更新…Y18#06

『ハーフシャフト(インターミディエイトシャフト)の交換』を追加。

作業そのものは昨日の6日に行われているため、レポート上での日付は7月6日にしている。ディーラーに車を受け取りに行ったのが17時過ぎ、そして雨が降っていたことから既に暗く、外されたハーフシャフトの状態や車体の確認はできず、今日まで持ち越しとなった。

交換作業に失敗したとき、冷や汗モノになったのがアウターシールを破損してしまった部分。内側には防水用のグリスが充填されており、熱が加われば粘度が少なからず落ちて、流出してしまう危険性があった。内部に水が浸入してしまえば錆の原因になり、ベアリングのスムーズな回転が妨げられてしまう。作業を打ち切った6月30日の時点では、翌週に雨マークがなく、ジメジメした晴れに耐えればいいと思っていた。が、天気予報はあくまで予報であり、正確に当てるものではないので、週の後半からは戻り梅雨に見舞われてヒヤヒヤし続けていた。

ディーラーに駆け込んで、最短でピットの空きがあったのが昨日の6日だった。この日は都合よく会社が休みで、シビックRも定例運行が無い。年間を通じてほぼ毎日、朝から晩まで通勤や買い物で走り回っているために、一日空くというのは本当に珍しい。このチャンスは存分に活かさなければならず、即予約、作業依頼。アウターシールが破損したままでの運転が、一週間で脱することができた点は本当に運が良かった。

振り返ってみれば、去年12月に作業計画がスタートした。今年1月に部品手配、2月の260,000kmで下見分解…あわよくば、このタイミングで交換できれば好都合だったが、それは適わず。6月末に270,000kmに達し、さぁ交換!と思ったら失敗して、プロの手で作業が進み、本日最終チェックOK。これでハーフシャフト交換計画は完遂となり、合計七ヶ月近い宿題が片付いた。

この一週間、シビックRの損傷状態が気になっているだけでなく、身内が急病の症状を発し、病気かもしれないという不安が続いていた。シビックRは部品交換が済んで、身内も所見なしという診断結果が出て、ようやく安堵できる環境に戻った。おかげで変な疲れを感じており、早くも体調不良の兆しが出てきてしまった。

パワーリザーブの測定 鉄道時計編

朝っぱらからオウム真理教の元代表、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚、他元幹部6名に対する刑執行速報に驚き、情報収集を重ねていたらシビックRをディーラーに預ける時間が近づいていた。一旦帰宅し、空いている時間は預かっている鉄道時計の組み立て作業を行っていた。

シンプルな機械式時計なので部品点数は少なく、組み立て作業は淡々と進む。今回はエピラム処理を行っており、コーティングで潤滑油の飛散を防ぐ効果を期待しつつ、注油しながらどんどん組み立てていく。途中、正しく動作するかザラ回しによるチェックを行い、軽々動く様子を実際に見て一安心。同時に、心地よいチクタク音も聞くことができた。潤滑油がしっかりと広がっているためか、保持台に軽く触れるだけで、アンクルが右に左に動いてしまうほど、よく動いてくれる。

パワーリザーブの測定開始

一連の組み立てが終了し、最低限の動作確認ができる状態まで仕上げたら、次はパワーリザーブの測定となる。香箱を組み込む際に、ネジの締め付けに応じてぜんまいを巻き上げてしまう構造になっており、完全に解けるまでの時間を有効利用する。古いムーブメントなので正確なパワーリザーブタイムが分からず、40時間程度が目安となりそうか。

15時ジャストから計測開始し、40時間後は日曜日の午前7時となる。このときまで、テンプが往復運動を続けていれば、手巻きの機械式時計として十分な使用時間を持っていることや、ぜんまいが解けることで失われていくトルクでも動くくらい、各軸の健全性が保たれていることが確認できる。はたして。

発炎筒について

車には非常用信号の装備が義務付けられており、必ず自動車用緊急保安炎筒=発炎筒が搭載されている。道路運送車両法によって定められている。高速道路の工事規制区間の前から、鮮やかな赤い光を放ちながら燃えている物体を目にすることがあるが、アレが発炎筒。

事故等の緊急事態のときにも、後続車に危険を知らせるために使うことになるが、その設置場所が少々問題あり。使うときは素早く使いたいのに、助手席側の左足付近に引っ掛けられていて、使うまでにはちょっと遠い。考え方によっては、車や事故現場から退避しながら、発炎筒を取りに行くように配慮されているのかもしれない。

燃焼時間も問題があって、5分程度で燃え尽きる。事故が発生したら、直ぐに二次災害を避けながら負傷者の救援、警察や救急への通報を行うことになる。この二次災害の防止のため、後続車や周囲へ異変を察知させようと発炎筒を使ったところで、5分程度の燃焼では全く足りない。一方通行の高速道路なら上流側だけで燃やせばいいが、一般道では対向車にも知らせて安全は確保したい。カーブ内での事故なら見通しが悪く、複数本設置しないと二次災害の危険性が増す可能性もある。経験上、警察や救急に通報しても、現場に到着するまでは20分近く要する。

なるべく長時間燃やし、使うときは運転席からでもすぐに使いたい。状況に応じて複数本を燃焼させる可能性を考えて、発炎筒は標準装備の助手席側足元だけでなく、グローブボックス内にも放り込んでいて、しかも3本。

グローブボックス内の発炎筒

EK9一台で合計4本搭載しており、一本ずつ使っても計算上は20分は燃やせる。状況によっては、応援車両の発炎筒も使わせてもらうことや、事故車両から取り出すこともあり、応じて燃焼時間の延長や周囲へのアピールに繋がってくる。

事故直後の救援の際に、事故車両から取り出して燃焼すべく、使用の同意を求めたときに「発炎筒どこだ!?使うぞ!」「なんですかそれ…」と返されて唖然とした経験もあったりするわけで、公道でハンドルを握るなら、そういった非常用装備の知識は常に頭の中に入れておかなければならない。500円程度で購入できるし、有効期限が切れてもたいてい燃える。複数本搭載しておき、万一に備えておくことは、悪いことではないはず。同時に、三角板も忘れずに。

かつて習った鉄道の事故教育での「発炎筒を炊きながら現場から830mダッシュして信号雷管を30m毎に二ヶ所設置、今度は600mダッシュして現場方面に向かい、そこで後続列車に危険を知らせ続ける」というルール(現在は廃止だっけ?)が今なお妙に頭に残っている。このために交通事故の救援でも、上流側に走って発炎筒を設置していた。車でも異変を察知してからブレーキを掛け、危険を回避するまでにはけっこうな距離を走ってしまうことから、600mとは言わずとも、余裕を確保するために覚えておいて損はない。

安全の確保のためには、一致協力しなければならず、疑わしい時は手落ちなく考えて、最も安全と認められる方法を採らなければならない。元ネタは安全綱領。

今年も残り半分なので

早くも今年末までの走行ペースのプランを立てたり、法定12ヶ月点検の作業依頼内容を考えているところだ。

総走行距離の目標が384,400kmとしているところであり、そのために向こう数年単位の長期的な性能維持プランを組み立ててきた。具体的には車検と法定12ヶ月点検に沿って、四年周期で各重要パーツのオーバーホールを依頼するものだ。

2015年12月:ブレーキホースとデスビキャップ/ローター交換
2016年12月:ブレーキマスターシリンダー及びブレーキキャリパー OH 交換
2017年12月:なし
2018年12月:なし
2019年12月:ブレーキホースとデスビキャップ/ローター交換
2020年12月:ブレーキマスターシリンダー及びブレーキキャリパーOH
2021年12月:なし
2022年12月:なし

こんな具合で依頼パターンを設定しており、EK9に乗り続ける以上は四年周期で繰り返す。

だが、今年の春先に記事にしたように、洗車時にブレーキキャリパーへホイールクリーナーを吹きかけてしまい、表面のメッキを落としてしまうミスをした。見た目の問題だけで、制動には全く問題はないが、今どきの耐食メッキが何年に渡って維持されるのか?という、長期的な観察ネタを失ってしまった。ミスのリカバリーということで、今年の法定12ヶ月点検では、ブレーキマスターシリンダーの再オーバーホールとブレーキキャリパーの交換が確定。現在のブレーキキャリパーは僅か二年で手放すことになるが、目につくエアロパーツ等を損傷した場合、修復しないで新品交換する人だっているしな、それと一緒!と、言い訳をしていたりする。

こうなると、2020年度の予定が2018年度に前倒しになるので、2020年に予定していたブレーキマスターシリンダーとブレーキキャリパーのオーバーホールは2022年にズレる。この点の修正もほぼ完了となる。

そして走行距離。今年中に280,000kmに達したいところだ。そうなると月平均1,600km程度で、日帰りのドライブをこなしてもちょっと辛いが、秋口からは長距離ドライブの予定が今日までに4本組まれており、うち3本が数日で1,500km近くを走るコース。ドライブはまだまだ増えるはずで、月あたりの走行距離が伸びなくても、補正は間に合うはず。

と、ここまで書いていて気づいたのは、旅行のプランニングと一緒の感覚だった。実際の旅行以上に、計画や考えている時間が楽しかったりするアレだ。ある意味ではEK9で月面旅行になるので、そりゃ楽しめるわな。

エピラム処理 鉄道時計編

無事に磁気抜きが終わった鉄道時計に、いよいよエピラム処理を行う。エピラム処理は部品へ直接行う一種のコーティングで、潤滑油を撒き散らしにくくすることで、長く留めることができる。

時計修理用として売られているエピラム処理液は凄まじく高価なもので、Amazon価格の場合、100cc入りで20,000円前後。ちょっと手が出ない。ところが、無水エタノールとステアリン酸を個別に入手し、配合すると自前で作れるという情報をキャッチし、レシピも簡単に見つかることから、さっそくエピラム処理液を作ることになった。

必要なものは無水エタノール100cc、ステアリン酸0.08~0.09g、電子はかり、ビーカーとガラス棒、シャーレや陶器系の器など。

電子はかりで計測

200g入りのステアリン酸から、0.08~0.09gしか使わないので、パックはほぼ一生分の量となる。実際はナマモノなので長期保存には向かず、適度に買い換えることになるが。量ったステアリン酸を100ccの無水エタノールに混ぜて、上澄み液を別の容器(ここではシャーレや展示用のマグカップ)に移し、そこで時計の部品を30秒ほど浸して、自然乾燥でコーティングしていく。

入手に時間が掛かったのが実は無水エタノールで、地元の薬局に行っても「うちには70しかなくて」と、消毒用しか見当たらず。しかも、お互いに消毒用や無水といったキーワードを言わず、私も「99が欲しいんですけどね?」と言うあたり、もしかしたら別の用途で薬品を欲しがっている客に見えたのかもしれない。

時計修理中のデスク

各部品を漬け込んで、しっかり乾燥させれば、いよいよ組み立て作業に入れる。時計のオーバーホールをする機会はそう多くなく、不完全な保管で質を悪くするより、その都度作り出したほうが良質な処理液を用意できると考えたため、自前のエピラム処理液は、燃えるゴミとして廃棄した。

義務教育時代は理科室が大好きで、現状のにビーカーや薬品が並んだ机になって、大満足。

穴を塞いだ!

右側のフロントサイドアウトリガーの穴をカバーするホールキャップが無く、ついでにエキマニの固定用ボルトも長らく失われていたことを記事にしたのが、6月28日のこと。部品が揃ったので、さっそく装着していく。

エキマニの固定用ボルト装着

エキマニの固定用ボルトを装着し、きれいなメッキのボルトが光る。10年以上に渡って空きっぱなしだったボルト穴は無事で、何事も無く締めることができて一安心。

ホールキャップを装着

フロントサイドアウトリガーにホールキャップを装着し、水の浸入を少しでも防いでおく。

さてさて。
昨日の車いじりの最中に、ケガをした。バール (のようなもの) とピンチバーである部品をこじっていたところ、顔の方向に飛んでしまい、ヒットした顎と口腔内に内出血が生じた。歯茎まで衝撃が及び、歯が折れたかと思ったほどだ。口腔内は人差し指の爪程度に赤黒く腫れており、回復はしばらく時間が掛かりそう。肘や膝にも青あざがあって、無茶し過ぎたかな?という感じ。どうやっても取り外せず、ディーラーに緊急入院、プロの手で対処してもらうことになった。