1.三角板は常備
道路交通法よれば、高速道路上で自動車を停止させる場合、三角板などの表示器具を停止した車の後方に設置する必要がある。ここで三角表示板の設置を怠ると、「故障車両表示義務違反」により、点数が1点(反則金6,000円)が課せられてしまう。三角板なんて高いものではないし、反則金よりは安い。そのくせ、使用一発で壊れるようなものではなく、車が変わっても使い続けることができる。折りたたんでおけば小さくまとまるので、収納にも困らないはず。ぜひ搭載しておくべし。

どこから持ってきたのか、三角コーンが置かれているが、これはアウトだろう。直線が続く広い高速道路において、どういう運転をすれば後輪セクションが破損するのか。路面にスリップ跡はなかったし、今もナゾだったりする。
2.救援車(ローダー/レッカー)はすぐには来ない
車が動けなくなるほどのダメージを負って、救援車を要請しても、すぐには来ない。緊急要請というと、救急車や消防車のような素早さを想像するだろうが、「今から一時間くらいは掛かります」という待たされるような返答がオチだろう。しかも、例に示したように「一時間『くらい』」だから、時間としては非常に曖昧。運が良ければ早く到着するかもしれないし、逆にとても遅いかもしれない。JAFに入っていればJAFに連絡、入っていなければ警察や高速道路管理会社の紹介で手配してもらえる。ガソリンスタンドのクレジットカードや任意保険の特典で、救援要請サービスが含まれている場合があるので、平時から確認しておいたほうがいい。ロードサービスも千差万別で、対象車は提携の指定工場にしか持っていけないとか、制約があったりすることも珍しくはない。

ローダーに載せられた、ルーフが潰れたインプレッサ。横転したのだろうか。
3.かなりの出費を伴う
救援車で無事に車を動かせたとして、今度は金銭的なダメージが降りかかってくる。例としてJAFのWebサイトで費用計算ができるが、非会員だと必ず5桁の費用が掛かる。警察や管理会社の手配では、基本料や作業料金、人員手配料等々いろいろな料金が重なって高額請求になるし、クレジットカードや任意保険のロードサービスでも、やはり限度がある。対象車を自宅には持ち帰らず、一時保管場所に収容したとしても今度は「一時保管料」とか「制限時間内(36~48時間)は無料、それ以降は相応の保管料を取る」というようなパターンが待っているだろう。
10年前、EK4シビックSiRIIを潰したときが、後者だった。事故から12時間で廃車を決めたので保管料は取られなかったが、救援費用として確か3万円近くを支払い、しかも現金払い。
車を預けるなら、自宅まで帰るまでの交通費が発生し、取りに行くときの費用もあるだろう。旅行中であればキャンセル料や緊急宿泊も考えられる。任意保険は、これらの万一の諸費用を支払うという旨の文がよくあるが、そのためには救援要請をはじめとして何から何まで保険会社を通す必要があり、当然すぐには支払われない。当面の費用は、自分の財布から支払うことになる。
4.携帯電話の電池残量に注意
警察や保険会社、救援の連絡は、ほとんどが携帯電話に頼ることになるだろう。通話は意外と電池消費が激しく、あっという間に減る。状況によっては、電話が掛かってくることもあるので、ここぞというときに電池切れを起こすわけにはいかず、連絡が取れないと後の処理がスムーズにいかなくなる可能性も出てくる。ドライブに行くときは、フル充電にしておくくらいの準備はしておきたい。もしくは、非常用バッテリーを持ち歩く、車内に充電器を置いておくなど。
こんな具合で…。
よく文末に「事故はモノ、金、時間を大きく失ってしまう」と書いて締めているが、これが真相。人身事故なら、もっと厄介なことに発展するのは想像に難くない。事故が起きても保険があるから大丈夫とは思わず、まずは事故を起こさないように心掛けるのが第一。楽しいカーライフは、無事故無違反の上に成り立つ。