用バッテリーを使い切ってしまい、強い減速と急なペースダウン、突然の重量感に見舞われる。これがGP5フィットに乗っていたレイ氏から聞かされていた、電池切れモードか!と実感。

アクセルペダルから足を浮かせただけでも回生ブレーキによる駆動用バッテリー再充電が行われるので、今回の朝練ドライブにおいて二回目の電池切れモードは発生しなかった。

一宮御坂ICからR137の御坂みちを登坂。冬季通行止め前、今シーズン最後の御坂峠ドライブだ。フロントタイヤに負荷を掛けたいが、加速減速、旋回といった挙動がシビックRとはまるで違い、思うように走れないまま、御坂峠の天下茶屋前に到着。

夜明けを迎えつつある御坂峠

到着は6時。夜明け前の富士山を眺めて小休止を取って、さっそく帰宅開始。御坂峠から河口湖、山中湖近くの篭坂峠から御殿場市街地までの長い下り坂では、抑速ブレーキのような一定の減速力が維持できず、妙にガクガクした走りになっていた。

300kmを走ってもタイヤのヒゲは残る

8時に帰宅。合計350kmを走行したが、それでもフロントタイヤのトレッド面のヒゲは、剃り残しレベルの短いものが見えていた。ドライブ前に比べればいくらか短くなっており、ヒゲがないつるっつるの状態まであと少しだった。

シャトルで走り回って分かったことは、『EVモードの状態でも、条件さえ良ければ90km/h付近で巡航できる』『真空式ブレーキブースターがない』『電車のように、減速は回生ブレーキに頼っている』などなど。イマ車の制御システムは電車に似た部分が少なからずあって、馴染み深いものばかり。知らないものを自分なりに調べてみて、少しでも分かってくると面白くて楽しい。

更新…Y19#15

『10回目の車検…ディーラー車検は厳しいのか?』を追加。

今回の車検における懸念材料はヘッドライトだった。事前の予備車検において、不安にさせられるようなことを告げられており、グレーな状況は許さず、白黒ハッキリさせなければならないディーラーはどうなるか。

このときのために、バルブをHIDから本来のハロゲンランプに一時間程度で戻せるようスタンバイしていた。「何か問題あれば、すぐに連絡する」というディーラーからの電話を待ち続けたが、掛かってきた連絡は「終わりましたんでー」という一本だけ。

レポート内にも記載しているが、ディーラーが厳しく感じるか否かは、結局は当人次第。無理と言われ、または拒否され、自分の思い通りにいかなくて怒っている子供みたいな大人が、少なからずいるということ。ダメなものがあれば素直に認め、ではどうしたらいいのか?といった解決に向けた記事はなかなか見つからない。「もう行かない」「ショップやディーラーを変える」という締めばかりで、この仕様のままじゃなきゃイヤだーと、子供が駄々こねるレベルばかり。

車を持ち、公道を走れるようにする以上は、国の規定に沿って維持管理し、縛りや守らなければならない法令がある。この基本原則を前提にしないまま好き勝手やれば、どこかでしっぺ返しを食らう。それでいてダメなところを指摘され、その怒りや愚痴を文章にしてしまうなんて、けっこう情けないことではないか。

慣れてきた代車のシャトルを返却し、シビックRに乗り込むと「狭い!うるさい!視線が低い!」となる。左手左脚の仕事が戻ってきて、ニュートラルを確認、ブレーキとクラッチペダルを踏んだままエンジン始動。ディーラーから公道に出てみれば「こいつは速いぞ…」と少々驚かされることになる。

EK9には安全運転を支援する装置は一切ついていないが、イマ車にはない良好な視界とやかましい騒音でカバーしている。そもそも支援装置に頼って、衝突しそうになったら自動回避させ、笑顔と共に安堵するようなドライバーは、車を運転する資格はない。

S15シルビア、各レバースイッチを交換する

ウィンカーレバースイッチやワイパーレバースイッチは、経年による文字のかすれや表面のテカリが生じてしまい、見た目の印象が悪くなってしまう。常に視界が入るところなので、リフレッシュして印象を良くすることになった。

スイッチレバーの交換作業

レバースイッチの交換はハンドルの脱着までは行わず、コラムカバーを外せば作業可能とのこと。難点はレバースイッチ内部のグリスが滲み出ているので、触れば触るだけ指が潤滑油まみれになってしまう点。適度に手のグリスを拭き落としながら作業しないと、何かの拍子に内装を触ってしまえば、潤滑油でヌルヌルツヤツヤになってしまう。

ワイパーレバースイッチの比較

ワイパーレバースイッチの比較。奥が取り外した古いもの、手前がこれから装着する新品。新品は印刷された文字やマークが濃くてハッキリしている。

ウインカーレバースイッチの比較

ウインカーレバースイッチを比べてみる。奥が取り外したもの、手前が新品。触れる機会が極めて多く、応じて文字やマークは消えかけている。右端の電球マークに至っては、消滅寸前となっていた。

交換前のウインカーレバースイッチ

交換前のワイパーレバースイッチ

交換前のレバースイッチたち。指の接触ストレスが積み重なっていくと、表面がテカテカした状態に変化していく様子は、パソコンのキーボードと同じ傾向にあるようだ。

交換後のウインカーレバースイッチ

交換後のワイパーレバースイッチ

交換後。ハッキリとした文字やマークで、ハンドル周りの印象がとても良くなった。レバーや各スイッチは長年の使用によるダメージからか、カチャッという安っぽいフィーリングだったものが、コシのあるカッチリとした、イマシャを思わせるフィーリングに戻った。

取り外したレバーは、再利用防止と損傷状況調査のため分解調査。接点の多少の摩耗はあったものの、動作不良に陥るような著しい損傷はなく、基板のハンダ割れや焼けもなし。早期交換による予防保全となった。お疲れ様でした。>S15オーナー

まさかのGP7

シビックRの車検。入庫予定時刻は昼過ぎだったが「別の用事あるんで、朝っぱらに行っても大丈夫っすか?」「いいっすよ、お待ちしてます」ということで、車を預けてきた。

今回の代車もガソリン車のフィットだと思っていたら「シャトルでいいですか?」と、想定外の車が用意された。車の動かし方の説明から入り、エンジンの始動…というよりも、システムの起動という表現がぴったりの第一印象。走行用バッテリーの充電状況に応じて、エンジンが動かないときもあるとかで、なかなか興味深い制御システムを持っているらしい。

LEB-H1エンジン

さっそくボンネットを開けて、エンジンルームを眺めてみる。見慣れたL型エンジンで、カラカラといった独特のアイドリング音を発している。

エアクリーナーのエレメントの交換方法やエンジンオイル量のチェック、超長期間維持すると考えて、現在までやってきた整備内容をやるとすれば、どういう作業になるかといったシミュレーションを行ってみる。「ハナから長期維持は考えられていない」「13年の増税タイミングに併せて手放したほうがいい」という、JR東日本の209系の設計コンセプトのような結論に至る。

リチウムイオンバッテリー

走行用のリチウムイオン電池はラゲッジスペースのパネル下に鎮座。思っていたよりも小さなサイズながら、60km/h近くまでモーター単独で速度を出せるほどのエネルギーを溜め込んでいる。バッテリーの冷却用のエアダクトが目立つ。

ラゲッジルームの広さは驚異的で、フリード+とはまた違った広さを感じた。これは車中泊の観点から感じたもので、リアシートを折り畳んでラゲッジルームからのフルフラット状態を作り出してみて、寝れるかチェックしてみたところ「シャトルINN、最高だ」。適当に布団と毛布をセットすれば、脚を伸ばしてのびのびと寝れる。別名「走るカプセルホテル」と言われるだけのことはある。

最近のホンダ車、快適に横になれて、車中泊に苦労しない構造の車が多くて面白い。

車軸式サスペンション

車軸式と名付けられた、トーションビーム式のリアサスペンション。部品点数が少なくてシンプルで、維持がラクなる点から、好きなサスペンション。特段、乗り心地が悪いわけではなく、不快なロール感があるわけでもなく、街乗りレベルなら気になる要素はひとつもない。

見積書から予想していたとおり、ディーラーは認証工場から指定工場にアップデートされて、車検場へ持ち込む必要がなくなっていた。よって預けておく期間が短くなり、いつでも持ち込めるようになった。その裏で、メカニックたちは仕事量の増加を真正面から食らうことになったそうだが。

favicon.icoとか

スマホで調べものをしていて、検索結果をよく見るとURLの左側にFaviconが表示されるようになっていることに気づいた。ということは、当サイトのfavicon.icoも読み込まれているのだろうか。調べものを終えて、さっそく点検してみる。

favicon.icoは読み込まれていない

URLの左側にFaviconが表示されるのだが、ロボットによるデータ収集が行われていないのか、未表示となっている丸マークが描かれている。次いで、他のページの状況も調べてみる。

favicon.icoが読み込まれている例

シビックRのレポート集のトップページではデータ収集が正常に行われたらしく、赤いタイプRアイコンが表示されている。さらに他のページも点検したところ、一通りは読み込まれているようなので、index.htmlだけが収集されていないのかもしれない。忘れたころにロボットが訪問してデータを読んでいくことから、特に対策等は行わずこのまま放置しておく。

ふと、html内に設定しているfavicon.ico関係のタグを見直してみると、現在までは

<link rel="icon" type="image/vnd.microsoft.icon" href="favicon.ico">

このように記述していた。それを

<link rel="icon" href="favicon.ico">

シンプルな記述に書き換えた。一通り編集を終えてアップロードし直した後、『サーバのルートディレクトリにfavicon.icoを置いておけば、タグの有無に関わらずブラウザが勝手に読み込む』という(便利な)設定があることを知った。

なるほど、これでWordPress…当ブログにおいてはfavicon.icoの設定を全く行っていないのに、タイプRアイコンが出てくる理由がようやく分かった。

右に左に

電車やバスの待機列において、縦ではなく横に並ぶ…線路や道路と平行に並ぶことがある。並んだ隣の人なんて気にすることはまずないのだが例外もあって、落ちつきなく右に左に、ずっと揺れ続けている人が地味に鬱陶しい。

なんらかの身体的ハンデを持っているならともかく、そうではない。しっかりとした足取りで待機列にやってきて、立ち止まったと思ったら、右に左に揺れ始めて、片脚に体重を掛けて、数秒後に今度は逆の脚に体重を掛けて…という行動を繰り返す。

直立姿勢を取ると脚や腰が超短時間で参ってしまい、だるさや痛みがやってくる。そこで片足の脚の交互に体重を掛け直すことで、なんとか立っているような状態らしい。しかも、片脚に重心を預けることが習慣化してしまい、立つ=無意識に振れ続けてしまうようだ。

会社内には両脚でしっかり立ち続けることができず、片脚に体重を掛け直して、常にフラフラする人間が少なからずいて「いつもフラフラしているけど、なんで?」と聞いたところ「脚がすぐだるくなるから」とのこと。先の待機列における、落ちつきなく左右に揺れる人間も同様だろう。立っているだけで、脚がだるいのかもしれない。

しっかりした直立状態が保てず、片脚に重心を預けてしまう状態は、筋肉の弱さに原因があるようだ。腹回り、腰、下半身とそれぞれの部位の筋肉がある程度できていないと、重たい上半身を支えることができず、ふらついてしまう。継続して筋トレしている人はきれいに立ち、そうでない人は片脚に重心を掛け直し続けることで、なんとか立っているようなもの。重心が片方の脚に寄れば、骨盤が斜めになって背骨が曲がった状態になってしまい、姿勢がより悪くなってしまうというオマケまで付く。

右に左にフラフラする様子は、第一印象が極めて悪い。決してああいう姿勢にならんぞと決意して、今日もまたインナーマッスルのトレーニングが続く。体というのはなかなか正直者で、鍛えたら鍛えた分だけ強くなる。

変更案内がない例

昨日書いた『ディーラーや部品商なら、旧部品番号で注文を出すと自動的に新番号で案内されるが、Web通販上ではその部品番号が使えなくなると「廃番」として出てしまう』という実態を紹介。取り上げる部品として、引き続き純正燃料フィルターに絞っている。

B型エンジンを搭載するEK4シビックSiR系とEK9シビックRでは、使用されている燃料フィルターは異なるものが装着されていた(過去形)。この違いから想定される点は、燃料ポンプの吐出量の違いによる、ろ過性能の差といったものだろうか。

手元のパーツリストから、まずはEK4のSiR系を参照してみる。

E-EK4:16010-ST5-931及び、16010-ST5-932の二つがヒット
GF-EK4:16010-ST5-933

と、SiR系だけで、計3種類もヒットする。但し、パーツリスト内部で統合が行われているらしく、16010-ST5-932を選ぶと自動的に16010-ST5-931へ変更される。EK4ではAT車とMT車の両方が設定されているが、燃料フィルターについては違いがなく、上記の組み合わせとなっていた。

次にEK9を参照する。こちらについては、前期と後期で共通化されており

E-EK9:16010-ST5-933
GF-EK9:16010-ST5-933

このように表示されいる。

末尾での931、932、933という3種類の燃料フィルターについて、個別に検索してみると、以下のような案内ページが出てくる。

取扱終了と代替案内

それぞれが取扱終了となっており、931、932については代替品有として、昨日記事にした16010-ST5-E02のページへリンクが張られている。ところが、933では取扱終了となって終わっており、代替品である16010-ST5-E02へのリンクが存在しない。これだけでは、EK9用の燃料フィルター(16010-ST5-933)が廃番になっているように見えてしまう。

これが、通販サイトの実態。販売状況には、常に疑問を持たなければならない理由だ。通販サイトで取扱終了と表示されても、イコール廃番と捉えず、ディーラーや部品商に問い合わせて裏を取ることが必要となる。

現車においては過去二回、燃料フィルターの交換を行っている。16010-ST5-933で発注を掛けて、出てきたのが16010-ST5-E02なので、実際には代替供給が成り立っている。ディーラーや整備工場、部品商であれば、メーカーの在庫管理システムを経由して問い合わせるため、統合後の代替品が出てくる。つまり、EKシビックのB型エンジン搭載車の燃料フィルターは、全て16010-ST5-E02に統合されている。

Web通販における入荷と販売のルートは知らないので、多くは語ることはできない。勝手な予想だが、通販業はメーカーの在庫管理システムをいちいち参照することはしない。在庫がないと分かれば取扱終了という案内を出しておき、利用者が「本当にないのか?」という問い合わせがあってから改めて照会し、代替品が見つかればリンクを張り直す…という受身のような更新方法だろう。

パーツリスト上の部品番号とネットの検索エンジンだけでは、欠品になっている本当の部品は分からない。ネットでの情報を鵜呑みにすることは危険極まりなく、現実的には当サイトに記載している数々の記事もそう。旧い車の維持には、自分の足で調査していく手間が必要になり、店舗や工場に出向いて対人での打ち合わせも必須となってくる。

在庫限りとは、なにを意味するのか

シビックRのレポートを作成する際、使用した部品についてはできる限り記載するようにしている。

ディーラーや部品商であれば、旧番号で注文を出すと自動的に新番号で案内され、変更があった旨を教えてくれるが、通販サイト等ではその番号が使えなくなると「廃番」として出てしまい、変更後の番号に案内されるかどうかは、利用者側からすれば運次第みたいなもの。

販売ページ上での廃番表示に気づいてディーラーに問い合わせてみると、「変更ありましたね」という返答を得て、引き続き買えることに安心しつつ、注文を出した…なんてことは一度や二度ではない。逆に通販サイト上では販売が継続しているが、それは最新情報に更新されていないだけのことで、実態はゴソウダン…として、入手できなくなっていることもあった。この経験から、通販サイトに表示される販売状況というのは、疑問を持って臨むことが必須となっている。

当レポートページを見て印刷、もしくはスマホで表示させたまま、ディーラーなどで部品を買った…というメールを頂くことがしばしあり、そういう使い方もあるのか!と逆に驚かされることがある。閲覧者による注文リストの代替として使われていることを考えると、部品番号の記載ミスは致命的。そこで、htmlの編集中に書き込んだ部品番号はその場で検索を掛けてみて、通販サイトにヒットすれば間違いなし…という、自己チェック用にも使っていたりする。

このように、部品番号はデリケートなものとして扱っており、記載するのを止めようと考えることはけっこう多い。記載した当時はその部品番号で通じたかもしれないが、後の統廃合などで変更、廃番になってしまうと、その追跡は困難なものになってしまう。機能を失った部品番号を記載しておくと、これほど迷惑なものはない。

部品番号のチェック中、疑問をさらに増幅させるような記載を発見。

在庫限りの商品

16010-ST5-E02とは燃料フィルターの部品番号だが、気になるのは『在庫限りの商品です。お早めにお買い求めください。』という、嫌な予感しか思い浮かばない赤い一文が目立つ点だ。ご存知のとおり、製造は韓国。製造国の切り替えや部品番号の改定で、在庫一掃の都合によるもの…とは、夢の見過ぎか。近い将来に在庫が尽きたとき、どのように更新されるのか。

この燃料フィルターは、EK9シビックRだけではなく他車種にも使われている。無くなれば影響はかなりのものとなるが、旧い車の部品は需要と供給で決まり、燃料フィルターを交換するユーザーは、そう多くなかったのかもしれない。初めて目にした一文だけに、しばらくは監視が続く。