某車系SNS=みんカラが、車の部品装着、交換、整備に必要なスキルをフリマアプリ上で売買できる「pitte(ピッテ)」を2019年3月にリリースするそうだ。
いわゆるC2C(Consumer to Consumer、CtoCとも)の一つで、一般消費者同士が取り引きを行うことを指す。ネットオークションやネットフリマといった物品売買だけでなく、既にスキルの売買を行うサイトもあり、いよいよ自動車バージョンの展開が始まったことになる。
金銭のやり取りが発生する以上は、万一の事故やトラブル懸念して反対する声が目立つが、金稼ぎの新たな手段の一つとして歓迎する意見も少なからずある。
さっそくpitte利用約款を読み進めていくと、スキル提供会員は『道路運送車両法上の自動車分解整備事業に該当するもの』は、提示できないとされる。
その分解整備に該当する範囲とは、以下のイラストで示された整備になる。

画像は一般社団法人東京都自動車整備振興会の分解整備の種類と作業の範囲から引用。
この関係から、pitteのトップページに表示されている『こんな作業をお願いしています!』の作業例として、主に電装系の交換や装着、オイル、タイヤの交換といった、分解整備の範疇に含まれない内容に留まっている。さらには、作業中のミスによる破損や事故も東京海上日動の損害保険によって補償され、ぱっと見た感じでは抜かりはない。
が。
ナビの装着には内装部品を外す必要があり、ちょっとした力の入れ具合一つで、クリップや内装部品裏側のツメは簡単に破損する。ツメの破損で内装部品の固定が甘くなり、エンジンの振動でビリビリと鳴るようになってしまった。しかも壊れてしまった内装部品は廃番で入手できないのに、作業依頼者から元に戻すことを要求された。
タイヤを交換して、トルクレンチを使わずしてホイールナットを締め付けて、規定トルク以下だった。走行中にホイールナットが緩んでタイヤが外れてしまい、飛んでいったタイヤが対向車や歩行者に当たってしまった。
ジャッキアップ一つでさえ、死ぬことがある。
というネガティブな結末がどうしても思い浮かび、数千円の小遣いを得るには、あまりにもハイリスクではないか。保険会社がバックにいたとしても、それは金を出して助けてくれる慈善事業団体ではなく、立派な営利企業だ。あの手この手を使って、いかに保険金を減らすか知恵を絞る。
そもそも、みんカラというSNS自体が、商用利用を禁止(第7条2項)している。pitteのスキル提供会員が自身のみんカラページで宣伝や広告を行うと利用規約に抵触すると思うが、このあたりの扱いはどうなるのだろう。みんカラの会員とpitteの会員は別枠と考えればアウトになるが、みんカラの会員にpitteの案内が一斉送信されたあたり、一緒と考えるのが自然だが。
正式サービスは開始前で、みんカラの会員ではないために、本来は口出す立場にない。今日の記事こそが、究極のバカバカしい話…戯言と言える。