組織というカタマリを冷静に見てみると、まるでゲームのように感じる部分がある。女神転生シリーズをベースに、『属性』を考えてみたことがある。
●まずは理想の組織を作り上げる。組織が良くなれば、人間も良くなる…ロウ
ピラミッド型の頂点を作って、理想の組織になるべく、日々の努力を惜しまない。理想を実現するならば、組織の人間はある程度の束縛を我慢するし、方針に従わなければ組織の危険因子としてすぐに排除する。
この排除がけっこう残忍で、組織内の人間に対しては「ああはなりたくない」と従わせる効果を持つ。排除した者は完全に切り捨てることが多いが、改心するなら過去を全て洗い流すとして、助け舟を用意することもある。
表向きに提示される理想は魅力的な事を述べていることが多く、門は大きく開かれて誰でも入ることができる。特に、弱者に対しては寛大な態度を示し、あらゆる救済の手を差し出し続けている。
個人の考えよりも、組織の考えが優先されることから、一人ひとりの声が頂点まで届きにくい。また、組織の方針に何ら疑いを持た(て)ないことから、洗脳されている雰囲気すら漂うことも。理想実現のためには、身内の犠牲は全く躊躇しない。むしろ、身内は犠牲を喜んで受け入れる場合が多い。
●組織は人間がいてこそ。人間が良くなれば、組織も良くなる…カオス
ロウの完全な逆というわけではない。組織は人間が骨格だから、まずは骨格(=人間)を丈夫にせねばならないという大元がある。人間が良くなるために、あらゆる手段を取り込んでいき、行動は水平的に展開していくのが特徴。
全く関係の無さそうな集団が反対と言えば、援軍として真っ先に入り込んで反対と言うし、賛成と言えば賛成と言う。人として、常識としておかしいと思ったことはすぐに声に出してくれるし、そして意外なことに情にもろい。
ロウ側における理想の組織を作り上げる中で、身内を犠牲にしてまで実現しようとする姿勢がとにかく許せない。そんな犠牲になった人は差別無く受け入れ、救済しようとする。
どこでも同調してくれる強力な味方と勘違いしやすいが、実際は人間が良くなるための手段の一つに過ぎない。組織が弱体化しても、骨格である人間がしっかりしているなら、いつでも再起できると思っている。弱者はいつまでも弱者であり、上を目指すなら自分の力だけで立ち上がれという、実力主義だったりする。自由な雰囲気も漂っているが、それは束縛が無いことによる危険性を併せ持っており、本当の正しき自由とは少し違う。
●ニュートラルについて
当然、中立属性であるニュートラルも存在する。ちょっとしたきっかけでロウ、カオス両面に傾いてしまうことがほとんどで、一度倒れるとそう簡単には起き上がれない。
両属性とも自分達が理想とする考えを叩き込めば、その理想に向かって動き続ける素質を備えているので、それぞれの属性としては欲して止まないタイプ。立場的に脆そうな感じだが、属性に染まっていない強い精神と動向を冷静に捉える目を持っていることから、実際は物凄く強い。
万一の場合の回避力は優れたもので、生涯を左右するような大ダメージも受け流すことが可能。ただし、両属性からの無言の圧力を同時に受けたりするので、ストレスは想像を絶するレベルになりがち。両属性が叫ぶ「理想」は決して口に出さず、心の中に収まっていることから、味方はあまり多くはない。
●決して善悪ではない
女神転生シリーズに倣って、ロウ…善、カオス…悪というものではなく、第一に重視するものをどうするかで分類してみた。それぞれが目指す理想を実現するまでは、お互い絶対に譲らない。譲ることこそ、属性どころか、人の破滅をも意味する。
一旦、どちらかにでもドップリと浸かってしまうと、判断力や観察眼は失われてしまうことがよくある。その属性における有益な情報しか得られず、その他の情報は全て疑いを持ってしまう。
様々な人が集まる組織において、同じ数だけ考え方がある。ロボットではないのだから、全員全く同じ思考が揃っていると、むしろ気味悪い。一つひとつの考えから理想を導き出し、追い求めるのは決して悪くないことだ。賛同者がいるならば、一緒に目指したほうが心強いだろう。
散々あれこれ書いて、では私の属性は?






