プレリュードのインマニ/サージタンクには、『PGM-FI PROGRAMMED FUEL INJECTION』と表記されたアルミエンブレムが貼り付けられている。特有のレトロな雰囲気がなかなか良くて、エンブレム単体でデスク上に飾っておくのも悪くはない。

▲画像は『プレリュードが好きなんです。』のアルミのサビ取り「アルミレスキュー」より引用。
これがPGM-FIのアルミエンブレム。調べてみると、3代目プレリュードは1980年代後半の登場。インジェクション車が普及し始める時期だっただけに、高性能なエンジンを搭載していることをアピールする意図があったのかもしれない。EFシビックにも似たようなデザインのアルミエンブレムが貼り付けられている。EFシビックとプレリュードではサイズが異なるので、応じて部品番号も違ってくる。
さて、このアルミエンブレム。オークションで何度も見たことがある。実際に何度も落札されているようで、相場も掴みやすくなっている。

一枚1,990円で落札されている。部品番号は隠されているが、ホンダのステッカーが見えているあたり、純正パーツであることが想像しやすい。
ちなみに、メイン画像の下側にチラリと写っている無鉛プレミアムガソリンのホンダ純正ステッカー、1,100円での即決となっているが、ディーラーや部品商で17669-PRC-000で注文を出すと200円でお釣りがくる。

こちらは部品番号が出されているパターン。画像を縮小したことで少し分かりにくくなっているが『17113-PH3-300』と表記されている。二枚セットで5,250円で落札されたようだ。

こちらも部品番号が見える。やはり『17113-PH3-300』で、2,700円で落札された。
プレリュードのインマニ/サージタンクに貼り付けるアルミエンブレムの純正部品番号は、17113-PH3-300と判明する。それでは、17113-PH3-300で改めて検索してみると、今度はAmazonにヒットする。

Amazonでは823円で売られている。ただし、アルミエンブレム全体の画像は掲載されておらず、Amazonにおけるホンダ純正パーツの共通画像となっている。
このような検索による僅かな調査だけで、いわゆる転売屋を通すことなく、純正パーツを買うことができる。部品番号が隠されているパーツは、まだ供給が続いている可能性が高い。それでいて、なぜ部品番号を出していても、市販価格の数倍もするオークションで落札、取り引きが成立するのか。
・そもそも部品番号が分からない。
・調べ方が分からない。部品番号で検索することを知らない。
・Amazonにヒットしたとしても、共通画像のせいで現物が分かりにくい。
・多少高価になっても、現物と部品番号の画像が揃うオークションのほうが安心できる。
こんなところだろうか。
Amazonでの共通画像で分かりにくいなら、その部品番号で画像検索を行えば、いくらでもパーツの写真は出てくる。それら何枚もの写真を比較していくことで、パーツと部品番号を照合することができる。
それでは実際に、Amazonで17113-PH3-300を購入してみる。共通画像により、相変わらず現物は分からない。

5月3日に到着済みで、一枚あたり823円で二枚購入して計1,646円。先に掲載した、オークションの二枚セットと比べても3,604円も抑えられている。
段ボールとパッケージを開封すると

プレリュードのアルミエンブレムが到着した。アルミ部分表面は薄いビニールカバーが施されていて、装着時は剥がすことになる。裏面は3M製の両面テープで、これなら熱くなるサージタンク部にも耐えられそうか。現車に貼るつもりはないが、このまま飾っていても違和感のない仕上がりのアルミエンブレム、なかなかカッコイイ。
旧い車の維持は、資金力や人付き合い(=受け入れられる整備工場やディーラー)が重要と言われることが多い。誰も言おうとしないのが不思議だが、実はネットリテラシーも必要になってくる。情報の取捨選択は基本で、廃番!希少!なんて煽りで高額落札したら、実際は普通に流通している部品だったというオチは珍しいハナシではない。
パソコンやスマホで簡単に物事を調べられる時代になって、もう何年経過したのだろう。今はAIによる情報検索と提供も行えるようになっており、●●の部品番号が知りたいと尋ねれば、それなりの答えが期待できる。但し、AIが絶対に正解とは限らないため、何度も調査を重ねていくことは必須。ある種のプライベートゾーンなのだから、堂々と「検索が分からない」とでも打って、一つひとつ勉強していくこともネットリテラシーを高めていく第一歩だ。
ネットを使いこなせるか否か、つまり情報格差が旧車維持の難易度を左右することは間違いないだろう。