砕氷艦しらせが、南極の昭和基地に到着したのが今年5日。この報道を受けて、名古屋ガーデンふ頭のふじに行かなきゃなと思い出し、名古屋までひとっ走り。
前回、現地に訪れたのが去年3月で、その時は外から眺めるだけで船内は踏み入れておらず、乗船は次回と設定していた。そんな宿題を回収する意味も込めている。

砕氷艦ふじは全長100m。コンパクトな船体なので見学コースも短く、一時間もあればだいたい回ることができる。

船内に入場して、いきなり食堂ゾーン。艦のメシは乗組員の士気に直結するだけに、美味で温かい食事が提供されるようになっている。海自に所属していた人が、空自や陸自の食事を見て「海自には及ばん」。その源たる厨房では、少ない人数で大量に調理できるよう独特の装備や機能があったりする。

その厨房の特殊装備として、もやし栽培機とアイスクリーム製造機があったそうだ。新鮮な野菜が足らないなら自前で育てて食うという、地産地消ならぬ艦産艦消といった感じ。アイスクリーム製造機については、砕氷艦ふじに限った機械ではなく、娯楽の一つとして現役で搭載している艦がある。

医療室。低い天井ながらも無影灯をはじめとして医務設備は整っていて、船上で虫垂炎の手術を行った記録があるそうだ。医務室だけでなく、ガラス扉越しに船内個室を見れるようになっており、各個室に設置してあるマネキンは今にも動き出しそうな雰囲気。

一般乗組員の居室。三段ベッドで、真上に起き上れば頭をヒットしてしまうほどの高さしかない。船体が45度傾いてもベッドに影響を与えないよう、ブランコのように吊り下げられている。ここはガラス越しの見学ではなく柵で囲ってあり、その気になれば布ベッドの感触を確かめることができる。

機関室は立ち入ることができず、上層甲板から下層の電動機とインタークーラーを眺めるだけ。機械趣味を持つ者としては、一番見たいところがコレしかなく、どうしても面白みが欠けてしまう。

ブリッジ。昔の船だけに、デザインや計器類は他の展示船に似た印象だった。
開館時間に合わせて5時に出発。4時間半で名古屋に到着して、正午前には帰宅開始し、到着は16時過ぎ。近くて遠い場所と思っていた名古屋圏内だが、感覚が変わったのかちょっとそこまでというドライブ範囲にしか思えなかった。総走行距離は685㎞、総合燃費は17.1㎞/L。






