妬み、僻み

当サイトはレポートページに分類される(と思っている)ので、EK9シビックRのリフレッシュ費用は全て記載しており、数日間のドライブに行けば、宿泊費からガス代、フェリー代まで算出して記載している。

それを見て「純正品でその金額なら安い社外品を使う」「北海道旅行でそんなに金使うなら海外旅行へ行く」と言われたことがあるのだが、実際はパーツは買わない、海外へも行きもしない。そこを突っ込むと、まだ異常は無いから、金が無いから、休みが取れないからと次々と言い訳が出てくるのがオチ。

以前、職場の昇進に絡むメンタルヘルスの講習会に参加し、それの続きで自前で勉強を続けていると、先の「同じものなら安いものを知っている俺の勝ち」「同じ旅費なら国内より海外へ行く俺の勝ち」と、やりもしないことを口にしてしまう状況は、そう口にすることで半ば無理やり自身を納得させている、代償や置き換えといった、精神上の防衛メカニズムの一種が作用していることが見えてきた。

全く畑違いの状況で、他人の行動やモノを見ても、気にしたり意識することはない。ところが、似たような環境下、例えばEK9シビックRという車や、旅行好きというある種の共通分野になると、話は全く変わってくる。自分のものより状態や行動が優れているところを見て、自己評価が下がったときに、初めて妬みという感情が発生する。

シビックRでは
・積極的にリフレッシュしている。それに比べて俺のEKは…
・高い純正品が買える。それに比べて俺の財布の中は…

旅行になれば
・社会人なのに遊びまわっている。それに比べて俺の職場は…

という具合。

「他人よりいいものを得たい」という感情は、生物として進化していく中で「周囲よりもいいものを食べて生存率を上げたい」「周囲よりもいいパートナーを見つけ、素晴らしい子孫を残したい」という競争原理を備えていった関係から、妬みは何も特別な感情ではなく、誰しもがもっている自然な感情だ。

妬めば妬むほど、比較対象にしている人は優れていき、対する自分は劣ってしまい、マイナスがマイナスを生むという悪循環に陥ってしまう。妬んでいるその時間や行動が、極めて大きな損失に繋がっていくことに対し、比較対象者は同じ時間で利益やモノを次々と得ようと、努力を積み重ねていく。その結果が、先の例ではシビックRをリフレッシュした、旅行へ行ったという、いわゆる『成功』に繋がる。

妬む人は、成功の裏に努力があることは知らず、知ろうともしない。努力することを嫌がり、つまらない、ダサいとも思っているプライドの高さ、一時の成功体験に至るまでの長い準備期間こそが面白いという、本当の楽しみ方で遊べない。そのため、結果だけを見て、裕福だから、運が良かっただけだよと、僻むことを繰り返す。この僻みが激しくなると、精神を患ってしまうこともある。

妬み、僻みといったネガティブな感情は、人と比較して劣等感を抱いている、自分に自信がない状態から発生する。そこで『自分は自分、他人は他人』と割り切ることが第一歩。なにを当たり前のことを…となる部分だが、これが出来ていないから妬み、僻む。他人のことを考え、口にしていることに気づいた時点で、自分自身へ意識が向くように考え直す。貴重な時間を自分のために使わず、他人と比較して劣等感を抱いているその時間がもったいないと考えると、いちいち他人の動向を気にしているのが無駄に思えてくるだろう。

生まれや育ちが異なることから、誰一人とも、同じ世界で生きているわけではない。その大前提を受け入れて、自分だけの世界を作り、高みへ行く方法を自ら確立し、ゆっくりと続ける。この高みへ行く姿こそ、周囲から見れば「努力する人」であり、褒められるきっかけになる。褒められると、より頑張ろう、もっとやってやろうじゃねぇか!と気分が高まり、より夢中になれる。そうなると、自分がやっていることに自信がついて、他人と比べる必要がなくなってくる。

不平不満嫉妬を口にし、「社外品を…」「海外旅行へ…」と語ったところで、全て無駄でしかない。そんな僻みっぽい性格を直すのではなく、妬む気持ちを認めて受け入れて、対策と手段を考える。そして少しずつ冷静になっていく自分に気づくことができれば、成功へ至るコースが開けたようなもの。

追跡中止

長期維持活動の一環として、EK9シビックRだけでなく、EK系シビック、DC2系インテグラの純正部品の廃番調査を行ってきたが、これからは全て止めることにした。同時に、blog上で記載した廃番情報についても、殆どを削除した。データそのものを消去したので、復活することはできなくなった。

下調べ一つにしても、流用を考えてEK系シビックのベースとなる初代CR-Vと、関連して初代ステップワゴン、オルティアやパートナーといった広範囲な車種にまで拡大しており、思っている以上に負担が大きく、心底疲れてしまった。

httpdサーバのログには、個人企業各団体問わず、凄まじいアクセスが記録されるようになっている。そんな環境における廃番情報は極めて神経質なものになってしまい、ちょっとした間違いや思い違いでトラブルが発生する可能性を常に秘めており、そういった気遣いもまた、疲れの原因になっている。

純正部品の図面サイトはあちこちにあり、そこから気になった部品をリストアップして、ディーラーや部品商に問い合わせれば、入手の可否と最新価格が分かるわけで、私が調査を止めても問題は起きない。むしろ自前調査になることで、情報精度の向上に繋がり、維持しやすくなるものと思われる。

日本仕様が入手できなくても海外仕様の純正部品が使える場合があり、部品単体の残り寿命を無視すれば、解体車や下取りされた部品からの中古品を使って対処することもできる。

負担は大きく

ヤフオクにおける車体の出品コーナーで、あるEK9シビックRが出品されている。前期型の殆どノーマル仕様で、ショップではなく個人出品。ここまではシビックRに限らず、他の車種でもよくあるパターン。車体の基本情報や詳細、装備品以降に記載されているコメント欄に目を奪われた。その車が好きだからこそ、記述できる文章になっている。

前期型のEK9シビックR、出品ページ

90年代のスポーツカーだけに、傷みや故障があってナンボ。この先もトラブルが発生する可能性があり、高い維持コストに耐えられる金銭的余裕も必要。20年前に登場した初代タイプRの厳しい現実が、行間から見えてくる。『ご入札しないで下さい』と何度も繰り返される文言が、とても重たい。

相当気に入っていることが垣間見えるが、出品した理由が『金銭的に維持が困難になったから』。分かる、非常に分かる。故障して修理、安心できると思ったら別のところでトラブルが発生、また修理というスパイラルが続いてしまい、金銭だけでなく精神的にも追い詰められてしまう。

私自身、シビックRのトラブルが嫌になり、手放そう、廃車にしようと何度考えたことか。だが、384,400kmを目指すという目標を諦めることが許せず、なんとか踏み止まっている。

MAME!!

足の裏に突然まめ(肉刺、外傷性水疱)ができてしまった。勤務日は20,000歩以上は歩き回るので鍛えられていると思ったら、まさかの水疱に見舞われて、正直なところショックだ。

一ヶ所だけならともかく、三ヶ所という同時多発の損傷。なんかジクジクと痛いな?と思ってよく見たら、表皮が破れているのを発見。痛みの原因は分かったが、ちょうど歩行時に体重が掛かる部分の真皮が露出しており、一歩一歩が痛くて歩きにくい。普段の使い慣れた靴と緩めの靴下の組み合わせで負傷したため、原因は今のところ分からない。

バンドエイドで患部を覆い、真皮と靴下が直接触れないようにするだけでも、歩くときの痛みは抑えられる。仕事中はこれで凌ぐとして、問題は寝るとき。布団のシーツや毛布が当たるとけっこう痛い。

皮膚が再生するまで我慢が続く。昔に比べて、再生速度が明らかに落ちているのが辛いところ。

シチズン ホーマー

レイのGP5氏:「ウチにシチズンのホーマーって時計がありまして」
私:「ホーマー?それって確か、えっらい古いやつじゃね?」
レイのGP5氏:「そうです。爺さんの形見なんですが、リューズが硬くて巻けなくて」
私:「なんだそりゃ。ちと診てみようか。持ってきてくれる?」

というわけで、レイのGP5氏の家で保管されていた、シチズンの手巻き式腕時計、ホーマーがやってきた。確かにリューズが凄まじく硬く、ゼンマイが完全に巻き上がった状態のまま固着しているような感覚だ。無理に扱うと、香箱内部のゼンマイが切れてしまう恐れがあり、慎重な初診となる。

シチズンホーマー

裏蓋のシリアルナンバーから読み取れる製造年月は1964年4月。内部が入れ替わっていなければ、54年9ヶ月が経過している。東海道新幹線は開通しておらず、東京オリンピック前。アポロ宇宙船は、まだ一機も飛行していない。そんな時代の腕時計。

シチズンホーマーは、旧国鉄の鉄道時計として制式採用されたモデルがあり、そちらのほうで有名。エナメル仕様の黒い文字板かつノンデイトのホーマーはレアモノらしく、リファレンスの特定ができるような資料は現在のところ全く発見できず。

文字板に『PARASHOCK』と書き込まれている。遡ること1950年代、高度30mのヘリコプターから落として、壊れない構造を国内で初めて搭載したシチズンパラショックに至る。そんな耐震装置を内蔵していることを示している。

カシオのG-SHOCKが、3階の便所(10m)から落として壊れないような耐久性をアピールしていたのが1980年代前半。シチズンは、それよりも30年以上前に、G-SHOCKの3倍となる30m(オフィスビル換算7から8階)の高さから落としても壊れない機械式時計の設計に成功していたあたり、設計と技術の凄まじさがよく分かる。

風防はアクリル製で、さすがに半世紀以上の経過年数で大小さまざまなクラックが入っているが、ガラス風防のように次々に欠けてしまう恐れはない。風防の周囲の茶色い変色は、全て手垢。

折れたバネ棒の先端が穴の中に!

ケースを細かくチェックしていくと、ケースのカンの穴に折れたバネ棒の先端が食い込んでいるのを発見。これを除去するには、ドリルで穿り出すしかないが、極めて厄介な状態に陥っている。

裏蓋にはペルラージュ模様

ペルラージュ模様が施された美しい裏蓋。ケース表面の具合から、ムーブメント本体が錆だらけになっていることも予想していたが、幸いにして金属の輝きを放っている。ただし、固定リングやケース内側に錆が出始めているあたり、軽く研磨して整えてあげたほうが良さそう。

18000bphのロービートムーブメント

ムーブメント本体を目視チェック。手巻き時計の標準的な構造をしており、見慣れた光景。18000bphのロービートで、ガンギ車とアンクルから発せられる音は、本当にいい音だ。ただし、テンプの動きが極めて重たく、油切れを起こしているか、天真(軸)の曲がりや磨耗まで予想される。

なぜ、ゼンマイが巻けないのか。これを解明するには分解して調査するしかないが、巻かれた状態で固着していた場合、ゼンマイにエネルギー(トルク)が蓄積されたままなので、何も考えずに解放すると暴走してしまい、周辺部品を傷めてしまう可能性がある。

直す直さないよりも、初めてのシチズンの時計だけに、耐震装置の構造や時代背景等をじっくり勉強させてもらうことになった。まずは手垢がびっしり付着している、ケースをキレイにすることからスタートだ。

pitte

某車系SNS=みんカラが、車の部品装着、交換、整備に必要なスキルをフリマアプリ上で売買できる「pitte(ピッテ)」を2019年3月にリリースするそうだ。

いわゆるC2C(Consumer to Consumer、CtoCとも)の一つで、一般消費者同士が取り引きを行うことを指す。ネットオークションやネットフリマといった物品売買だけでなく、既にスキルの売買を行うサイトもあり、いよいよ自動車バージョンの展開が始まったことになる。

金銭のやり取りが発生する以上は、万一の事故やトラブル懸念して反対する声が目立つが、金稼ぎの新たな手段の一つとして歓迎する意見も少なからずある。

さっそくpitte利用約款を読み進めていくと、スキル提供会員は『道路運送車両法上の自動車分解整備事業に該当するもの』は、提示できないとされる。

その分解整備に該当する範囲とは、以下のイラストで示された整備になる。

分解整備の種類と作業の範囲

画像は一般社団法人東京都自動車整備振興会の分解整備の種類と作業の範囲から引用。

この関係から、pitteのトップページに表示されている『こんな作業をお願いしています!』の作業例として、主に電装系の交換や装着、オイル、タイヤの交換といった、分解整備の範疇に含まれない内容に留まっている。さらには、作業中のミスによる破損や事故も東京海上日動の損害保険によって補償され、ぱっと見た感じでは抜かりはない。

が。

ナビの装着には内装部品を外す必要があり、ちょっとした力の入れ具合一つで、クリップや内装部品裏側のツメは簡単に破損する。ツメの破損で内装部品の固定が甘くなり、エンジンの振動でビリビリと鳴るようになってしまった。しかも壊れてしまった内装部品は廃番で入手できないのに、作業依頼者から元に戻すことを要求された。

タイヤを交換して、トルクレンチを使わずしてホイールナットを締め付けて、規定トルク以下だった。走行中にホイールナットが緩んでタイヤが外れてしまい、飛んでいったタイヤが対向車や歩行者に当たってしまった。

ジャッキアップ一つでさえ、死ぬことがある。

というネガティブな結末がどうしても思い浮かび、数千円の小遣いを得るには、あまりにもハイリスクではないか。保険会社がバックにいたとしても、それは金を出して助けてくれる慈善事業団体ではなく、立派な営利企業だ。あの手この手を使って、いかに保険金を減らすか知恵を絞る。

そもそも、みんカラというSNS自体が、商用利用を禁止(第7条2項)している。pitteのスキル提供会員が自身のみんカラページで宣伝や広告を行うと利用規約に抵触すると思うが、このあたりの扱いはどうなるのだろう。みんカラの会員とpitteの会員は別枠と考えればアウトになるが、みんカラの会員にpitteの案内が一斉送信されたあたり、一緒と考えるのが自然だが。

正式サービスは開始前で、みんカラの会員ではないために、本来は口出す立場にない。今日の記事こそが、究極のバカバカしい話…戯言と言える。

更新検討

現在使用中のパソコンは、Windows Vista Ultimateのサポート終了タイミングに従って、2012年に組んだものだ。しかし、組んでいる最中にWindows Vista Ultimateのサポート期間が2017年に延長され、若干唖然とさせられた部分があった。

それからハードウェアの構成は大きな変更はなく、SSDを追加したくらいで7年目に突入した。2020年1月14日にWindows 7の延長サポートが終了予定となっていることから、今年中にはOSと一部のハードウェアの更新を行う必要がある。CPUやメモリについては、最初からWindows 7から見て三世代後のOSまで耐えられるようなスペックに設定したので、特に問題は無さそう。今のところ、更新するハードウェアとしているのが、グラフィックボードだ。

2018年末から、グラフィックボードに負担を掛けるような使い方をすると、数秒のフリーズと画面が暗転して復帰し、『ディスプレイドライバーの応答停止と回復』というバルーンが出るようになった。

ディスプレイドライバーの応答停止と回復

このトラブルの解決方法として『「PhysX 構成の設定」で「自動」から「使用しているグラフィックボード」にする』という設定変更パターンがよく見つかるが、それを行っても相変わらず止まる。起動中には、ブルースクリーンに変わって0x00000116エラーまで出るほどだ。

あれこれ対策を試してみるくらいなら、グラフィックボードの故障の初期段階と割り切って、さっさと交換してしまうほうが早い。現在はデスクワークが主体で、昔みたいにMMORPGの快適なプレイ環境の更なる追求や、オーバークロックで遊ぶ用途はない。そんな背景からいくつかのモデルを選んでみて、価格の比較からスタート。

数年ぶりにグラフィックボードの選定となったが、いまどきのグラフィックボードの第一印象は、ずいぶんと変わった。基板全てを覆うヒートシンクと大型カバーに、電動ファンの組み合わせは

三菱電機CU-71G

このような鉄道車両用の冷房装置の外観を彷彿とさせるものがある。

新年会を兼ねて

職場の面々で、肉を喰らいに目黒へ行く。プロレスラー御用達の店『ステーキハウス リベラ』という、ステーキ屋だ。

過去に、ブルーザー・ブロディが来日したとき、宿泊先のホテルからリベラを紹介され、その味の素晴らしさから「日本に来たらリベラに行け」と周囲のレスラーに広めたという逸話があるそう。1ポンド=450gのステーキが標準サイズで、他にも横綱ステーキ、肉3枚米3皿を30分以内に食べ切ったら10,000円贈呈といったチャレンジャーなメニューまで存在する。さてどんな店だろう?と現地へ。

ステーキハウス リベラ

やけに見覚えのある店舗だ。店内へ入って、一面に飾られたプロレスラーの写真と焼けた肉の香りで、失われていた記憶がどんどん蘇っていった。過去に一度、来たことがある。

近くにある某工場へ技術習得と作業環境調査の名目で一ヵ月半ほど出向いていたとき、溜まっていた仕事を全て処理し終えた一種のお礼として、連れて行ってもらったことがあった。そのときは立場や緊張、心身共に若干不安定だったこともあって、あっという間に記憶が薄れていったのかもしれない。

さて、何年かぶり、2度目の1ポンドステーキを注文したが、どんなサイズだったかは全く覚えていない。やってきた1ポンドのサイズは、確かに大きい。注文する前は食べ切れるか不安で、前は食べ切れたと自分自身に言い聞かせる。現物を見て「このサイズだったか!」となり、あっという間に完食。付け合せで注文したサラダが、思いのほかパンチ力があった。

仕事終わりの疲れた身への、即効性のある回復食であることを実感。タイミングを見計らって、また行こうという話に繋がって、この日は解散となった。

アクセス集計とか

去年一年間のhttpdのアクセスログを見直してみると、海外からの行儀の悪いアクセスは弾かないとダメかな?という状況になっていた。この結果を踏まえて、昨夜からサーバの設定を一部変更して、テストを行っている。

この手の対処で、ある意味ではお馴染み、中国の偽装?ホスト名の『hn.kd.ny.adsl』は当サーバにも来ていて、今年に入ってから既に二発。しかも2019年になって最初のアクセスがコイツなので、なかなか面白いことをしてくれる。拒否設定を潜り抜けた原因を調べるうちに、ミスを発見。修正して様子を見ているところだが、効果が出るまでは数日を要する。その他、細かい設定変更を納得いくまで、繰り返す。

アクセスログの集計から、閲覧するハードウェアはパソコンとスマホが半々といったところで、ブラウザも多種多様。地味に恐ろしいのが、WindowsXPからのアクセスが少なくないことや、さらに古いWindowsからのアクセスまで確認できたことか。手元にある最も古いOSがWindows98SEとInternet Explorer 5系で、当サイトへアクセスを行うと、どういう具合に見えるのだろうか。実際には、あまりにも危なっかしくてやれたものではないが。

一段圧縮

航空自衛隊浜松基地に隣接されている、浜松広報館(エアーパーク)には過去のジェットエンジンが展示されており、カットされているので内部を見ることができる。例えば、J33ターボジェットエンジン。

J-33ターボジェットエンジンその1

J33ターボジェットエンジンのコンプレッサー(吸気)側。遠心式の圧縮機となっており、しかも一段。いまどきの多段型の軸流コンプレッサーに比べても、ずいぶんとシンプルかつ小さく見える。

J-33ターボジェットエンジンその2

こちらは排気側となる、タービン。やはり一段型で、軸流式。

一段のコンプレッサーと、一段のタービンで構成される構造なので、見た目は自動車用ターボチャージャーとそっくり。吸った空気をコンプレッサーで圧縮して、燃料を噴射して圧縮空気を燃やして膨張、タービンを回して排気しつつ、その回転力でコンプレッサーを回して、空気を圧縮し…というループ。

ターボカットモデル

こちらは自動車用ターボチャージャーのカットモデル。空気を圧縮して燃焼させて、タービンとコンプレッサーを回すという点では同じ。

この共通の理屈から、自動車用ターボチャージャーを流用して、ジェットエンジンを作ってしまう人が少なからずいるようだ。推力やシンプルな動力源として期待するのではなく、排気音とタービンブレードから発せられる高回転音に酔いしれるためだけのエンジン。

高温を維持しながら、その温度で自らが溶けないようにしなければならない燃焼室。排気温度に負けないタービン。100,000rpmを軽く超える回転軸のブレ対策と潤滑。燃料の流量維持と点火タイミングの決定などなど、課題はいくつもあるが、なかなか夢のある自作エンジン。職場で作成チャレンジをした場合、仕事するより集中し続けることは間違いない。