駅から職場までは、シェアサイクルを使う。毎日の早朝から静かな争奪戦になっており、貸出可能台数は『0』や『1』はよくある状況。どうしても0のままであれば潔く諦めて、近隣にある別のサイクルポートから借りることになる。
今日も1台しか空きが無く、しかもバッテリー残量は少という表示になっていた。

見るからにバッテリー切れが近そうな気配。しかし、残り10%程度はあるだろうと期待して予約を入れておき、サイクルポートに向かう。
予約を入れておいた自転車の開錠手続きを行い、アシストシステムを起動。するとバッテリーの残量は僅か3%、走行可能距離に至ってはパワーモードで3km。職場までは2.5kmなので、数値上は走り切れるが。
自転車に跨って漕ぎだすと、2%→1%となり、いきなりのバッテリー切れ。恐らく、前回の会員の時点でバッテリー切れを起こしており、先の3%は自然回復した電力だろう。首都高と運河を渡る2ヶ所の陸橋を越えなければならず、残り1%をどう使うか。
電力節約のために、平地ではアシストシステムをOFFにする。システムを切った電動アシスト自転車は、特有の重量から本当に乗りにくい。また、シェアサイクルというメンテナンスが行き届いていない自転車なので、タイヤの空気圧は低め。自転車の重量とタイヤの低い空気圧でスムーズな加速ができず、速度を維持しようにもペダルが重く、あっという間に脚が疲れてくる。
使える電力の余裕が無くなり、必要なタイミングで最小限の電力を使うとは、さながらアポロ13号か。一つ目の陸橋の上り坂でアシストシステムをON、登り切ったらすぐにOFFとこまめに切り替えつつ、二つ目の陸橋に入る。するとバッテリー残量は0%表示に。
二つ目の陸橋は緩やかな上り坂なので、アシストシステムに頼らず登り切れる。ペースを極端に落としてゆっくり登坂、陸橋からの下り坂で勢いをつけて、そのまま職場近くのサイクルポートへ滑り込む。

初めて見ることになった、0%表示。このサイクルポートに入ってから、今日一日は誰も借りることなかったようで、帰り際にも同じ位置に置かれていた。予約の時点でバッテリー残量が少ない自転車は、誰も借りたがらない、だから最後まで残っている…と体験を通じて理解することになった。
朝から脚が疲れたが、決して悪いものではない。ちょっとした運動と捉え、これでカロリー消費に繋がると割り切っておく。