シビックRの車検。入庫予定時刻は昼過ぎだったが「別の用事あるんで、朝っぱらに行っても大丈夫っすか?」「いいっすよ、お待ちしてます」ということで、車を預けてきた。
今回の代車もガソリン車のフィットだと思っていたら「シャトルでいいですか?」と、想定外の車が用意された。車の動かし方の説明から入り、エンジンの始動…というよりも、システムの起動という表現がぴったりの第一印象。走行用バッテリーの充電状況に応じて、エンジンが動かないときもあるとかで、なかなか興味深い制御システムを持っているらしい。

さっそくボンネットを開けて、エンジンルームを眺めてみる。見慣れたL型エンジンで、カラカラといった独特のアイドリング音を発している。
エアクリーナーのエレメントの交換方法やエンジンオイル量のチェック、超長期間維持すると考えて、現在までやってきた整備内容をやるとすれば、どういう作業になるかといったシミュレーションを行ってみる。「ハナから長期維持は考えられていない」「13年の増税タイミングに併せて手放したほうがいい」という、JR東日本の209系の設計コンセプトのような結論に至る。

走行用のリチウムイオン電池はラゲッジスペースのパネル下に鎮座。思っていたよりも小さなサイズながら、60km/h近くまでモーター単独で速度を出せるほどのエネルギーを溜め込んでいる。バッテリーの冷却用のエアダクトが目立つ。
ラゲッジルームの広さは驚異的で、フリード+とはまた違った広さを感じた。これは車中泊の観点から感じたもので、リアシートを折り畳んでラゲッジルームからのフルフラット状態を作り出してみて、寝れるかチェックしてみたところ「シャトルINN、最高だ」。適当に布団と毛布をセットすれば、脚を伸ばしてのびのびと寝れる。別名「走るカプセルホテル」と言われるだけのことはある。
最近のホンダ車、快適に横になれて、車中泊に苦労しない構造の車が多くて面白い。

車軸式と名付けられた、トーションビーム式のリアサスペンション。部品点数が少なくてシンプルで、維持がラクなる点から、好きなサスペンション。特段、乗り心地が悪いわけではなく、不快なロール感があるわけでもなく、街乗りレベルなら気になる要素はひとつもない。
見積書から予想していたとおり、ディーラーは認証工場から指定工場にアップデートされて、車検場へ持ち込む必要がなくなっていた。よって預けておく期間が短くなり、いつでも持ち込めるようになった。その裏で、メカニックたちは仕事量の増加を真正面から食らうことになったそうだが。