日産リーフと180SXによる、加速競争のCMが批評されているようだ。
メーカーの意図としては「遅い、鈍重、走らない」という電気自動車のマイナスイメージを覆すため、速いイメージを持つスポーツカー(180SX)と加速競争させ、スポーツカーに勝つ…電気自動車=リーフは速いとアピールしたかったのだと思う。ところがそれが上手く伝わらず、かつて製造した車を蔑んでいるように感じさせたのかもしれない。
で、だ。
EK9シビックRに乗るこちらとしては、そこまで目くじらを立てなくても…と思っていたりする。というのも、常に新旧モデルを比較され続けているためだ。次代のEP3型のFactbookにおいても、
旧TYPE Rに対し、動剛性をフロント左右で65%、リア上下で70%、静剛性は曲げで20%、ねじりで80%向上。優れた運動性能の実現に大きく寄与しています。
と、従来よりもボディ剛性が向上していることをメーカー自ら書いていて、比較対象がないのかFD2型に至ってはDC5インテRよりボディ剛性約50%アップとされていることからも、新旧比較は当たり前のように行われてきた。それはあくまで前座みたいなもので、当然ながら走りがメイン。最も分かりやすいのがHot Versionで、EK9シビックRはハンデとしてポールポジションをゲットしても、走ってみればビリに終わり、いつの間にか最後尾の主役として不動の地位を得るまでに至った。
電動機(モーター)は低回転時のトルクがガソリンエンジンの比ではなく、極端に言えば起動した時点で高トルクを発揮する特性を持ち、ガソリンエンジンのように、トルクを得るためにある程度回す必要が無い。このことから、電気自動車や電動機のアシストがあるハイブリッド車の交差点等でのゼロ発進はスムーズに加速し、純粋なガソリンエンジン車は遅れるという、CMのような光景は当たり前のように起きていたりする。
あのCMのおかげで、電気自動車の加速に興味が沸いたのは間違いない。購入する気は一切ないし、スポーツカー乗り、機械好きの観点を含めてどんな加速をするのかだけが興味ある。そういう訪問者にも、日産は快く試乗させてくれるのだろうか。
