右に左に

電車やバスの待機列において、縦ではなく横に並ぶ…線路や道路と平行に並ぶことがある。並んだ隣の人なんて気にすることはまずないのだが例外もあって、落ちつきなく右に左に、ずっと揺れ続けている人が地味に鬱陶しい。

なんらかの身体的ハンデを持っているならともかく、そうではない。しっかりとした足取りで待機列にやってきて、立ち止まったと思ったら、右に左に揺れ始めて、片脚に体重を掛けて、数秒後に今度は逆の脚に体重を掛けて…という行動を繰り返す。

直立姿勢を取ると脚や腰が超短時間で参ってしまい、だるさや痛みがやってくる。そこで片足の脚の交互に体重を掛け直すことで、なんとか立っているような状態らしい。しかも、片脚に重心を預けることが習慣化してしまい、立つ=無意識に振れ続けてしまうようだ。

会社内には両脚でしっかり立ち続けることができず、片脚に体重を掛け直して、常にフラフラする人間が少なからずいて「いつもフラフラしているけど、なんで?」と聞いたところ「脚がすぐだるくなるから」とのこと。先の待機列における、落ちつきなく左右に揺れる人間も同様だろう。立っているだけで、脚がだるいのかもしれない。

しっかりした直立状態が保てず、片脚に重心を預けてしまう状態は、筋肉の弱さに原因があるようだ。腹回り、腰、下半身とそれぞれの部位の筋肉がある程度できていないと、重たい上半身を支えることができず、ふらついてしまう。継続して筋トレしている人はきれいに立ち、そうでない人は片脚に重心を掛け直し続けることで、なんとか立っているようなもの。重心が片方の脚に寄れば、骨盤が斜めになって背骨が曲がった状態になってしまい、姿勢がより悪くなってしまうというオマケまで付く。

右に左にフラフラする様子は、第一印象が極めて悪い。決してああいう姿勢にならんぞと決意して、今日もまたインナーマッスルのトレーニングが続く。体というのはなかなか正直者で、鍛えたら鍛えた分だけ強くなる。