ブレーキローターとエンジンオイルの交換支援

シャブ(会社自動車部)の活動日。

今日のメインは、まだら氏のZC33Sスイフトスポーツ。車検のときに担当ディーラーから「ブレーキローターやばいっすよ。裏側がサビサビです」と言われ、交換するよう勧められたのだが、自分たちでやってみたいという興味からDIYでの作業となった。

なお、ここで言うDIYとはサボリーマンが言い出したDore Ittyo Yattemikkaの略だ。

ブレーキローターリフレッシュ前

作業前の状態。ぱっと見た感じでは、いつものスイフトのブレーキ周りといった印象。先に言われた「裏側が錆」とはいったいどういうことか。頭を突っ込んで裏側をチェックすると「これは…まずいな」。

サービスホールにボルトを突っ込む

ブレーキキャリパーを外し、ハブからブレーキローターを外す。サービスホールにボルトを突っ込み、左右均等にゆっくり締めていくと「バキッ」と金属音と共に、ハブに固着したブレーキローターが剥がれるようにして外れる。

ボルトは一気に回すのではなく、硬くなったら一旦緩めて穴を掃除し、再びゆっくり締めていくという繰り返し。ダイスやタップ作業と全く同じ、締めては緩めて…と少しずつ進めること。「もし途中でボルト折れたら即帰るわ」。

ヤバいと言われたブレーキローターの状態

外れたブレーキローターを裏返して、新品(ディクセルPD)と比較すると、その差がハッキリと。「パッドの有効面積、全然使っていないじゃん…」。

偏摩耗が著しい

ここまで偏摩耗をしているなら、ブレーキキャリパーの動きが悪くなっている可能性があり、ブレーキキャリパーのオーバーホールも検討に入るレベル。ディーラーも状況をしっかりと告げてくれればいいのに…とは思う。

新品ブレーキローター

新しいブレーキローターをハブに装着したところ。ブレーキキャリパーを装着し、新しいブレーキパッドを装着して元通りに組み上げていく。

ブレーキローターリフレッシュ後

ブレーキ周りのリフレッシュ完了。リアブレーキについては具合がそこまで悪くなかったため、ブレーキパッドの交換のみ。ブレーキローターは継続使用となった。

ブレーキの整備後は、公道に出る前に入念なチェックを行う。軽くブレーキペダルを踏んでみて、正常に減速することを確認。それから少しずつスピードを上げつつ、ブレーキがしっかり効くかどうか。ブレーキローターが防錆塗装に覆われた段階ですら、まだら氏曰く「え、ブレーキめちゃ効く!」とのことで、今までどれだけ制動力がない状態で走り回っていたのか。

慣らし運転で防錆塗装剥がし

昼食と慣らし運転で近所を走り回った後のブレーキローターの様子。浮動式キャリパーの特性として、ブレーキパッドに対して圧力が均一になりにくく、向かって外周側が高圧力になる。防錆塗装の剥がれ具合からも、圧力差が見えてくる。

ブレーキ関係の整備が終われば、エンジンオイル交換。ドライブシーズンに向けての準備も兼ねるか。

スイフトスポーツのエンジンオイル交換

今回はオイルエレメントの交換は無し、交換オイル量は3.1L。シビアコンディションかつターボ車なので、早めの交換を意識しても全く悪くはない。「5W-30の色ってちげぇの」「ごま油みたい」。

一日を通して、まったりペースでの作業となった。ケガなくミスなく、何事もなく作業完了。大変おつかれさまでした。>参加者

パワーウィンドウモーターの分解調査

先日のシャブ(会社自動車部)の活動では、S15シルビアのウィンドウレギュレーターとパワーウィンドウモーターを交換した。取り外された部品はすぐに捨てるのではなく、分解して経年による消耗状況を調査し、データ収集を行ってから廃棄する。

S15シルビア用パワーウィンドウモーター

2001年の製造から役目を終え、取り外されたパワーウィンドウモーター。写真左側が助手席側、右側が運転席側となる。参考までに、ディーラー購入での新品価格は各55,440円。

プラス、窓を上げ下げするウィンドウレギュレーターが片側6,842円なので、パワーウィンドウのメインパーツだけで124,564円という、驚きの価格になる。内張りを外したついでに…ということで、ここに防水シートやドアロックアクチュエーターの交換作業も同時に行っており、総計金額はより高くなる。

助手席側モーター、コミュテーターの焼け具合

まずは助手席側モーターから分解する。モーターの構造としては、ミニ四駆のモーターと原理的には同じ。チェックするのはコミュテーターの状況で、カーボンブラシと接触し続けたときに発生する黒い筋が見える。派手な段付きや偏摩耗といった荒れはなく、長期間動作し続けた直流モーターらしい消耗具合と判断できる。

助手席側モーター、ブラシの摩耗具合

続いて、コミュテーターと直に接触するブラシの具合。新品ブラシの高さは不明ながらも、それなりに減っていると考えられる。20年オーバーのモーターであることは間違いなく、余計な故障リスクを回避するなら、ここで使用を止めるのがベストだろう。

続いて、使用頻度が高い運転席側のパワーウィンドウモーターを分解する。

運転席側モーター、コミュテーターの焼け具合

ブラシを固定するブラケットを外すと、真っ黒で段付き摩耗が生じているコミュテーターが出てきた。こんな状態になっても、動作そのものは正常だった。

運転席側モーター、ブラシの摩耗具合

続いて、ブラシをチェック。使用頻度の高さでブラシの摩耗が進んでおり、助手席側と比べても明らかに薄くなっている。ブラケット内側に積もっている粉塵の量も凄まじく、ちょっとした衝撃で周囲に舞う。あと少し、交換タイミングが遅ければ動作不良に陥っていた可能性がある。

例えば、ブラシを構成する板バネを少々内側に曲げて、摩耗した分の高さを稼いでやる…とか、そういった『金のかからない裏技』で、調子を良くするなんてやり方があるかもしれない。純正部品の価格を知ってしまうと、より費用面が気になってしまうもの。

板バネは、コミュテーターに対するブラシの適正な圧力を保つための重要な部品。曲げてしまうと、より強い力で押し付けられることで異常摩耗に繋がる可能性がある。通常なら、ブラシが無くなって回転しなくなる=寿命に達して安全状態を保つはずが、ブラシの無くなった板バネとコミュテーターが直接接触してしまうことで、異常電流が流れて焼損、さらには車両火災に至るかもしれない。

一旦、ブラケットを外してコミュテーターとブラシの接触を解くと、接触部分に残っていた微細なゴミが落ちることで、モーターの回転が良くなることが多々ある。これだけでもモーターの調子は良くなるのに、ブラシの板バネを曲げたり、ブラシの接触面を削ってしまったりして、機能回復どころか危険な状態に追い込んでしまうことがあっても不思議ではない。動作に伴い、大電流が流れる部分なので、素人による中途半端な延命策や、原理や構造を理解しないままの調整は極めて危険。

重量税が元通りになるタイミング…登録から18年を目安に、製造から使い続けたモーター関係の部品は引退してもらって新品に交換。スムーズかつ静かなな動作、新車当時はこうだったのか!と感動するのもネオクラ車の楽しみ方の一つだろう。車が古臭く感じる要素の一つとして、ドアや窓の開閉がスムーズではなかったり、異音が出てくる等、小さな異変がきっかけになることが多い。これが解決されると、車全体が一気に若返ったように感じるもの。

純正部品の供給が終わってしまえば、思うように必要部品を揃えることができず、入手できたとしても定価以上の出費も予想される。純正部品を買える状況こそが、実は最もコストを抑えられるタイミングだったりする。

ついにディーラーからも支援要請

昨晩は、青森から帰ってきたら即整備支援準備となった。やはりビルシュタインのアシがいい仕事をしているのか、二日間に渡ってけっこうな距離を走りながら、今日はなにもしたくねぇ!といった疲労感は殆ど無し。すぐに次の予定に向けて、動けるほどの体力が残っていたことは驚き。

午前中はシャブ(会社自動車部)活動。びんとろ氏のZC33Sスイフトスポーツの作業支援。

ZC33Sスイフトスポーツのバンパー取り外し

製造中の工程数を減らす意図があるのか、ZC33Sスイフトスポーツのバンパーは簡単に組まれていて、脱着も容易。しかもバンパー内に支援センサーが組み込まれていないので、特定整備に該当しないのも嬉しいポイント。

配線作業に多くの時間を割き、いかに配線を純正風に仕上げるか。職業病…シャブ員が技能士持ちであり、趣味だからできること。これがカー用品店だったら、時間を掛け過ぎと判断され、使えない人材として扱われるかもしれない。

午後も引き続きスイフトスポーツの作業を継続し、S15シルビアのリフレッシュ作業の事前検討。EK9シビックRでは、青森往復で枯れ葉と虫の死骸が詰まったフロントバンパーの清掃。これで計画されていた作業は全て完了。

夕方からは、ディーラーに行く。昨日、東北道を走っているときにディーラーのメカニック担当氏から電話連絡が入り、曰く「ブレーキマスターのことについて、情報を持っていないか」とのこと。詳細は省略するが、まさかプロから素人である私に支援要請が入るとは、どういう立場なのか。

昨晩のうちに部品のリストを一通りチェックしておき、現車をディーラーに持ち込んで情報伝達。普段からこのディーラーには助けられているので、救援を求められたら素早い行動で恩返し。純正部品の使用状況と供給状況から、何かあったら連絡するよう伝えておく。

日が暮れて帰ってくると、疲労感がようやく出てきた。背筋も痛くなり始め、明日は朝から鎮痛剤を服用することになりそう。仕事の疲れではないので、まだ回復しやすいのがありがたい。

更新…Y22#08

『助手席側ドアミラーアクチュエーターの交換』を追加。

ミラーを格納しようとすれば、必ずバキバキと激しい金属音が鳴り、いい加減うるさくなった。潤滑スプレーを塗布しても効果は出なくなってしまい、それならばもう交換してしまえ!と作業スタート。

作業そのものは30分程度。むしろあれこれ写真の構図を考えながら、どう撮影しようか?光源と対象物の向きはどうか?なんて調整をしている時間の方が長い。もし、当サイトが無くてレポートもアップしないなら、作業に集中していただろう。恐らく15分も掛かっていない作業時間だったのではないか。

問題はここからで、いざ編集してみると既にアップしている運転席側ドアミラーアクチュエーターのレポートと完全に被る。同じ内容をアップするわけにはいかず、それならばと取り外しと分解方法をメインに編集する。よって今回は、取り外したアクチュエーターを分解して故障診断まではしなかった。潤滑油でギトギト、粉塵まみれの使用済みアクチュエーターは、金属ゴミとして即廃棄。

ストックしていたアクチュエーターを間違って廃棄して、運よくデッドストック品を再入手できたおかげで、今回のトラブルは無事に解決できた。もし、デッドストック品を入手できなければ、オーバーホールにチャレンジするか、妙に高騰しながらコンディション不明な中古品博打に挑むしかなかった。

昨日の法定12ヶ月点検の見積もりに合わせて、気になる部品をリストアップして供給されているか否かチェックしてもらったが、殆どがダメだった。目に見えて部品供給が途絶えてきており、この先2~3年が峠のような気がする。よって、ストックパーツは慎重に扱うことにして、後々使うであろう新品を廃棄するなんて二度としない…と猛省。

ジョッキ

ビール用のアレではない。

主にエンジンオイルの注入用に使うオイルジョッキ。シャブ(会社自動車部)員の一人が使用しており、エンジンオイルの交換で使っている。

以前のエンジンオイル交換のとき。使い終えた道具類はパーツクリーナー(ブレーキクリーナー)を吹き付けながら、適当なウェスで拭き上げていた。こうしないと付着していた油分が収納棚に広がってしまい、あちこちが油まみれになってしまうからだ。コロ助こと上抜き用の真空式オイルポンプ、オイルレンチ、ドライバー類はパーツクリーナーで油分をすっかり落とした。ここで終わればよかったのに、あろうことかオイルジョッキまで、内外共にパーツクリーナーまみれに。単純な流れ作業の恐ろしさ、痛恨のミス、典型的ヒューマンエラー。

廃油として捨てる真空ポンプならともかく、新油用のオイルジョッキにパーツクリーナーが入ってしまうことは厳禁。その構造上、内部清掃はほぼ無理。入ってしまったパーツクリーナーが揮発したところで、次のオイル交換で使用する際、新油に影響があったら大問題になる。

そこで新しいオイルジョッキを買い直すとして、こういうときに限って売り切れになっていたりする。欲しいのは1Lの小型ジョッキで、陳列されているのは一般的な4Lタイプ。店員を呼び出してバックルームに在庫が無いか探してもらうほどではなく、何店舗か走り回ってようやく発見。

オイルジョッキとダイソンの掃除機の比較

1Lのオイルジョッキは、ダイソンの掃除機(DC74)よりも小さい。側面にモールドされている目盛りは0.2L刻みと少量になっていて、コンマ以下の量調整のときに大きく役立つ。

今回は数百円の道具で済んだものの、ちょっとした取り扱いミスで大損害に至ってしまうことがある。趣味でやっていることながら、品質追求や作業精度は仕事と何ら変わらず。公道を走る以上、ミスは許されない。慣れた作業に落とし穴とはよく言ったもので、ああ確かにと思いつつ反省。

連休初日は部活

連休スタート。初日はシャブ(会社自動車部)の活動日。

びんとろ氏のZC33Sスイフトスポーツへの、ナビをはじめとする電装オプションの搭載作業となった。

当初、納期は2~3ヶ月と言われ、それなら秋口にフィットの純正戻し作業をやるべぇと思っていたら、大幅な前倒し納車となり、慌てて純正戻しをやったのが7月下旬。

納車後、ナビ類の装着をしないとね?と計画を立ててみると、なんとか都合のつく日が今日。それなのに、週間天気予報は雨マークがついたまま。秋口の天気は変わりやすく、天気図を読んで「ギリギリまで分からんぞ」とあくまでポジティブに捉えておく。するとどうだ、雨マークが消えて、曇りマークだけになり、ついには晴れマークまで出た。

ZC33Sスイフトスポーツナビ装着作業

価格を抑えた車両だけあって、シンプルな構造をしているのが最大の特徴。引っ張れば取れる内装の部品が多く、回りくどい取り外し作業を強いられる他車の車両に比べれば、ハイペースでの作業が続く。部員Y氏も同じくZC33Sスイフトスポーツに乗っている身なので、分からないところがあればY氏の車両を見て「これで正解っす」「答えがすぐ横にあるのは助かる」なんて口する場面も。

作業ペースは保てたが、予定されていた作業全ては完了せず、後日持越しとなった。とはいえ事故無く怪我無く、失敗無く、スムーズに終わることができた。一日お疲れさまでした。>総員

大暑での活動日

昨晩の映画鑑賞の後始末で就寝時間は1時、起床時間が5時。これで体調がいまいち優れず、そこに大暑の日。朝から気温がぐんぐん上昇し、あっという間に体力が失われていく。

今日はそんな状況での、シャブ(会社自動車部)の活動日。午前中はびんとろ氏のGRフィット売却前整備

いつものバンパー外し

予定していた作業は、午前中の早い時間帯に完了することができた。

午後からはY氏のZC33Sスイフトスポーツ。こちらはドライブレコーダーの装着作業。

ZC33Sの天井パネル外し

すぐに天井パネルが外され、カメラ用ハーネスをキレイに収めていく。

炎天下での作業が続き、14時過ぎから全員の集中力と気力が失われていくのが目に見えて分かる。いろいろと危なくなってくるタイミングなので、後始末と取付作業の仕上げを並行的に行うよう指示を出しながら(いつもの班長モード)、ペースを上げていく。

特にトラブルなく、16時前には計画されていた全ての作業を完了することができた。大変お疲れさまでした。>シャブ員

難しい定例作業

シャブ(会社自動車部)の活動日を設定しようとすると、各職場に散っている部員に声を掛け、勤務日の調整を一ヶ月前から行い、作業内容と作業時間を精査。あとは作業当日の天候は運任せという流れになっており、すっかり活動しにくくなっている。

振り返ること3月の下旬あたりから「春のエバポレーター洗浄やるんですよね?」とサボリーマンから提案されていて、4月に入って「5月の14日に作業しよう」と返答しておく。他のメンツにも声を掛けておき、各作業の流れはOK。

いよいよ作業当日が近づいてくると、週間天気予報には雨マークがついていて、ギリギリまで気を揉む。今日の天候は、午前中は大雨。午後から曇りで雨は止むそうだ。作業タイミングを午後からに設定しておき、短時間で平行的に作業を行うことになった。

GR系フィットのBピラークリップ

びんとろ氏のGRフィット。冬タイヤから夏タイヤへの交換。そしてBピラーが常に浮いた状態になっている問題への対処。

内装を取り外してみると写真のクリップに問題があることが判明。サイドエアバッグが動作した際、内装が飛んでいかないようにする一種のラチェット機構を持ったクリップになっていて、過去に内装を外した時の影響だろう。なんとかクリップを取り外してチェックしてみると、一度でも爪が広がってしまうと、収まりが悪くなってしまうことが分かった。新品を手配してもらうことにした。

VM4レヴォーグ車内

言い出しっぺ担当、サボリーマンのVM4レヴォーグのエバポレーター洗浄。グローブボックス周辺の分解と組み立ての流れがすっかり馴染んでおり、気が付けば解体され、また目を離した隙に組み上げられていた。

S15シルビアの純正エアクリーナーエレメント

ラスト。ちょうど20万キロに到達したS15シルビア。純正エアクリーナーのエレメント交換の瞬間を撮影してみる。

オイル交換

続いて、オイル交換。板金とオールペンで長く整備工場に入庫しており、これで5,000kmを走るまでにかなりの月数が掛かった。ちょい乗りが多かったことで、オイルの汚れ具合とニオイも普段以上にキツい。その他、エバポレーター洗浄。車内がヒノキの香り。

天気予報通り、午後からは雨が止んだはいいが、急激に蒸し暑くなって紫外線も強かった。早くも熱中症の初期症状を感じ取り、疲労感が凄まじい。今年の夏も厳しそうな予感を抱く。時間節約のため、シビックRの定例作業はまた後日に設定。

大きなトラブルもなく、定例作業は無事に終了となった。大変お疲れさまでした。>部員

RP3 ステップワゴンのラジエターファンモーター故障

ドライブに出かけようとしていた職場のM先輩は、渋滞にハマった際に水温が116℃に達していることをモニターで確認。平時の水温よりも高かったことから、異常と即判断してドライブを中止。自走にて一旦帰宅。

目視確認ではラジエターの電動ファンが動いていないことを確認。また、テスターにてモーターの導通状況を調べたところ、∞Ω表示。また、バッテリーに直接接続しても電動ファンは回転しない。以上のことから、電動ファンモーターの不良の可能性ありとして、ホンダディーラーへ緊急入庫となった。

ディーラーでの点検では、入庫申告どおりに動作不良が発見され「回らない」「回ってもゆっくりとしたもの」とのこと。電動ファンモーターの交換にて、正常復帰。水温も90℃以下で安定するようになり、検査良好となった。

では、電動ファンモーターが回らなくなった原因は何か。取り外されたモーターは持ち帰り、解体調査となった。

[車両]
ホンダ RP3 ステップワゴン

[電動ファンの状況]

RP3ラジエターの背面

画像はステップワゴン(RP3,RP4)ラジエーター&左右電動ファンシュラウドセット!!より引用。

フルサイズのラジエター背面に、電動ファンを並列に2機装着。モーターは左右共に共通品を使っている。両方のモーターが回転しなくなっていたため、2機のモーターを同時に交換している。

[モーター本体の解体調査]

電動ファンモーター

モーター単体。直径は10cm程度。

ミツバ製モーターT6610

裏蓋にはMITSUBAの印字。サプライヤーはミツバ製で、メーカー内型番はT6610と思われる。

分解調査開始

2機のモーターはそれぞれ分解。内部は削られたブラシの粉塵が蓄積しており、エアブローにて清掃を行ってから調査を継続した。

回路部分を外す

裏蓋を外し、基板部分を分離する。

マイナス側ブラシは引っ込んだまま

基板上のブラシは、ホルダー内のスプリングでローターのコミュテーターに押し付けられている。通常であれば、コミュテーターが外されるとブラシはスプリングで押し出され、写真のように飛び出てくるのが正常。しかし、このモーターの場合、飛び出てきたブラシは2本。残り2本はホルダー内に引っ込んだままとなっていた。

テスターによる導通が取れなかった原因はここで、何らかの原因でブラシがコミュテーターから離れてしまい、絶縁状態になってしまったことによるもの。

マイナス側ブラシのひび割れ

引っ込んでいたブラシをホルダーから引き出そうとすると、固い引き心地となっていた。引き出したブラシは写真のようにひび割れていることが確認された。

ブラシのひび割れ詳細

ブラシのひびは複数本入っている。ブラシホルダー内で広がるようにしてひび割れ、ホルダー内壁に引っかかって押し出されなくなってしまう。

ひび割れて引っかかった時点では、コミュテーターと接していたので電動ファンは動作はしていたが、運転時間が伸びるにつれてブラシの摩耗が進み、コミュテーターから離れて導通しなくなる。電動ファンモーターが回らない状態が続くが、M先輩は流れのいい道と渋滞の少ない道を着実に選ぶドライバーで、珍しく渋滞に引っかかったときに初めて水温の上昇に気づくことになった。

なお、メーターパネル内の水温異常を示す赤ランプは116℃でも点灯しなかった。車体側のOBD2コネクタに接続しているモニターの具体的な数値から、異常を感じ取ることになった。

プラス側ブラシも割れている

続いて、正常に伸縮しているブラシも引き出す。こちら側もひび割れが認められ、最終的に4本のブラシ全てにひび割れが入っていた。

マイナス側ブラシは引っ込んだまま

2機のモーターを分解して調査した結果、どちらも同じ部分のブラシがホルダー内に引っ込んだままとなっていて、導通が取れなくなっていた。ディーラー側の診断で「ゆっくり回る」というのは、振動や衝撃を与えてブラシが僅かに動きコミュテーターに再接触、導通が元に戻ったときの状態と考えられる。

故障原因が判明して、分解調査は終了。各ブラシがひび割れているとなれば、材料選定や製造工程で何か問題があるものと予想できる。プライベートでできる調査はここまで。

イマ車であっても、旧来のブラシモーターを引き続き使っていることが興味深い。また、電動ファンモーターの交換でフロントバンパーを脱着しており、エーミング作業と工賃が別途発生している。

故障したモーターと記事ネタの提供、本当に感謝します。>M先輩

S15シルビア、ラジエターを交換する

引き続き、3月5日分のシャブ(会社自動車部)の活動報告。午後からはS氏のS15シルビアのラジエター交換作業支援となる。レブル500の作業を終えたところ、再び腰痛に陥る。中腰の姿勢がとにかく辛かった。

ラジエターや吸気系を外したところ

吸気系、使い古したラジエターを取り外して、スッキリしたエンジンルーム。ラジエターのロアタンク周辺にはゴミ(枯れ葉、虫の死骸)が積もっているので、この何もない状態を利用して清掃しておく。

19.8万キロを使ったラジエター

19.8万キロの走行を支えたラジエター。経年でアッパータンクには細かいヒビが無数に入っていて、これが交換作業のきっかけ。処分時の解体調査では、老朽化でアッパータンクが脆くなっており、手で割ることができるほどに強度が低下していた。20万キロという節目が近く、まさにベストタイミングな交換。

総走行距離で考えれば、ラジエターは20万キロあたりで交換しておくと、冷却性能が元に戻って適正水温やコンディションの維持に繋がるのではないか。粉塵によるフィンの目詰まりが見られ、これでは空気が流れにくくなって、冷えないラジエターになってしまうのも納得できる。

漏水の痕跡あり

ホースの切り口を調べると、少しずつ漏水していた様子。また、エンジン側のホース取付口も同様の堆積物が固着していて、ホースの密着性を良くするためしっかりと磨いておいた。

新ラジエターは純正同等品

新ラジエターは純正…同等品、KOYORAD製。近所に代理店があることが分かり、直接取りに行った。「自分で交換するの?凄いねぇ」とのことだ。

新しいラジエターをセット中

フィンを曲げないように、新しいラジエターを車体に組み込んでいく。ここからの組付けはあっという間の出来事で、自動車工場のライン部門の如く、次々とパーツを装着していき、気が付けばエア抜き準備完了。

冷却水のエア抜き

最後にエア抜き。使用した冷却水は日産PITWORKで、使用環境に合わせた濃度に調整するタイプ。レブル500同様、明朝にリザーブタンク内の水位を点検してもらう。

ラジエターの交換に併せ、ラジエターキャップも新調した。S15シルビアのラジエターキャップ標準圧力は88kPa…0.9kg/cm2となっていることを初めて知り、今まで使っていた108kPa(1.1kg/cm2)、127kPa(1.3kg/cm2)では余計なリスクを抱え込んでいたようだ。ホースの接続部分に堆積物が多く、水漏れの痕跡が目立った理由は、高圧タイプによる悪影響か。

ラジエターを交換していた13時ごろ、ちょうど春一番が吹いたそうだ。なんか妙に強い風が吹いて春一番か?と思ったら的中。南風とはいえまだ寒く、本格的に気温が下がる前に全ての作業を終えることができた。大変お疲れさまでした。>総員