まだ現役なのかPC-9801は

先日のはや2NOWの記事に合わせて、臼田宇宙空間観測所と後継の美笹深宇宙探査用地上局のことも思い出す。特に美笹深宇宙探査用地上局は工事や試験が続いており、今年から本格運用に入ったことが公式Webページに記載されている。

美笹深宇宙探査用地上局のページを読んでいて、豆知識コーナーに入る。アンテナ鏡面精度の記事が記載されていて、その凸凹の精度は約230μmでクレジットカードよりも薄いとされ、カードは0.76mmとなることから精度の良さが把握できる。

図も掲載されているが、その中の一部に興味深いものが描かれていることに気付く。

PC-9801のようなイラスト

▲図は美笹深宇宙探査用地上局(MDSS)の豆知識より引用。

アンテナの受信機にぶら下がるデータ取得端末。横倒しパソコンの上にモニターを置く設置方法はすっかり見なくなったが、その本体の描き方が妙に気になった。5インチフロッピーディスクドライブと思わしきスロットが二つ、フロントの吸気口は斜めに刻まれており、その第一印象はPC-9801本体だ。

NEC PC-9801RA21

▲写真はぱそこん倶楽部のPC-9801RA21より引用。

参考機種を探してみると、このとおり。このテの世界では、旧世代の機器が混じっていることは何ら不思議なことではなく、しかも現役で稼働していることもあり、実機の印章を辿りながら描いたのだろうか。実際、身近なところでは産業用PCのFC-98シリーズが動いており、3.5インチのフロッピーディスクでデータのやり取りをやっているそうな。

最新技術よりも、信頼性と耐久性から数世代前のものを使うことが多々ある宇宙関係。どうしてもミッション内容や探査機本体に注目しやすいが、一歩離れて視野を広くすることで、探査を支えるシステム系が見えてくる。そちらも含めて注目すると、より興味深いものが見つかるかもしれない。

警戒色

日没が早くなり、帰宅を開始する時点でかなり暗くなっている。

夕暮れの暗くなったタイミングが最も事故が起きやすいとされ、しかも当人は見えているつもりなので、車自転車問わずヘッドライトを点灯していない愚か者は少なくなく。

帰宅中、前方不注意の車にはねられている以上、何かしらの対策が必要と考えるようになり、真っ先に思いついたのが上着をどうにかしたほうがいいのでは?ということ。チャリ通ゆえ普段着での通勤とはいえ、なるべく目立たないように黒系の上着をチョイスすることになり、そうすると夕暮れ時間帯は目立たなくなってしまう。

トレーニングやアウトドア系のウエアなら、原色系のものも見つかる。オレンジ色のレインコートを着て、自転車用ヘルメットを被っていれば「雨でも自転車かよ」と半ば呆れられているので、掴みはOK。服よりも目立つヘルメットに助けられている具合かもしれない。

早朝時間帯や夕暮れ時間帯で、河川敷や陸橋をランニングしている人を見てみると、けっこう派手な色のウエアを着ていることに気付く。なるほど、自己防衛のために着ているのかと理解し、まさに警戒色。自転車で走行中、遠くからでも見える色を選べばいいことになる。

がらこ

急に冷え込み、夜明け前から昼過ぎまで大雨が続く一日となった。涼しいを通り越して少々寒いといったレベルの冷え込みだが、この気温の低下で睡眠の質が良くなったのか、何年かぶりに7時まで寝ていた。

シビックRのフロントガラスを交換し、別途コーティング剤を塗布するとか、雨天時の備えは一切していなかった。今日のように大雨に見舞われると、撥水等の効果が全くないため、雨水がベトーッとフロントガラスにまとわりつく。これがまた視界が悪く、安全が確保できない。

前方視界が悪いままコンビニへ行くと、カー用品が少なからず陳列されていることに気付き、なんとガラコ…ジェットガラコminiが売っている。これで凌ぐしかない!ということで、費用は度外視してお買い上げ。さっそくその場で塗布して、視界を確保。水玉になってコロコロ流れ落ちていくので、即効性もあるようだ。

コンビニに陳列されている商品具合はなかなか驚異で、今すぐ買いたいと思ったものが置いてあることがある。こち亀か何かで、コンビニにおける需要と販売を取り上げたエピソードがあったような気がするが、なかなか興味深い。すぐに買いたいので価格は割り切れるとは狙いどおりとして、コンビニですらカー用品を置くようになったとは、誰が思いつくのだろう。セルフスタンドに併設されているコンビニなら、カー用品がけっこう豊富だったりすることは珍しくはないが、今回は住宅地のど真ん中にあるコンビニだ。

フロントガラスのコーティングは年末の定例作業。この先の天候具合からして、今年いっぱいはガラコで耐えるしかなさそうだ。

その他、要補修箇所

先日、ペダルが折り畳めることが発覚した折り畳み自転車だが、それがどうも故意的、イタズラによる操作が疑われる。ペダル以外に余計なことをされていないか、入念な点検を行っているところ。

そんな異常確認作業だったのが、いつの間にか経年による劣化箇所探しに変わっていた。ワイヤーやベアリングを含め、あちこちを補修しなければならないが、まずはショートパーツ系の補修箇所が見つかった。以下の2点。

DAHON トーフことSlide Block

ハンドルポスト内に装着されている、スライドブロック。通称トーフ(豆腐)。その触り心地からジュラコン樹脂だろうか。

ここが割れてしまうと、ハンドルポストの固定や解除ができなくなる恐れがあるそうで、10mmに満たないブロック状のプラパーツながら、重要なパーツとなっている。よく割れる部品のようで、検索すれば大量に症例が出てくる。

このチャリもしっかりと割れていた。折り畳み不能になると困るので、交換確定。

ハンドルポストのセーフティリング

やはりハンドルポスト関係で、折り畳み用ラッチレバーが不意に動くことを防止する、セーフティリングが割れている。ラッチレバーに引っかかる部分は残っており、機能そのものは失われていない。

経年で少し傷んだ機械に対し、修理しながら使い続けることは、慣れたもので定例みたいなもの。まずは補修用の部品が入手できるかどうか。

為替のユウウツ

ディーラーでシビックRの部品を発注して、いくつか欠品で入手できないことが判明。ま、そういうものだよなーと割り切って帰宅。ここのところは勤務パターンがバラバラで、次に店舗へ向かえるのはだいぶ先。

改めて部品番号で検索を掛けてみると、やはりというか。国内ではなく、アメリカに在庫があるようだ。1個20ドル少々で、これを書いている時点での円相場は148~149円。換算すると3,000円といったところか。これに送料が加わると、なんだかんだで1渋沢になってしまうことを覚悟しなければならない。

これが1ドル=120円くらいになると、その20ドルの部品は2,400円くらいになり、最も早い換算数値だった1ドル=100円なら2,000円。ちなみに過去最大の円高は2011年10月31日の1ドル=75円32銭だったそうで、こうなると1,506円とビックリセール状態。

円高なら安く仕入れて、国内で定価で売れば輸入業者はじゃんじゃんばりばりーといった具合になり、一方で円安になれば輸出する企業にとっては海外での売り上げがアップし、これまたウハウハになる。…と、一般的には言われているが。

昨今の世界的な経済状況から、材料価格そのものが高騰。それに伴うコストが膨らんでしまい、円相場に関わらず収益が苦しいといった事態に陥っている場合もあるそうだ。

今すぐ必要な部品ではなく、あくまで興味本位なので、急ぎの都合ではない。しばらくは円相場を眺めながら、購入タイミングを迷い続けることになった。

畳めるペダル

ちょっとしたカー用品を買おうと、近所のオートバックスに行ってみたら陳列していない。豊富に揃っているように見えて、意外と種類は少ない。こうなるとホームセンターのほうが希望ありそうだ?と、さらに移動する。そんな具合で、小さいものメインの買い出しなのでシビックRは使わず、小回りの利く折りたたみ自転車でダラダラと走っていた。

ホームセンターで探していた商品は見つかり、最初からこっちに向かえばよかったぜと思いつつ駐輪場へ戻ると、なぜかペダルが折り畳まれていて…?あれ?

畳めるペダル

フレームだけでなく、ペダルも折り畳めるとは知らなかった。その場でガチャガチャと動かしてみて、使用状態と折り畳み状態がスムーズに切り替えられることを確認。この事実を知らなかったために、折り畳めるペダルを別途注文する寸前であり、一旦ストップを掛けておく。

折り畳めるのならば、車載するときに全体の厚みを減らすことができて、より携行しやすくなる。輪行袋に詰めて電車で輸送することを考えると、やはり厚みはなるべくないほうがいい。

それにしてもだ。けっこうな力を加えないとペダルは折り畳むことはできず、倒された拍子に切り替わったとは考えにくい。意図的に動かされたとしか思えず、なかなか不気味な出来事。

ほぼ毎日、どこかで自転車が盗まれており、行政と警察の安全推進組織においても認知件数が凄まじいことになっている治安状況。ただの折り畳み自転車ではなく、スポーツモデルに分類される以上は、駐輪するにも気を使わないといけないようだ。

少より多

シビックRのボンネットを開けて簡易点検していたときのこと。

カウルトップ固定クリップの異種発見

カウルトップを固定するクリップが、一つだけプッシュターンクリップになっていた。青が正規、赤が異種。恐らくは、フロントガラス交換でカウルトップを外した際、正規のクリップを割ってしまったのかもしれない。

純正クリップの部品番号は91515-SR3-000で、一個あたり200円近くになってしまう。消耗品に近いこのテの部品は互換品が売られており、ついでにパック詰めになって複数個でセットになっている。

クリップは何度か脱着を繰り返しているうちにツメが変形し、固定力が失われてしまう。現車のクリップも、だいぶ傷んていることが予想され、ついでに後日カウルトップを開ける計画があり、この時にクリップは新品に入れ替えてしまえということになり。

91515-SR3-000のパック詰め

50個入りのクリップを買ってくる。セールや割引券を使って、結局1,000円程度に収まる。これで一個当たり20円まで抑えられて、複数のクリップを一斉交換するのだから、足りないよりかは多い方がいい。

一通りのリフレッシュは終わってしまい、もう作業は減る一方だろうと思っていたら、そうではないようで。

使えよタダじゃねぇんだから

小惑星探査機「はやぶさ2」は、2026年7月にトリフネ(2001 CC21)へのフライバイを目指して航行中で、さらに2031年7月に1998 KY26での接近探査を計画している。設計寿命を大幅に超える中での航行となり、少しずつ経年劣化による不調が出始めているそうだが、この先どう対処していくか、実に興味深い。

年月は少し遡って、2018年4月。機体からのテレメトリーや地上局との送受信状況を広報用として公開する、はや2NOWというWebサイトが設置された。

旧はや2NOW

▲画像はJAXA Hayabusa2 Projectの2018年4月20日のトピックス「はや2NOW」公開より引用。

差し障りのない情報がベースになるので、全てを把握することはできないが、目標の小惑星、地球、機体の位置、イオンエンジンの稼働状況や姿勢制御用スラスタの噴射時間、地上局との通信状況が分かりやすく表現されていた。

このWebサイトは本腰を入れて管理しているわけではなく、本業の合間にいじっている様子らしく、データ更新が途絶えていることが多々あった。地球帰還と拡張ミッションへ向けて、2020年末に一旦リニューアルしたが、次第に放置されるようになり、ここ数ヶ月は全く更新されなくなっていた。

さて昨日、X9.0の太陽フレアが発生し、各種情報を眺めていた。そんな中で、はや2NOWはどうなったっけ?とふと思い出して、完全に放置状態となっているはずのはや2NOWへアクセスしてみると。

更新されたはや2NOW

しれっと更新されたっぽい?

はやぶさ2、地球、それに目標となる2001 CC21と1998KY26の位置が正しくなっており、Kaアンテナも点滅。通信は昨日の昼前に行われたそうだ。

独自ドメインやサーバを契約して、いわゆる個人のホームページをこうして維持しているから分かるが、Webサイトの維持はそれなりに費用が掛かっている。はや2NOWでも、公開用のWebページをサーバに用意し、さらにjpドメインとSSL化を行っている以上、僅かながらもコストが掛かっているわけだ。長らく放置し、思い出したかのように更新するくらいなら、貴重な予算が無駄になる。閉鎖したほうがいい。

はや2NOWに限らず、JAXAの国民に対する広報への意識の薄さは昔から。知りたい人だけが知ればいいという、受け身の姿勢が組織にあるのかもしれない。一歩間違うと、一部の研究者が宇宙への知的満足を得るためのオナニーになってしまう。何かと予算不足で苦しい思いをして、少しでも改善をしたいならJAXAをより幅広く知ってもらうことが第一だろう。

恒例の彼岸花

今年はどうかな?と思っていた彼岸花だが、花茎がぐんぐん伸びてきて赤い花が咲いてくれた。過酷な土地環境ながら、立派な生命力ではないか。

2024年の彼岸花

咲くタイミングが訪れれば、ようやく涼しくなってくる。植物類は温度変化に敏感で、この彼岸花の場合は土の温度で季節の変化を感じ取るそうだ。つまり、人間にとっては残暑が長らく続いている中で、彼岸花は土の温度から秋の訪れ、季節が移り変わっていることを感知し、花を咲かせていた。

ここ数年、記録的な猛暑だとか、過去最高の残暑、観測史上最も高い気温…といったネガティブな温度環境の報道を毎年聞く。そんな中で花を咲かせているのだから、辛い残暑は終わり、冷え込んでくる日も近いことを示している。すると今度は、過去最強寒波、爆弾低気圧と、これまたインパクトのある表現が続く。

そういったオーバーな表現で注目させることで、視聴率やPV数を稼ごうとしている気がしなくもないが。

大きく曲げて

車の整備用に、マイナスドライバーの先端を曲げ加工したツールを使っていることは以前も書いた。曲げた先端が短く、あと少しが届かない場面が出てきて、長いタイプも作ることになった。

今回、ベースにしたのはTONE PGSPT-100という工具で、本来はブレーキキャリパー内のシールを除去する場面で使う。

TONE PGSPT-100

これがベースとなったTONE PGSPT-100。製造された段階で先端は曲げられているが、写真と現物での印象は大きく異なる。

PGSPT-100の寸法図

ここまで掲載した写真と図面は、TONE PGSPT-100から引用。

寸法図の方が分かりやすく、H部分が曲げられている量で、そのサイズは僅か4mm。孫の手の如く、狭くて奥まったところに突っ込みたいわけで、4mmの曲げでは全く足りない。

万力に挟んでハンマーでコンコンと叩き、より曲げていく。

曲げ加工終了後

一旦曲げてしまうと元には戻せないので、少しずつ叩いて理想の曲がり具合に仕上げていく。

先端部分

内装や車体を傷つけにくくする、先端の丸加工はそのまま。化学実験用の薬さじにも見える。

先端が針状になっているピックツールは多数あるが、ヘラ(さじ)状になっているこのテのツールはなかなか見つからない。探すより自分で加工したほうが早い。