キリのいい数字に達したので

EK9の総走行距離が397,000kmを越えたくらいだったと思うが、一旦リフレッシュ作業は中断していた。どうせなら400,000kmを超えてからリフレッシュしたほうが後々の目安には便利だったため。

経過年数と総走行距離のどちらを見るかで違いが出てくるが、それはその時の状況次第といったところか。経年による損傷が少なければ経過年数で見ればよく、運転に伴う熱や振動によるストレスが掛かりそうなら、総走行距離で見ればいい。もちろん、両方の数字を鑑みて作業を行うこともあるので、結局は曖昧かもしれないが。

とりあえずリフレッシュ計画を立てておき、純正部品だけは頻繁に買っていた。よってあちこちの棚という棚、隙間という隙間に部品が押し込まれており、はて?どこへ片付けたかな?とリアル倉庫番状態になるのはいつものこと。

リザーブタンクのセット

前回の交換から10年が経過していた、冷却水のリザーブタンク。現車は黄ばみ、内部に蓄積した汚れ、蒸発した冷却水のシミがあちこちに付着しており、そろそろ交換してもよさそう。キレイな見た目は異変が分かりやすくなり、それだけ維持の難易度を下げることができる。

バッテリートレイのセット

製造当時から使い続けていると思われるバッテリートレイ、固定用のロングボルトとナットも併せて準備。こちらはEK9標準バッテリーのB20R用のトレイなので、検証用にEK4用のB24Rのトレイも取り寄せてみて、それから交換するのもよさそう。

電装関係もそろそろ頃合いなので、リフレッシュできそうなところは順次着手していく予定。先述した二つの部位に限らず、ショートパーツレベルの部品を交換した際のレポートは、意外と難しいところがある。

遂に来たぜ40万

EK9シビックRの総走行距離が400,000kmになった。

多数の反応をいただき、感謝申し上げます。

30万キロから40万キロまでの行程は、何かと悪い思い出ばかりとなった。

2020年2月に30万キロに到達したが、この当時は新型コロナウイルス感染症の流行が増え始めた頃だ。タイミングベルトをせっせと交換していた2月8日は、クルーズ客船の『ダイヤモンド・プリンセス号』で集団感染が発生し、大黒ふ頭で隔離措置が行われていた。増え続ける新規感染者数が毎日のように報道され、向こう数年は収束しないだろうと思いながら過ごすことになる。

コロナ禍だろうがなんだろうが遠出ドライブは続けていたが、やはり影響は少なからず出てしまい、地球と月の平均距離である38.4万キロの到着は1年遅れることになった。

この6年で生活環境も大きく変わる。特に去年、通勤運用から日常レジャー運用に戻る。運用日数は減少するが一回の走行距離が大幅に増えて、結局のところは年間走行ペースは1万キロ以上を保つことができている。

極短距離でも毎日走っていた通勤運用から、一日を通して全く動かない日が発生するレジャー運用になったことで、車体へ掛かるストレスはどう変わっていくか。過走行車に対する知見を深める貴重なサンプル体なので、引き続き走り回りながらリフレッシュを繰り返していくことになる。

燃料タンク内部は錆だらけ

出張サポートの日。エンジンの始動性に難があり、3,000rpm以上から吹けず、フルアクセルにしても加速しなくなっているEK9シビックRだ。

前回は2025年11月下旬のことで、まず燃圧レギュレーターを疑う。そこで燃圧レギュレーターをお借りして、私のシビックRに装着して走ってみたところ「異常なし、検査良好」。ヒントは燃料フィルターにありそうで、提示された写真を見直す。

燃料フィルターの状態

この写真。特に右側、燃料フィルターより出てきた汚れ方が尋常ではない。もしかして?と思いながら、今回は燃料ポンプの交換と燃料タンクの内部点検を行う。

サビだらけの燃料ポンプ

錆に覆われ、茶色になっているポンプ部分やストレーナー。ブラケットにも錆が発生しており、ある意味では予感的中。となれば、燃料タンク内部も錆びている可能性が極めて高い。

錆びた燃料タンク

燃料タンク内部に錆がびっしりと発生。燃料ポンプの取り外しでガソリンがかき回され、茶色いガソリンが内部を漂っていた。

EKシビックの燃料は、燃料ポンプ本体のストレーナー、配管とフィードホースの間にあるフューエルフィルター、そしてインジェクター内部のフィルターと3段階式ろ過となっている。目の細かいフィルターで2回濾されても、錆の粒子はインジェクター内部のフィルターに到達していた。インジェクター内部のフィルターも相当詰まっていたため、恐らくはインジェクター本体も錆が詰まっているものと考えられる。

燃料タンク内部の錆を処理しないと、燃料ポンプから始まる3段階フィルターは遅かれ早かれ、再び詰まってしまう。解決手段はバイクのレストアのように燃料タンクを外し、ワコーズ ピカタンZを使って化学的に処置する、レストアを行うショップに依頼する等。

感覚としては一昨年あたりからだが、いつもの競売サイトで出品されるEKシビックの純正部品は、随分とガチャ要素が増えたように思える。そもそも個体数の減少=解体される車体が減り、出品数が少なくなる。さらに経過年数による部品の劣化が激しく、まともに使える部品に出会えるかは運次第。

少し前ならEKシビック用の上質な中古燃料タンクを安価に落札し、DIYによる化学処置やショップによるレストアを経て、現車のものと入れ替える手段もできたが、現在は先述したようにコンディション、費用と時間の全てでかなりの難易度となってしまった。

燃料ポンプは交換済み

燃料ポンプとストレーナーは通販で購入できる、DENSOの単体販売品。インジェクター内部のフィルターは全て洗浄。

街乗り領域の3,000rpm+α、丁寧なアクセルワークでは普通に運転できるレベルまでは復活。しかし、急激にアクセルを踏み込むような操作では引き続き加速できず、6,000rpm以降のハイカム領域もかなりの違和感が残る。となれば、スロットルポジションセンサーの不調も視野に入れる必要ありか。

ここからどう対処していくか。一つひとつ煮詰めて、確実に仕上げていかなければならない。中腰姿勢が長く続く作業、大変お疲れさまでした。>Mさん

ビニールと竹とビニール

「ビニールですって」「飛んだっすかね?あっち風強いんだ?」

「竹が倒れたそうです」「竹!」

「またビニールっす」「さっきと別物かい!」

何かと神経を使う週末の金曜日だけに、静かに過ごしたいと思っていた面々を試すかのように、次から次へと問題が発生する一日だった。

今回に限らず、架線にビニールが付着するトラブルはけっこう多く、都心部では路面に落ちているコンビニ袋かな?と思ってしまう。その実態は、例えば農業で使うような巨大なビニールシート、家畜用の草を詰めて巻いているビニールなどなど。

コンビニ袋程度なら走行風や強風が落ち着いた瞬間に取れてしまうことが多いものの、先に取り上げたビニール製品の場合、一旦架線に引っかかってしまうとまず取れなくなる。

そこに電車が進入しようものならパンタグラフに絡まってしまい、架線の切断やパンタグラフの破損に繋がってしまう。破損して二次災害を引き起こすくらいなら、見つけたら即運転を止めるほうがいい。

除去するにしても、まず電車の運行を一旦止める。同時に電力関係の専門職員が現場に急行し、到着したらすぐに状況を確認。もちろん、架線に流れている電気を止めないと近づくことができないので、停電措置を行う。

感電事故を防ぐために、二重三重の安全措置を行ってからビニールの除去作業を開始。除去ができたら、他に被害状況が無いことを確認し、職員は現場から離脱。作業完了報告と安全に離脱できたことを連絡して、通電再開。最終的な安全を確認できたら、順次運転再開という流れ。

作業者の安全確保はもちろんのこと。損傷の有無を入念にチェックして、人や設備全てが万全の状態であることを確認しないと電車は走らせることはできない。1秒でも早く運転を再開しなければならないプレッシャーの中で、ミスが許されない作業を続けている。「運転再開までしばらく時間が掛かる」なんて放送があるかもしれないが、決して牛歩作業ではない。

昔のように、勢いでイケイケ運転する時代ではない。僅かでも不安全状況が確認されれば、すぐに運転を止める。鉄道に限らず、全ての公共交通機関はそうなっているため、遅れが許されない大事な用事があるときは、交通機関が大遅延する可能性を含めて余裕を持った行程を組むのがベスト。

ビニールの飛散防止対策のお願いとして各Webページが見つかる。例としてJAさがのWebページだが、架線にビニールが絡まっている様子がよく分かる。

赤い6900

既に報道で飛び交っているところだが、ホンダは2026年3月期の通期業績予想を修正し、最終損益が4200億円から最大6900億円の赤字になる見通しを発表。

ホンダのニュースリリース→四輪電動化戦略の見直しに伴う損失の発生および通期連結業績予想の修正と今後の方向性について

2021年にホンダは、2040年までに販売する新車全てをEVか燃料電池車(FCV)にする目標を掲げて、「脱エンジン」を宣言。EVを通じて第二の創業と位置付けてきたが、この宣言の時点で誰もが撤回すべき、挑戦する姿勢はホンダの基本だが、脱エンジンとは?と、自動車業界にいなくても、ネガティブな印象を抱かせることになった。

運転者に優しく、同乗者に厳しいとされるホンダ車ならではの性質について、EVでも当てはまってほしいとか、低速から強力に加速できるEVの走りに期待なんてのもあったりして、賛否両論。いや、否定的な意見のほうが多かったと思う。

それから5年が経過し、世の中の情勢は確かに大きく変わった。今回の赤字発表とEVの開発中止は、誰もがああやっぱりと思ったに違いない。遅過ぎたとも思えるが、ここで止めて正解だったのではないか。変なプライドで、売れもしないEVの開発と販売を続けていたら、ますます傷口が広がっていただろう。

今後はハイブリッド車をメインに、グローバルな競争力を取り戻していくことが目標となる。もちろんエンジンの効率を今以上に高めなければ、厳しくなっていく環境規制に対応できなくなるため、引き続きエンジン屋としての本質を磨き続けなければならない。

やるからには一番困難な道を行く』とは、本田宗一郎の名言だそうな。今のホンダは、なにかと本田宗一郎の考えややり方を否定しつつ、都合のいいときは本田宗一郎の名言や挑戦、夢といったことを引っ張り出すようなダブルスタンダードなところがある。立て直しという困難な道を確実に行け!

もし本田宗一郎が生きていたならば、ここまで会社を壊しかけてしまった経営陣は、全員スパナで殴られていてもおかしくはない。

15年

東日本大震災から15年が経過。あっという間か。それとも、まだなのか。

ここ都心部においても震度5弱を記録していた。あの揺れで5弱だったならば、震源に近い地域での震度7は想像以上の揺れ方になり『立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある』と定義されていることから、身を守ることで精一杯になってしまう。

耐震構造の家だが、震度5弱に達する揺れにより、少なからずダメージは受けていたことを知ったのはつい最近のこと。フレームではなく、内装面の見た目だけのダメージだが、震源から遠く離れた土地でも影響が出るのかと驚かされることになった。

ズレが生じた廻り縁

廻り縁がズレて隙間が生じており、襖の上部レール部分に相当する鴨居にも隙間がある。今のところ、襖が開けにくいといった悪影響は出ていないので放置しているが。

当時は職場で作業していた。その後の顛末を目の当たりにし、体験してきた人間だ。災害があっても会社は助けてくれないし、いつものように指示待ちでモタモタしていれば、逃げ遅れることになる。ドラクエの作戦名「いのちだいじに」ではないが、非常のときは自分の身を真っ先に優先しろと常々指導している。

必要な寒さ

朝から冬に戻ったような寒さで、ついでに雨まで降ってきた。その後の情報では、みぞれまで降っていたそうなので、相当な寒さだったらしい。

今年は2月から高温傾向にあり、もういいやーと冬用の布団や足元ヒーターを片付けていた。そうしたらこの寒さだ。今夜は少し我慢しながらの就寝となりそうだ。

2月1日から、日々の最高気温を足していき、その累計温度が600℃になるタイミングが桜の開花となるそうな。2月に雪が降って寒い思いをした一週間後には15℃を上回る気温になり、「2月なのに暑い!」なんて報道まであった。

600℃の法則と高温傾向の日々が続いてしまうと、3月に入って早いうちに開花するのでは?と思ってしまう。今日のような急激な気温低下は、実は必要な日なのかもしれない。

明日の朝の気温は今日よりも下がるようで、来シーズンから使うつもりだった冬用グローブを投入することになりそう。2月の雪と高温から続く大きな気温変動で、体力が消耗しやすくなっている。どうにか今週末までは耐えなければならず、常にギリギリ。

開けてみるまでは判別できず

EK9シビックRの燃料ポンプと燃料ホースの接続部分には、固定用のリテーナーが使われている。リテーナーを供給するサプライヤーは2社あり、応じて種類も2つとなる。相互で入れ替えて装着することはできず、同じ種類に統一しなければならない。

リテーナーについての詳細は、当レポートを参照

問題のリテーナー

赤い矢印の先にあるのがリテーナー。白色と黄色の2つがあり、現車が黄色だったならば黄色のリテーナーを使う。

私の場合は事前に現車のリテーナーを見ていたため、迷うことなく黄色のリテーナーを発注した。聞いたところによれば車台番号でも判定できるとのこと。手元のパーツカタログでは、車台番号で黄色と白色の両方が出力されており、ディーラーなら判別できるシステムがあるのだろうか。

ちょっとした事情から、あるEK9シビックRの燃料ポンプを診ることになった。いろいろと準備をしてもらっているところで、その中にはリテーナーも含まれている。用意されたリテーナーは黄色だったが、万一現車が色違いだった場合は、非常に厄介な問題に発展してしまう恐れがある。一旦、燃料ポンプ側の配管から外してしまうと、再利用不可となっているため。

相手が揮発性のあるガソリンで、僅かな燃料漏れも許されない部分だけに、外してしまったリテーナーをもう一度使うことはリスキーすぎる。素人整備なら猶更だ。そこでもう一つの、白色のリテーナーもスタンバイしておいた方がいいと考えて、ストックパーツから白色のリテーナーを用意しておき、プランBとしておく。

黄色と白色のリテーナー

左が用意された黄色のリテーナーで17711-ST0-003。右がプランB用としてスタンバイした白色のリテーナーで17711-ST0-004となる。末番が一つ違うだけで、全く別物の部品となる。

ある種のバックアップ

使用済み自動車のリサイクルについて調べていたところ、リサイクル券の扱いを記載したページに辿り着く。なんでも再発行はできないそうだ。常に車載状態で車検証等の書類の出し入れの際に一緒に扱うことになるため、年数の経過と共にボロボロになっていくのを見届けるしかないようだ。

紛失した場合も同様、再発行はできないとのこと。そんな場合は、自動車リサイクルシステムの公式Webサイトから自動車リサイクル料金の預託状況を印刷することで、リサイクル券の代わりとして使用することができる。

実際に、ナンバーと車台番号を入力して預託状況を検索してみる。登録されているデータがPDFで表示され、同時にナンバーと車台番号がネット上からアクセスできるサーバに記録されていることが分かり、いろいろと思うところがある。

PDF化されているので、印刷すればこれがリサイクル券代わりになり、ローカルに保存しておけばデータとしても残してバックアップとすることができる。

自動車リサイクル料金の預託状況

シュレッダーダスト料金は車両重量によって変わり、1t程度の似たような車種…DC2インテRやEP3シビックRであれば、だいたい近い料金になっているのではないか。その他、エアバッグやエアコンの有無で料金が変わり、このEK9シビックRではフル装備になるため、それぞれの費用が計上されている。

ホンダの公式Webページには、車種別リサイクル料金の一覧が掲載されている。クラシックカーレベルの車種を含めて現在まで発売された車種が記載されており、例えばホンダ1300やT360のリサイクル料金まで知ることができる。

今後は交換も視野に

今年一発目のシャブ(会社自動車部)の活動は、ZC33Sスイフトスポーツのサブウーファーの追加とドラレコの交換から始まった。せっせと内装を外して既存のドラレコを撤去し、新しいドラレコを装着していく。

ドラレコ装着中

どこの誰が設置したか分からない装備ではなく、過去に部員が装着した装備となっているため、撤去が非常にラク。事前準備を除いて、機器とハーネスの撤去は1時間も掛かっていない。外した旧ドラレコはハーネスを含めて壊さずに取り外しているので、再利用も可能となっている。

昼からは時間をフルに使って、新ドラレコを装着していく。途中、北風が強くなって急激に気温が下がり、応じて体温の低下でパフォーマンスが激減してしまうが、この時期特有の影響だろう。無事に予定していた作業を終えて解散となった。

デジタルものは買った時点で型落ちになってしまい、すぐに新機能が追加された製品が登場し、性能がアップすることになる。長く使い続けるよりも、どこかのタイミングで買い替えたほうがいいのかもしれないと実感させられた活動日となった。寒い中大変お疲れさまでした。>部員